Aladdin Xから発売されている、「Aladdin X2 Plus」プロジェクターをレビューさせて頂く機会を頂きました。
以前、Aladdin X2 Lightをレビューさせて頂きましたが、Aladdin X2 Plusはやや上位バージョンで、以前レビューさせて頂いたAladdin X2 Lightと比較しつつレビューしたいと思います。
Aladdin X2 Plusは、いわゆるシーリング型の照明の代わりに取付けて、室内照明、プロジェクター、スピーカーの3つを統合した3in1のプロジェクターです。
Aladdin X2 Plus プロジェクターの主な特徴
Aladdin Xは、既にご存じの方もいると思いますが、シリーリングライトとプロジェクターが一体になったポッピインアラジンを発売しているメーカーです。
Aladdin Xから発売されているAladdin X2 Plusは、Aladdin X2 Lightと同様に普段はリビングや部屋ののシーリング型ライトとして機能し、プロジェクターとして使う場合はそのままリモコンで電源を入れるだけで簡単にプロジェクターとして機能し、harman/kardonの8w x2 スピーカーも搭載する、3in1プロジェクターです。
Aladdin X2 PlusとAladdin X2 Lightの細かい違いは以下スペック表にしてありますのでチェックしてほしいのですが、X2 Plusはプロジェクターとしては、概ね80~120インチのサイズに対応し、900ANSIルーメンの明るさで投影可能。Aladdin X2 Lightは700ANSIルーメンの為、Aladdin X2 Plusのほうが明るい。解像度はフルHD(1080P)解像度に対応でAladdin X2 Lightと同じです。
照明としては、3800lmで、Aladdin X2 Lightの5500lmよりは少し下がります。6-8畳からリビングぐらいでも充分使える性能です。
シーリングライトに替えて天井付けとなる為、投影場所が不安になる所もありますが、Aladdin X2 Plusは最大32度(Aladdin X2 Lightは最大19度まで)と画角を広く調整できます。
その他、Aladdin OS搭載で、様々な動画配信サービスやアプリを利用してカラオケや子供向けコンテンツも楽しめます。
Aladdin X2 Plus | Aladdin X2 Light | |
プロジェクター明るさ (ANSIルーメン) | 900 | 700 |
解像度 | フルHD (1920 x 1080) | フルHD (1920 x 1080) |
光源 | LED | LED |
台形補正 | 水平±40度、垂直±40度 | 水平±40度、垂直±40度 |
短焦点レンズ | 搭載 | 搭載 |
投影距離 (80インチ) | 約1.47m | 約1.64m |
フレーム補間処理 | – | 搭載 |
ライトの明るさ (最大) | 3800lm | 5500lm |
調光・調色 | 100段階 | 100段階 |
ムードライト | – | 搭載 |
内蔵スピーカー | 8W + 8W (Harman Kardon) | 8W + 8W (Harman Kardon) |
Dolby Audio | 対応 | 対応 |
DTS-HD | – | 対応 |
OS | Android 9.0 | Android 11.0 |
CPU | T950X2 | MT9270 |
メモリ (RAM) | 2GB | 1.5GB |
ストレージ (ROM) | 32GB | 32GB |
Wi-Fi | IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6) | IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
外形寸法 (直径×高さ) | 約476mm × 169mm | 約456mm × 121mm |
重量 | 約4.9kg | 約4.7kg |
*Aladdin X様にお借りしてのレビューです。
外観
同梱物はAladdin X2 Light本体、引掛シーリング用アダプタ、リモコン、電池、丸穴カバー、マニュアルとなっています。
マニュアルはカラー&図解でとても分かりやすく書かれています。
このマニュアルに沿って設置すればOK。
設置は簡単
設置は引掛シーリングがある場所でしたら、どこでも設置可能。ただ天井に取り付ける為、安定した脚立を用意しましょう。
あとは道具要らずで設置できます。
但しAladdin X2 Light本体は4.7kgもあるので、女性一人では厳しいかも知れません。
以下の公式動画のように、補助がの方が一人いれば楽に取り付けられます。
まずは取り付ける箇所の電源をオフにしておきます。
新築でしたら取り付けるだけですが、既に照明がある方は、照明を外しておきます。
以前の照明用のシーリング用アダプタが残りますが、これも外してAladdin X2 Plusに添付されている引掛シーリング用アダプタに交換します。
あとはAladdin X2 Plusを真ん中にぐっと押し込んで行くことで固定できます。
