Amazfitから発売されたスマートウオッチ「Amazfit T-Rex2」を1ヶ月ほど使ってみましたのでレビューしていきます。
Amazfit T-Rex2の特徴
Amazfitが日本で発表/発売したT-Rex2は、1.39インチ 454×454と高解像度のAMOLEDタイプの円形ディスプレイを搭載したスマートウォッチです。
特にT-Rexの名称の通り、堅牢性の高さを重視していて、アウトドア用途でも心配なく使えるように、米軍のMIL STD-810G規格に適合し、-40-+70度の耐性、96時間の耐塩水耐性、耐衝撃、10ATM(100m防水)等、とにかくタフネス。
機能面でも24時間の心拍測定な加え、24時間のSpO2(血中酸素濃度)測定が可能。
その他、スポーツモードは150もあり、ランニング、ウォーキング、サイクリング、水泳等の8醜類についてはT-Rex2が自動判別してそのスポーツ開くようにサポートしてくれます。
GPSはみちびき等の5つのGPSシステムに対応し、さらにデュアルバンド測位でより正確な位置測位をします。
バッテリーの持ちは通常使用で24日もあり、3週間充電要らず。GPSは高精度26時間/省電力58時間も利用可能。
主要スペック
Amazfit T-Rex2 | |
ディスプレイ | 1.39インチ 454×454 AMOLEDディスプレイ |
バッテリー | 500mAh |
バッテリーライフ | 通常使用 : 24日間 省電力モード : 45日 GPS : 高精度26時間/省電力58時間 |
GPS | あり : デュアルバンドと 5 種類の衛星測位 |
防水 | 10気圧防水(10ATM) |
機能 | バイブレーション: あり ヘルストラック: SpO2(血中酸素),24時間心拍,歩数,座りすぎ,睡眠 NFC |
重さ | 66.5g |
まずは開封して外観チェック
開梱品と本体外観をチェックしていきます。
同梱物はマニュアル、USB充電ケーブルのみですね。
充電ケーブルはいわゆるマグネットタイプでかちゃっと吸い付くように固定されます。但し寝ている時に手があたるような一にあれば、外れるような磁力なので、手元には置かない方が良いでしょうね。
もちろんマニュアルは詳しく書かれていて、困る事はありません。スマートウォッチは基本的にアプリとペアリングまでできればあとはアプリ/スマートウォッチ本体を触って行けば概ね分かってきますが、T-Rex2も同じように分かりやすいGUIとなっています。
操作系は左右側面にボタンが2つずつあります。これだけでもスマートウォッチとしては異例。上下ボタンと決定/戻るがあるので、スノボ/スキー等でグローブしたままある程度操作性を高めようという事でしょうが、普段使いでもこういう操作性の高さは有り難い。
初期設定~ペアリングして使える様にする
まずはスマートフォンをペアリングし連動させて使える様にしていきます。
Google Play/App Storeで”Zepp(formerly Amazfit)“で検索するとアプリが出てくるので、そちらをインストールすればOK。インストール後はアカウント作成かサインインします。
サインインした後は、プロフィール→マイデバイスから追加(プラスボタン)をタッチしてT-Rex2を追加していきます。
あとは簡単。勝手に近くのT-Rex2を探してきて、スマホ側とT-Rex2側の双方でペアリング承認したらペアリングが完了します。
ウオッチフェイスは多数から選択可能
スマートウオッチの良いところはウォッチフェイスを好きなデザインに変更できるところ。
オンラインで数十種類から選択可能です。
個人的にはこれがお気に入り。タフネスウオッチ風ですね。
AMOLEDディスプレイは美しい
T-Rex2は1.39インチのAMOLEDディスプレイを搭載していますが、このディスプレイはとにかく美しい。
外で見ても見やすいし、くっきりはっきりしているので、小さな文字も判別しやすいのが最高です。
LINEなどのスマホ通知も可能で簡易返信もカスタマイズ可能
Zeppアプリはとにかく微に入り細に入りという感じで細かく設定が可能。
T-Rex2の本体でできる明るさ、サウンド等なども設定できるし、メニューの有無や追加、並びなども調整できる。
そしてLINE等の通知設定も当然可能。
スマホからの通知設定はアプリ側で「プロフィール」→「T-Rex2」→「通知とリマインダー」からLINEやSNSをOnにしておけば、受け取る事が出来ます。文字は読みやすい大きさで、字数が多ければスクロールも可能です。以下通知一覧ですが、一覧も1行表示してくれるので、誰からのどんな通知かも読みやすい。
面白いのは通知が届いたらクイック返信ができる点で、しかもその返信内容もカスタマイズできる。
設定は5つだけですが、これだけでも充分ですね。
フィットネストラッカー/GPSロガーとしても優秀
フィットネストラッカーとしては一般的な心拍/血圧/歩数計/睡眠といった基本的なヘルスデータの収集が可能です。
24時間の心拍測定やSpO2(血中酸素濃度)の計測も可能ですし、ランニングやウォーキング、歩数データといったスポーツデータのトラックも可能。
デュアルバンドGPS搭載しているので、地図上のどこを移動したかや走ったかもかなり正確です。
その際の心拍数や上り下りやスピードまで分かるので、ランニング等のスポーツの細かいデータを連動させておいてチェックしたい方にはぴったりでしょう。
電池の持ちは抜群
通常使用で24日使用可能ですが、実使用でも余裕で20日は超えました。
私のレビュー時においてのスマートウォッチテストはいつもウオッチ側には過酷で、輝度MAX、LINEは10-20通/日、24時間心拍測定して日に数回SpO2測定、外出時はGPSを使っていますから、相当なヘビーユースに近いと思います。
それでも20日間使え、まだ10%程度は残っています。
輝度を少し下げたりやGPSを使わなければもっと伸びるはずで、24日は余裕で達成できるはずです。
タフネスさが心強い
私は釣りやSUP、アウトドア、スポーツ、キャンプ等々に行きますが、その際やはり高級スマートウォッチではいくら防水性があっても「傷付けたくない」という理性が働き、自然と左手を守ってしまい、シュノーケリングやSUP等でスマートウォッチを気にして楽しめない。
T-Rex2のタフさはその点気兼ねなく使えるわけで、時計という存在を忘れてスポーツを楽しみ、必要な時にチェックしてよりスポーツに集中する。そういう使い方ができる。T-Rex2はApple Watchのようなゴージャススマートウォッチとは対局にあるので、素のままで楽しめます。
総括
結論から言っちゃうとT-Rex2は「ごついけど見やすく細かな部分までカスタマイズできる使いやすいスマートウォッチ」。
ほんと良く出来てる。ハード面では1.39インチAMOLEDディスプレイは美しいし見やすい。
4つのボタンも押しやすく、やはりハードキーはあれば便利。
ソフトウェア面でもZeppアプリはとにかく細かく設定できて、痒いところに手が届く。
バッテリーライフは3週間と長く、これだけあるならGPSを我慢する事もない。
タフネスボディのおかげで、どんなスポーツ、アウトドアでも時計の破損/傷を気にすることなく気兼ねなく使える。
不満点をあえて挙げれば、このごつい見た目が嫌いなら合わないという事ぐらい。それでも女性でもG-Shock系が好きなら断然似合うと思うし、スポーツ/アウトドア好きならもっと楽しめるはずです。
電池にしても見た目にしても傷にしても、そういう細かな事から解放してくれるのがAmazfit T-Rex2です。
価格
価格は43780円と一般的なスマートウォッチとしては高価ですが、それだけの価値がある使い勝手、満足度です。