1万円で買えるビデオカメラ「Andoer HDV-534K」をTOMTOPで買ってみました。
以前こんな記事を書いてて、そのときに94ドルど売っていて思わず買ってみたので、年末で旅行に行った際に使ってみました。
Andoer HDV-534Kの特徴
HDV-534Kは4K動画撮影ができるのですが、24fpsなので、実質フルHDの60fpsがベストかなと思います。また機能的には、ディスプレイがタッチ式、16倍ズーム、日本語対応と、かなり充実しています。このあたりは実際使ってみてどうなのか試してみましょう。
ブランド:Andoer
モデル:HDV-534K
色:コーヒー/黒(オプション)
チップセット:Novatek 96660を採用
センサー:パナソニック34110、13MP CMOSセンサー採用
レンズ:f = 7.36mm、F3.2
スクリーン:3インチ容量性タッチスクリーン
ビデオ解像度:4K(2880 * 2160)24fps(補間)、(2560 * 1440)30fps、(1920 * 1080)60 / 30fps、(1280 * 720)60 / 30fps
写真解像度:48MP(9212 * 5184)(補間)、36MP(7936×4480)(補間)、24MP(6340×3600)(補間)、16MP(4640×3480)
フォーマット:JPEG(写真); MP4(ビデオ)
連続写真:5枚の写真
機能:WiFi、防振、16倍ズーム、顔検出、動き検出、日付スタンプ
ホワイトバランス:オート、昼光、曇り、タングステン、蛍光灯
カラー:カラフル、ホワイト&ブラック、セピア
ISO:自動、100,200,400
USBポート:2.0
言語:英語/フランス語/スペイン語/ポルトガル語/ドイツ語/イタリア語/中国語/ロシア語/日本語
バッテリーパック:3.8V 2500mAh 9.5Whリチウムポリマーバッテリー、45.5g、1セル(同梱)
アイテムサイズ:11.8 * 5.5 * 6.5cm / 4.6 * 2.2 * 2.6 ”
アイテム重量:333g / 11.7oz(バッテリー付き)
開梱と同梱物
パッケージを開けるとこのようになっていて、中華ものというと雑然としたイメージがありますが結構しっかりしています。ビデオカメラ本体はキャリングケース付きです。
同梱物は、microUSBケーブル、HDMIケーブル、コンポジットケーブル、マニュアルです。
マニュアルはマルチランゲージで、その一部にちゃんと日本語もあります。怪しい日本語もありますが、迷うことはないでしょう。
外観周りをチェック
本体は300gちょいととても軽く、国産のビデオカメラを以前持っていたのでその感覚からすると良い意味ではウルトラライトです。悪い意味だとスカスカ。本体はプラスチック全開です。ただ見た目は国産機と変わらないように見えるので、かなりやってくれそうな雰囲気はあります。
ディスプレイを開けると、操作系が右側に、左下にあるゴムカバーを開けるとUSB/HDMI端子が出てきます。四角い十字キーの右にはmicroSDスロットがあります。後ほど説明しますが、更に別途SDカードスロットもあり、ダブルスロットで使えます。細かい操作系の説明はメーカーのものを見た方が早いですね。
バッテリーが外れるので、専用充電器を使うのかと思いきや、充電器は添付されていません。USB充電なので、このようにモバイルバッテリーからの充電も可能。外出時などはこちらのほうが便利。
底面には先ほど書いたようにSDカードスロットがあります。最近はmicroSDも安いので、よほどの事が無い限り使わないでしょう。上部にはズーム、あとはPhoto、モード切替のボタンもある。写真を撮るには、モードを押して切り替えて、Photoボタンでシャッターを切ることになり、かなり面倒な仕様。基本ビデオ専用なので、「写真も撮れる」レベルの機能なは致し方ないでしょう。
動画撮影してみた
Andoer HDV-534Kを実際使ってみましたが、ディスプレイを開いただけで即起動できるし、タッチパネルなので操作性も良く、さくさくと気持ちよく撮れる。あとは肝心の動画です。多少逆光ありの環境での撮影です。 モードは2K 30fpsです。
結論から言うと、ズームしなければまずまず綺麗に撮れます。ですがズームをすると荒くなってダメですね。16倍の「デジタルズーム」なので、どうしてもズームの映像はジャギーが目立つ荒い映像になります。このあたりはスマホで動画撮っているのとあまり変わらない。
次は滝で撮影。
こちらも飛沫の綺麗な映像は、ズーム無しならまずまず綺麗です。ただ水が白く塗りつぶされてしまっているような絵で、今ひとつ滝の美しさが再現できていないのが残念。
まとめ
結論としては動画は正直素晴らしいとは言えないです。ズームしなければそこそこ悪くないのですが、ビデオカメラとしてはズームを使うのが当たり前です。光学ではない”16倍デジタルズーム”という時点でこうなるのはある程度分かっていましたが、「スマホの動画撮影よりは多少まし」な程度でした。
ただ良い点もあり、ディスプレイを開けるだけで起動し、即録画できる点や、本体が軽く、とても軽快に撮影できるのは良い点。これで光学8倍ぐらいのズーム搭載してくれていたら評価がガラッと変わると思います。200ドル台ぐらいでもいいので、出してくれると良いんですけどね。
このAndoer HDV-534KはTOMTOPで12257円で販売中です。