引掛シーリング用アダプタから出ている電源ケーブルを、Aladdin X2 Lightの真ん中の穴に通したら、Aladdin X2 Light本体を天井方向に押し込んで行きます。緑の爪が見えるまでぐっと上に押しつければ、Aladdin X2 Plus本体は固定され落ちなくなります。それを確認したら、最後に電源ケーブルを繋ぎます。
照明カバーを取り付け、ガラスカバーをゆっくり動かして投影向きを微調整すれば完成です。
そして電源オン。充分明るいですね。我が家はリビングダイニングで14畳ぐらいあるのですが、確かにこれ一台で充分な明るさです。
Aladdin X2 PlusとAladdin X2 Lightの比較
Aladdin X2 PlusとAladdin X2 Lightの外観の比較です。左がAladdin X2 Lightで右がAladdin X2 Plusですが、Aladdin X2 LightのほうがLEDが小さくまとまっており、数も多く配置されている感があります。このあたりかAladdin X2 Lightのほうが最大の明るさが5500lmになっている要因にも感じます。
あと違うのはリモコン。左がAladdin X2 Plusで右がAladdin X2 Light。Aladdin X2 Lightのリモコンのほうが洗練させており、上部が照明用、下部がプロジェクター用としっかりと別れておりボタン数も多いので使いやすい。
Aladdin X2 Plusのリモコンはシンプルで、その分直感的に使える。
またAladdin X2 Plusのリモコンは、下部側面に、ボリュームとフォーカスの切り換えボタンがあります。
ただ基本的にはAladdin X2 Plus本体が固定されている為、フォーカス側に切り換える事はあまりないと思います。
シーリングライトとしての比較
3in1の一つの機能である調光シーリングライトとしても、普通のシーリングライト以上に使えます。
Aladdin X2 Plus/Aladdin X2 Lightの照明としての明るさの違いですが、Aladdin X2 Lightはこんな感じで最大輝度にすると結構明るい。
Aladdin X2 Plusもとても充分明るいし、比較しなければ分からない位普通に使えます。ただより明るい部屋が良いとか、普段からかなり明るいライトを使っていますという事であれば、5500lmのAladdin X2 Lightのほうが良いと思いますね。ただAladdin X2 LightとAladdin X2 Plusを載せ替えた時、私の妻と娘は明るさの違いについて全然気付きませんでした。それぐらいの差です。
そしてリモコン一つで、暖色から昼白色まで調光/調色が可能です。但しAladdin X2 Lightのように赤やブルーのムードライトを点けることはできません。
フルHD映像とスピーカー迫力が抜群
Aladdin X2 Lightのメイン機能であるプロジェクター+スピーカーを試してみました。
どうです? 我が家はくっきりはっきりとして美しい映像に、家族一同「おおー綺麗~」と呻ってしまいました。
Aladdin X2 Plusは900 ANSIルーメンでプロジェクターとしてしっかり没入できる明るさを持っています。
夜に部屋が暗い環境だと、このようにくっきりはっきりとした映像で迫力充分。
これ、隣の部屋が一つ照明が点いているのですが、充分綺麗なんです。このあたりが900 ANSI ルーメンの恩恵。細部まで映像がはっきりとしていて、そこがまた迫力に繋がっています。
昼間は当然白っぽくはなりますが、視認性としてはこちらも充分で結構明るく見えます。これはAladdin X2 Light(700ANSIルーメン)では、ここまで及ばないので、より明確に映像を見たいのであれば、Aladdin X2 Plusのほうがオススメです。
我が家はプロジェクタースクリーンですが、壁面とかであればより光が入らずにもっと綺麗なはずです。
そして、やはり音も大切。
Aladdin X2 Plusはharman/kardon 8W+8Wの合計16Wのスピーカーは迫力充分。上から降り注ぐように音が広がるイメージで、うちの妻も娘も「すごっ!」と最初から惚れ込んでいました。これは普通のTVでは得られない。
週末はアニメや映画を誰かが見始めると、家族全員で見てしまうほど。
ネットフリックスでやっている『ベルサイユのばら』の劇場版を妻が見始めたら、全く興味がない私も大画面とスピーカーの迫力で、ついつい見入ってしまい、一緒に最後まで見てしまいました。
ホームプロジェクターの魅力ってほんと凄いなと思います。これTVでやっていたら私は見ていないと思いますし、音と映像が凄いだけで、つい見てしまうんですよね。
画面調整やその他設定も細かくできる
画面調整はAladdin X2 Plusは本体が天井に固定されるため、頻繁に調整は必要ないのが良いところ。
ただそれでも充分に細かい画像調整が可能です。
台形補正は4辺を細かく調整できますし、フォーカス、等倍ズーム、トップ画面のタイルの並び順まで変更可能。
その他設定も非常に豊富で、ライトの設定や画質の設定などが細かに設定ができます。特にライト(照明)の設定は、リモコンボタン数が少ない為、ボタンを押すたびに4つの設定をローテーションさせる事もできます。1回押すと昼白色最大、2回目は昼光色最大、3つ目を常夜灯などにしていれば、だいたい普通のLED照明ぐらいの使い方になります。もちろん明るさや色合いは細かく調整も可能です。
