Aladdin Xから発売された、「Aladdin Marca Max」プロジェクターをレビューさせて頂く機会を頂きました。
Aladdin Marca Max(アラジン マルカ マックス)は、超短焦点のプロジェクターで、リビングに置いて馴染むデザイン性と超短焦点故の投影場所から17.8cm程度離して設置すれば100インチクラスの大画面が堪能できるという場所の取らないプロジェクターです。
Aladdin Marca Max プロジェクターの主な特徴
Aladdin Xは、既にご存じの方もいると思いますが、シリーリングライトとプロジェクターが一体になったポッピインアラジンを発売しているメーカーです。
このAladdin X から発売された、「Marca Max(マルカマックス)」は、Aladdin Xシリーズ史上最高の映像体験を謳っており、壁からわずか17.8cmの距離で100インチの大画面4K映像を投影できる超短焦点プロジェクターです。
一般的に普通のプロジェクターは、100インチで3m以上離すことが多く、設置場所を適切に合わせる必要がありますが、Marca Maxのような超短焦点プロジェクターであれば、壁際とかにポンと置くだけでOKなわけです。
この手軽さで映画館のような臨場感を自宅で手軽に楽しめる点が大きな特徴です。
主な特徴は以下の通りです。
- 超短焦点プロジェクター: 壁からわずか17.8cmの距離で100インチの大画面を投影可能で設置場所を選ばない。
- 高画質: 4K UltraHDの高解像度、IMAX Enhanced認証、Dolby Vision対応により、美しい映像を楽しめる。
- 高輝度: 2500ANSIルーメンの明るさで、昼間でも明るい映像。
- サウンド : 80Wの高出力スピーカー搭載で迫力のある音を楽しめる。またBluetooth接続してスピーカーとしても使える。
- コンテンツ: Aladdin OS搭載で、様々な動画配信サービスやアプリを利用できます。
- シンプルなデザイン: どんなインテリアにも馴染む洗練されたデザイン。
*Aladdin X様にお借りしてのレビューです。
外観
同梱物は電源ケーブル、リモコン、電池、マニュアルとなっています。
サイズは510mm×144mm×270mmと、幅はあるものの壁際とかに据え置きするので邪魔にはならないし、デザインもグレーとシルバーで高級感があります。
我が家では、壁際にプロジェクタースクリーンがあるので、近くに台を持ってきて置いてみました。もちろん投写する場所が壁であればTV台や、棚などの上に置いてもOKです。
本体の右下harman kardonのロゴと共に電源ボタンがあります。
背面には入力端子があり、右からLAN、AUDIO、HDMI x3(1つはeARC)、USB x3、オプティカル端子となっています。無線LANも可能。eARCはサウンドバーなどのeARC対応デバイスをHDMIで接続できます。
とにかく端子は豊富で、TVやゲーム機など様々なソースを常時繋いでおくことができます。
Google TVストリーミングデバイスが付属
Aladdin Marca Maxを購入すると、もう一つHOMATICSのGoogle TV対応のストリーミングデバイスが購入特典として付属します。これはAladdin Marca Maxには、独自OSであるAladdin OSが採用されていて、このOSがNetflixなどのアプリに対応していないという面もありそう。しかしこのGoogle TV対応のストリーミングデバイスで、Netflix等の好きなアプリをインストールして使う事ができます。
デバイスとしてはHDMI端子に繋ぎ、USB電源を供給すればOKと使い方は簡単。
こちらのGoogle TV対応のストリーミングデバイスのほうは、Netflix、YouTube、Amazon Primeビデオ等の一発起動ボタンがあり使い勝手も良いです。
Aladdin Marca Max付属リモコンはこちらのように十字キーと設定、ホーム等の一発起動、音声検索等が使えるリモコンとなっています。
4K高画質映像と音は抜群に良い
昼間、カーテンをしないような環境であっても、視認性は充分高いです。
Marca Maxは2500 ANSIルーメンとプロジェクターとして非常に明るい仕様の為、くっきりはっきりとした映像で、部屋を暗くしていればTVで見るよりも綺麗。
正直こんなに綺麗なプロジェクター初めてで、家族全員で「すげぇぇぇ」と驚きました。気分的には映画館です。
IMAX Enhanced認証を取得している為、Disney+などのIMAX Enhanced対応コンテンツでは、更に綺麗になります。
IMAX Enhancedに対応していないとしても、YouTubeやNetflix、または自分で撮影した4K映像に至るまで、とにかく高画質です。
あまりの美しさに見とれるレベル。本当に誰が見てもこれぞ映像美と感じられるはず。
高音20W x2,中低音 20W x2の合計80Wのスピーカーの迫力も充分以上。当然普通のTVとは段違い。我が家はSONYの55インチTVですが、もう一発でMarca Maxのほうが断然音が良いことが分かる。TVでは味わえない、重厚感、奥行きといった音が体感できます。
