【レビュー】ワンランク上のタブレット「ALLDOCUBE X Game」~200ドルちょいでUNISOC T618よりパワフルでサクサク感増しでゲームも動画も電子書籍もなんでもこなす1台

UNISOC T618以上の性能を持つMediaTek Helio P90搭載の「ALLDOCUBE X Game」を2週間ほど使用しましたのでレビューしていきます。

AnTuTu 20万点越えで2万円レベルのUNISOC T618搭載タブレットが人気ですが、X Gameは価格はそう変わらずにT618以上の性能で使えるタブレットです。

*Banggood様からお借りできましたのでレビューしていきます。

ALLDOCUBE X GAMEの主な特徴

ALLDOCUBEはiPlay40 3兄弟(iPlay40/40H/40 Pro)があるにも関わらず、更にX GameというAndroidタブを投入してきました。

Xシリーズは以前にもキーボードドッキングして使えるALLDOCUBE X Neoという名機がありましたが、X Gameも同じようにキーボード/ペンが使えるタブレットとなっています。

ディスプレイは10.5インチで、解像度は1920×1200のWUXGAと高解像度。

CPUはMediaTekHelio P90で、AnTuTu V8ベンチマークでは概ね21万点、v9だと25万以上で、最近中華タブとしては流行のUSONIC T618と同等かそれ以上の性能となっています。P90自体は若干古めではありますが、性能はタブレットとしては充分で、そのあたりはUNISOC T618あたりと事情は同じ(そこそこ性能で安くてに入る)でしょう。

メモリは8GBでストレージは128GB eMMCを搭載。microSDは最大2TBまで搭載可能です。
メモリ容量8GBはタブレットとしてはかなり余裕があり、Helio P90もそこそこパワスルなので、X GAMEというその名の通りゲームも軽ければ使えるレベル。

バッテリーも7500mAhと0.1インチ小さいiPlay40Hの6200mAhから1300mAhも増えています。
その分重量は475gから530gに増えていますが、厚みは7.95mmと8.2mmのiPlay40Hよりもスリム。

スピーカーは4つ搭載しているので、動画/音楽再生にも最適。

4G LTE周波数帯は日本ではSoftBank系のB8プラチナバンド対応。docomoの4G B1/B3にも対応しているので、都市部なら繋がりやすいはずです。

3G WCDMA:B1/2/5/8 TDS:B34/39
4G FDD:B1/2/3/5/7/8/20/28AB TDD: B38/39/40/41

主要スペック

製品名 ALLDOCUBE X GAME
ディスプレイ 10.5インチ 1920×1200 WUXGA IPS
CPU MediaTek Helio P90 オクタコア 2.2GHz
メモリ 8GB
ストレージ容量 128GB eMMC 5.1
OS Android 11
カメラ フロント: 5MP
バック : 8MP
ネットワーク IEEE 802.11 a/b/g/n
Bluetooth V5.2
2G GSM:B2/3/5/8
3G WCDMA:B1/2/5/8 TDS:B34/39
4G FDD:B1/2/3/5/7/8/20/28AB
TDD: B38/39/40/41
インターフェース USB Type-C、microSD(最大2TB)、
nano SIMx2
バッテリー 7500mAh / 18W急速充電
サイズ 246*172*7.95mm
重量 530g
その他 4スピーカー

同梱品

さっそく開梱していきます。

同梱物はマニュアルとUSB Type-Cケーブルと充電器、それとSIMトレイ取り出しピン。

充電器は日本のコネクタ形状にあっていないものですが、Banggoodでは変換コネクタを同梱してくれています。
充電器は9V-2A=18Wの急速充電対応です。但しアダプタは付けるとかなりでかくなってしまうので、5V-2Aでも充電出来ますし、18W以上の充電器を持っているならそちらでも代用可能。

マニュアルはマルチランゲージ版で日本語もあります。と言ってもの1ページのみでほぼスペック表なのでそれほど必要でもありませんね。

ディスプレイ

ディスプレイ面。10.5インチ 1920×1200 WUXGAの高解像度。普通に鮮明で美しいと言えるレベルです。
最近の中華Androidタブレットでディスプレイが今ひとつな製品に当たるほうが珍しくなりましたが、X Gameも違和感無く美しいと言えるレベルにあります。

その他外観

縦持ちにした際の上部側面には2個のスピーカーとUSB Type-C端子があります。

逆の下部側にもスピーカーx2があり、トータル4つ。そしてこちら側にはSIM/microSDカードトレイもあります。

縦持ちで右側面に電源/ボリュームボタンが配置されています。充電端子側は上となるのは少し珍しいですね。(タブレットなので好きなように回転させて使えば良いのですが)