Aladdin Xアプリと連動させると便利
Aladdin X2 Plusは、Aladdin Xアプリを使うとより便利になります。Google Play/AppStoreでAladdin Xアプリを検索するとすぐに見つかります。
アプリを立ち上げると、すぐにAladdin X2 Plusが見つかりますので、タップすると上記右画面のようになります。
この画面でリモコンとしてや、シーリングライトの各種切り換えや、右上のシーリングライトをタッチするとプロジェクターモード切り換えられて、画面キャプチャー、フォトメモリーズのようなスライド写真を見れるように写真を登録しておくなど、機能が追加できます。
家族で旅行や、ペットなどの写真などをアップロードしておけば、大画面で、しかも多人数でスマホで撮った写真を見ることができるので、とても楽しいです。
標準で遊べるアプリが充実
Aladdin X2 Plusにはデフォルトでネットフリックス、hulu、TVer、YouTube等の動画視聴アプリも多数インストールされています。またゲームや小さいお子さん向けの楽しいアプリが多々インストールされています。
任天堂SWITCHで1100万ダウンロードで一時期人気となった「スイカゲーム」も遊べますし、おうちカラオケ(有料)もありますし、レゴ、パックマン256、絵本、日本地図等もあります。大画面を活かして銀河を見たり、おうち美術館で世界の絵画を見るのもいいでしょう。
カラオケは専用マイク【Aladdin Mic2】が発売されているので、こちらを使うと本格的にカラオケが楽しめます。
他にも必要なアプリがあれば、メインメニューにある「Aladdin Store」からインストールが可能です。
インストールできるアプリは、ここに登録されているものだけで、自由にインストールはいできませんが、スポーツ観戦できるDAZNや結構マイナーな楽天TV等もインストール可能。
なおAladdin X2 せPlusにはHDMI端子が無いので、ネット接続でのコンテンツ再生が基本となります。但し、ワイヤレスHDMI器「AladdinX Connector 2」を購入すれば、Aladdin X2 LightにHDMI機器を接続することができるようになります。
また他社製ですが、TV映像を無線LAN経由で見れるXitAirBoxテレビチューナーを使えば、TVを見ることも可能です。
総括:お手頃価格でプロジェクター視聴環境がすっきり
シーリングライトの代わりにもなる3in1プロジェクターAladdin X2 Plusを3-4週間ほど使いました。
Aladdin X2 Plusは引掛シーリングに取り付けるだけという超手軽さでありながら、そこに8Wx2の大迫力スピーカーが一体となってるい為、一般的な据え置きや天井取り付けプロジェクターよりも大きなメリットがあります。
1.天井にプロジェクターを取り付ける手間(金具/工事/費用)は省ける。
2.スタンド型のプロジェクターと違い電源接続が不要
3.シーリング接続は固定の為、画像調整が初回のみで済む(三脚等は場所が毎回変わる為、都度映像調整が必要)
4.プロジェクターで良い音を聞く為のスピーカーが別途不要(Aladdin X2 Plusは8Wx2スピーカー内蔵)
Aladdin X2 PlusはAladdin X2 Lightと同様に、天井シーリング直結のメリットが、プロジェクターとしてのメリットを最大化しています。
またAladdin X2 Plusは、Aladdin X2 Lightに比べて明るさが高く、夜間/部屋が暗い所では抜群に綺麗です。多少明るくても見やすいですし、8W+8Wの合計16Wのharman/kardonスピーカーの迫力は抜群の臨場感が得られます。
Aladdin X2 Lightにスペック上劣っているのは、シーリングライトとしての明るさの面ですが、比較すればAladdin X2 Lightのほうが明るいものの、Aladdin X2 Plusも我が家の14畳のリビングで使っても普通に明るいですし、不満は無いです。(普通よりもより明るくという事であればAladdin X2 Lightのほうが良いでしょうが)
Aladdin X2 Plusは129,800円、Aladdin X2 Lightは99,800円。価格差3万円。
Aladdin X2 Lightはプロジェクター見るのは夜や暗さが確保できる時のみで、シーリングライトがより明るいのを希望する方。
Aladdin X2 Plusは、プロジェクターとしての明るさに優れている為、その映像の美しさを重視する方に向いています。
それ以外は概ね差異はないので、自分の環境、使用状況に合った方を選ぶと良いでしょう。
価格
Aladdin X2 Plusの価格は定価129,800円です。
ただし楽天ではただいまお買い物マラソンが開催中で、その期間中、Aladdin X2 Plus、Aladdin X2 Lightがそれぞれ以下のように値引きれます。また楽天なので当然ポイント還元もあり、実質価格は更に下がります。
価格的にはそれなりにするものなので、こういう機会は積極的に利用しましょう。
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関連リンク
公式サイト : Aladdin X2 Plus