8インチ WUXGA解像度のディスプレイを搭載したAndroidタブレット『ALLDOCUBE Free Young X5』のレビュー後編です。
今回は日本語ロケールの確認やベンチマーク、電子書籍リーダーとしてどうか?などを試してみました。
前回のレビューはこちら。
プリインストールアプリと日本語化
起動したところ、デフォルトでは英語版になっていました。アプリケーションも基本的なもののみで独自のものはほぼ無し。Google Playもインストールされています。
気になる日本語ロケールですが、ちゃんと入っています。日本語化後は設定関連もほぼ綺麗に日本語となります。
メモリ/ストレージの実使用量
ベンチマーク
MediaTek MTK8783 Quad core 1.5GHzというMediaTekのタブレット用SoCの実力をAnTuTuベンチマークで測ってみました。
ディスプレイは綺麗だけどOGSなのかな?
ディスプレイはWUXGA解像度のIPSディスプレイなので、かなり綺麗です。以下dマガジンですが、高精細の為とても読みやすい。
ただちょっと気になるのがOGSディスプレイという売り文句。奥行きというか段差が無いのが今までのOGSディスプレイの良いところでもあったのですが、4辺をよく見てみると段差が見える。発色も良いしこんな角度から覗かないので気にならないと言えばそこまでですがね。
漫画電子書籍リーダーとしては使いやすい
8インチというサイズは実は漫画リーダーとしてとても使いやすく且つ見やすい。このX5も例外なく漫画リーダー向きです。
ボリュームボタンをページ送りに割り当てれば、私はそれほど違和感なく本体を掴めて、またボタンを押して片手で漫画が読めます。私は特に手が大きくも無く普通なので、わりといいベンチマークになると思います。(手を大きくパーにした状態で、小指の先から親指の先まで21cmです)
総括 : 安価な8インチAndroidタブレットの中ではオススメ
●Good
- 8インチWUXGAディスプレイは鮮明で綺麗
- 160ドル程度という価格は買いやすい
- 軽くはないが充分使い心地のいい重さで持ちやすい
●Bad
- OGSが期待ほどじゃない
- ローエンドSoC(CPU)
OGSに関しては正直「え?」という感じですしSoC(CPU)がローエンドでAnTuTu4万点ちょいはスマホのベンチマークを見ていると「ちょっと低いな」と感じる部分はあります。しかし価格的にも160ドル程度ですし、このあたりは致し方ない面もあります。とは言っても、重いゲームをしなければ操作性でもたつくこともありませんし、そもそもゲーム目的ならこのタブレットは視野にも入らないでしょう。SIMスロットもあるので、外部でネットも可能です。
8インチのコンパクトサイズで、ネットが見れて動画も綺麗に見れて、電子書籍を読む程度。これらがある程度サクサク動くだけでいいいという条件で、価格も100ドル~200ドルあたり(2万円)ぐらいまでというならちょうど良い選択肢になると思います。片手でギリギリ持てるサイズ感はやはり使いやすい。
近い製品としてTERRA MASTER T8があり、そちらはもう少しSoC(CPU)も強くAnTuTuベンチマークも8万点程度かと予想されます。ただ8.4インチと微妙にサイズアップするので、片手持ちで読書が長時間できるかというと微妙かもしれません。その点を考慮しないで良いのであれば、T8もオススメです。
・GearBest.com販売ページ : Teclast Master T8 Tablet PC Fingerprint Recognition
ALLDOCUBE X5 の価格
記事作成時点の価格ですが、GearBest では164.99ドルでセール中です。
・GearBest販売ページ : ALLDOCUBE / CUBE Free Young X5 ( T8 Pro )
送料は基本無料ですが、届くまで1ヶ月以上覚悟する必要があるので、オススメしません。できれば1.19ドル(136円)でPriority Lineという配送方法が選べ、こちらは5-9営業日で届くので、コスパ的にこの配送方法がベストだと思います。
GearBest での購入方法などは、下記記事に取り纏めていますので、参考にしてください。
・GearBest.comの紹介 : GearBest.comを利用して中華デバイスを安く輸入するのも面白い
・GearBest.com買い方ガイド : 中国のGearBest.comでデバイスを買って輸入する方法~注文から届くまで