但しここまで見てきて分かるように、イヤホンジャックがありません。変換ケーブル等も添付されていませんので、有線でイヤホンを繋げたい場合は、別途用意が必要です。

背面。フルメタルユニボディは剛性感も高く傷等の心配も少なそうに感じます。8MPカメラがあり、なにやら接続器端子っぽいものがあります。これは別売りのキーボード兼カバーと接続する為の端子だと思います。普通は側面に端子があるのですが、かなり珍しい位置です。

それはさておき背面は金属製のマット仕様の為、指紋がベタベタつくような事がなく、美しい仕上がりです。

日本語対応と標準アプリ

セットアップから日本語も選択可能なので、あとから日本語化する必要はありません。

またGoogle Play(Playストア)含め、最小限のものしかインストールされていません。

ベンチマーク結果

搭載されているMediaTek Helio P90 オクタコア 2.2GHz CPUの実力ベンチマークで試してみました。
以下AnTuTu Ver9のスコアです。

273835点とAndroidタブレットとしては実用上充分なレベルのスコアです。
UNISOC T618が21万点レベルなので、約30%ぐらいスコアが上です。

実使用でも動画/ネット閲覧はサクサクです。ゲームもそれほど重くないものであれば問題無くプレイできています。例えばウマ娘プリティーダービーは快適に動作しました。

 

電子書籍リーダーや動画視聴機として充分使える

X Gameは電子書籍リーダーとしても充分使えました。
ディスプレイの発色の良さとも相まって、雑誌ライクに読書が捗ります。

雑誌リーダーとして横画面で見開き2ページでも読むことができます。ただし雑誌によっては文字はかなり小さくなるので、その場合は縦画面で1ページ読みの方が良いでしょう。

また漫画リーダーとしても当然優秀。ごろごろしながらKindleで見開き2ページを読むことができるので、とても捗ります。

重さ

ALLDOCUBE X Gameは10.5インチと、他のUNISOC T618搭載タブで横並びになっている10.4インチより0.1インチだけ大きい。それもあるのかわかりませんが、重さは530gと微妙に重い。いつも比較していますがiPad 10.2 LTEモデルは493gなのでそれよりも重い。ただ両手持ちで普通に使う分にはそれほど気にならないし、他タブレットと比較しなければ気付かないレベルです。

それでもずっと持っているケースでは重さは気になるものです。その場合はやはり少しでも軽量なタブレットを選ぶ方が良いでしょうね。

動画は見やすいがSD画質

タブレットと言えばNetflixやアマゾンプライムビデオ等の動画視聴も主な利用シーン。
4スピーカーなので迫力もある程度あり、ネトフリみまくるのも捗ります。

ただ中華タブ全般に言えることですが、NetflixやAmazon Prime VideoもSD以上の高画質が選べません。NetflixでみるとWidevineがL3でSD画質までとなっていました。YouTubeは1080P(フルHD)で再生可能です。

なのでせっかくの高画質動画もSD画質になってしまいますので、ちょっともったいない。
ただ10.5インチのディスプレイで実際見ている分には「ちょっと荒いかな」ぐらいです。

どうしても気になるなら、L1まで対応している、Lenovo Xiaoxin Pad Pro 2021やXiaomi Pad5などを選びましょう。

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まとめと価格

ALLDOCUBE X Gameは全般的に不満の無い良型タブレットですね。RAMが8GBあるので余裕があるし、CPUはUNISOC T618以上のHelio P90でAnTuTu27万点とパワフル。重いゲームは厳しいけどウマ娘ぐらいならサクサク動きます。

動画やネット、電子書籍リーダーとしても快適です。これで価格がセールやクーポンで200ドルちょいで2.4万円程度とコスパとしては充分。ライバルはALLDOCUBEも含めてUNISOC T618搭載タブレットのALLDOCUBE iPlay40HやPro、TECLAST T40 Plusあたりになりますが、価格差がほとんどないか最安時なら20ドル程度しかないことを考えると、CPUのパワフルさの比較ではX Gameのほうがコスパは勝ります。

ただ全体としては動画がネトフリ等でSD画質になる点、530gと若干重い点はマイナスです。

SD画質は他の中華タブ全般に言える事なので、4万円前後のXiaomi Pad5かXiaoxin Pad Pro 2021あたりまでお金を出せば解決できますが、そうでないなら決して欠点とは言えません。(諦めるしか無い)
530gの重さも比較すれば気になるレベルですが、タブレットは基本両手持ちだし、ずっと抱えているような状況は少ない事を考えると、それほどデメリットにもならないと思う。

そう考えるとそこそこパワフルなタブレットが欲しいなと考えていて、予算も2万円半ばぐらいまで出せるなら、ALLDOCUBE X Gameは良い選択肢になると思いますよ。

クーポンも頂きましたので欲しい方は活用してください。

207.99ドルクーポンコード :  BGJPXGAMEKU
211.23ドルクーポンコード :  BG926ea9

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