画面調整 – 台形だけでなく凸凹までも調整可能
オートフォーカスは自動で働き、少しでも角度や商店が変わると勝手に調整してくれますし、スクリーンの画角がだめでもスクリーンフィット機能で調整してくれます。
そうした細かい画像調整だけでなく、その他設定も非常に豊富で、Bluetoothでの接続や、システム系など、事細かに設定ができます。
また凄く便利なのが、アプリを使った壁面凸凹補正。
壁面やプロジェクタースクリーンが僅かにゆがんでいると、映像も波打ったようになってしまうことがあります。
これ、台形補正とかでは直せないんですよね。
でもAladdin Marca Maxは簡単に修正できます。
アプリは、「Aladdin X」でGoogle PlayストアやApp Storeで検索してインストールします。
アプリ起動後は、既にAladdin Marca Maxが起動していれば勝手に検出されるので「接続」します。
続いてアプリ上で、「機能」タブに移り、「壁面凸凹補正」を選択。
すると以下真ん中の画面となるので、「補正を始めます」をタッチ。
以下のような画面となるので、これをスマホのカメラで撮影します。
そうすると、「補正が完了しました」とメッセージがでて完了。するとこのように歪みがなくなるわけです。
但し、起動毎に再調整が必要な為、多少面倒です。置き場所は固定することが多いと思うので、できればメモリーしておいてほしかった。
ゲームしても遅延なく迫力度半端ない
こんなに迫力あるなら、PS5 Proをプレイするしかないでしょう。
映し出された映像はTVより綺麗。やはり90インチの迫力は半端ない。
ゲームの場合、遅延とか映り具合が気になる所ですが、素晴らしい追従性と映像美、80Wスピーカーの迫力が半端ない。今までTVでゲームしていましたが、今後はずっとMarca Maxでやりたいと思うほど。
映像が美しい系のサイバーパンク 2077とかやったら尚のこと楽しいと思う。
この為にリビングにゲーミングチェアを導入しようかと本気で考えています。
標準で遊べるアプリが充実
Aladdin Marca MaxにはAladdin OSが搭載されており、動画系だけでなく、ゲームや小さいお子さん向けの楽しいアプリが多々インストールされています。
任天堂SWITCHで1100万ダウンロードで一時期人気となった「スイカゲーム」も遊べます。
その他、カラオケは有料だけど、ひらがな、絵本、日本地図等々、幼稚園や小学生ぐらいのお子さんが居るご家庭なら、家族で楽しめそうなアプリが多数あります。
カラオケは専用マイク【Aladdin Mic2】が発売されているので、こちらを使うと本格的にカラオケが楽しめます。
またスクリーンセーバーで時計として表示させたりもできます。
アプリで写真/動画を同期させておけば、プロジェクターで簡単に見れます。家族で旅行に行ったときの写真なども、気軽に投影できるのは意外と便利です。
あえて不満点
Aladdin Marca Maxは、映像は抜群に綺麗、音も素晴らしいのですが、あえて不満点を言わせて頂くと、一つは価格、もう一つはリモコンです。
価格は、37万9,800円。正直かなり高価です。
超短焦点プロジェクターは一般的にこの価格帯であり、Aladdin Marca Maxが特別高い訳ではありません。
それでも極上の視聴環境が手に入る為、価格以上のメリットはあるとは思います。
また付属リモコンですが、入力切り換えが専用ボタンがなく、設定から入力切り換えが必要です。
入力デバイスの電源が入れば自動で切り替わるので、PS5等のゲーム機の電源を入れればOKな面もありますが、Google TV対応のストリーミングデバイスなどの場合は、常に電源が入っているので、「Netflix見たい」となると、いちいちHDMIの切り換えが必要です。
また、真っ暗な環境で使うことを考えると、バックライトがあると良いのになと感じました。
総括:高価格だが最高の視聴環境
超短焦点プロジェクターAladdin Marca Maxは、結論から言うと価格は高いがその価値をしっかりと提供してくれます。
私自身、超短焦点プロジェクターは初めて使いましたが、映像美、レスポンスを含む操作性、凸凹補正等、あるゆる面で目から鱗過ぎるプロジェクターでした。
テーブルの上にポンと置いていつでも使える手軽で場所も取らず、プロジェクターの置き場所に悩まなくて良い。特に壁面の近くに置くだけなので「ここにプロジェクターあります」というような存在感が無いので、リビングの雰囲気を壊すことなく溶け込んでくれるのはかなり大きなメリットでもあります。
スクリーンが無くても白い壁があれば、90-100インチ超の4K Ultra HD視聴環境が簡単に作れる。
2500 ANSIルーメンで高輝度で昼間でも見やすく暗所ならよりくっきりはっきりとした画像で映画/動画を堪能できます。80Wスピーカーの迫力は抜群で、別途スピーカーの必要は無いレベル。
小さいお子さん向けのアプリも充実していますし、大人も子供も楽しめます。
価格は37万9800円と高価ですが、普通のプロジェクターでは手に入らない至極の視聴環境が手に入ります。
このAladdin Marca Maxの良さ、できれば皆さんにも体験して頂きたい。それぐらい体感レベルで違いを感じますよ。