DreameBot X30 Ultra レビュー- 過去ここまで考えられたロボット掃除機があったか?掃除中から掃除後のメンテまで全自動。人間不要ロボット掃除機。改善提案を画像付きで示す有能さが凄い

ロボット掃除機メーカーのDreameから発売された、「DreameBot X30 Ultra ロボット掃除機」を使ってみました。

DreameBot X30 Ultraは、自動ゴミ収集だけでなく、モップ水拭きができるロボット掃除機。これだけなら過去にもありましたが、洗剤自動投入、モップの温水洗浄、モップの温風乾燥、ベースステーションも自動清掃ができ、ロボット掃除機に関わるあらゆるモノが全自動で、ほぼノータッチで掃除から掃除後まで人間が介入する必要がない最高のロボット掃除機です。

DreameBot X30 Ultra ロボット掃除機の主な特徴

いまやロボット掃除機の世界では、一般的なロボット掃除機の機能に加え、モップ水拭き掃除があること、掃除後のゴミの自動回収は、ハイエンドクラスのロボット掃除機としては当たり前の機能です。

DreameBot X30 Ultraはその先へと進み、ゴミは80日間分蓄えて捨てる必要ない上、掃除後もモップ洗浄/乾燥ができ、水拭き用の洗剤も自動投入します。また業界初のベースステーションの自動洗浄も搭載し、ここまでやるかというぐらい「人間要らず」突き詰めロボット掃除機で、掃除からお手入れの面までの全てを全自動化しています。

掃除自体も8300Paという小ねじも吸い込む吸引力を備え、絨毯自動認識でモップ掛けと掃除も同時に出来、モップ掛けではモップエクステンドと呼ばれる機能で、壁際まで回転モップを押しつけ、ギリギリまで死角なく水拭きも可能です。

*Dreame様に事前にお借りしてのレビューです。

開梱物と外観

同梱物はベースステーション、電源ケーブル、回転モップパッドx2、サイドブラシ、マニュアル、クリーニングブラシ、紙パック(予備)、床洗剤です。

マニュアルは丁寧な図解もあってとても分かりやすい。

クイックスタートガイドもあるので、初めてロボット掃除機を使う人にとっても安心ですね。

ルンバ960との比較。ロボット掃除機単体のサイズ的にはほぼ同じ。
ただベースステーションはやはり水タンクとゴミタンクのセットとなっている為、かなり大きい。

ステーション背面は、電源コードをちゃんと長さ調整できるようになっています。こういうの小さい事だけどリビングに置くなら絶対きれいにしておきたいので重要です。

ステーション上部の蓋を開けると左が汚水タンク、右が清水タンクとなっている。

ステーションの真ん中の蓋(ダストタンクカバー)を外すと、洗剤タンクと紙パックがあります。

洗剤タンクには専用の床洗剤を入れることができます。市販のものは使えないとの事。

下部のロボット掃除機が入る所はこのようになっていて、奥でモップパッドをクリーニングしつつ水洗いと最後には熱風乾燥までしてくれるようになっています。

実際にはその様子を見ることができないので、イメージだとこんな感じになるようです。

本体は一般的な形状で、上部にレーダー、前面にカメラが付いています。

背面にはこのようにモップパッドと回転ブラシが付きます。

メインブラシはノーマルのゴムタイプ。髪の毛を切断するブラシも別途購入可能です。

WiFi接続でアプリと連動させる

WiFi接続しなくても使えますが、スマホアプリを入れると圧倒的に使い勝手が良くなります。
というかアプリに入れて連動させてこそ、X30 Ultraの性能がフルに発揮できると言っても良いでしょう。

アプリはDreamehomeです。Google Pay(Playストア)/App Storeで検索してインストールしておきます。

あとは本体蓋をあけるとQRコードがあるので、それをアプリから読み込ませて(上図の左)、WiFiを繋いでいけばアプリとの連動が完了します。すると上図真ん中の画面になります。
WiFiは2.4GHzだけが対応していますので、そちらのアクセスポイントを使いましょう。

床拭き時の水量、掃除モードの吸引力、禁止エリアの指定、掃除のスケジュール/タイマー等々の細やかな設定ができるようになります。
また障害物の箇所、エリア分け、エラーや掃除完了の通知なども受け取れます。

掃除能力を試す

音は我が家にあるルンバ960との比較ですが、動作音はしっかりとするのですが、吸引モードが絨毯とかで変わらない限りは圧倒的に静かです。

このように猫が居ても猫側は逃げないし、X30 Ultra自体もカメラでしっかりとペットを見て避けるので、安心して使えます。

ソファー下にもぐいぐい入って行き、ライトを照らして掃除してくれる様はなにか生き物のようです。

水拭きモップ掛けは隅々までツルツル

DreameBot X30 Ultraの強みはなんといってもモップ掛け。

絨毯とフローリング等の床拭きの必要/不要をカメラで見抜き、絨毯の上ではモップパッドが自動で1cmほどリフトして絨毯やカーペットに着かないようになります。

ちなみに、掃除モード指定で「モップ掛けしない」選択をすると、ステーションでモップパッドが自動で取り外されて、掃除してくれます。絨毯の毛が長い場合は濡れたモップパッドが絨毯に触れてしまうので、その場合はモップ掛けと分けて掃除が必要ではあります。

また凄いのがモップエクステンド機能と呼ばれるもので、Dreame独自開発の技術。
高さ1cm、横に4cm張り出すことができます。
実際使っていも凄く、「ここ隅っこだな」と判断すると、自動でせり出してきて、端までちゃんとモップ掛けしてくれるのです。
これはほんと感心します。

だから廊下も端っこギリギリまでちゃんとモップ掛けしてくれます。以前あったモップ掛けできるロボット掃除機では、ギリギリ端はモップが届かず、キワキワはクイックルワイパーで掃除してました。それでも充分でしたが、DreameBot X30 Ultraならクイックルワイパーも要らない。ほんとよく考えられています。

そのため、モップ掛けはソファー下、椅子の脚周りなど、どこにでも隈なく入り込み、隅々までぴかぴかツルツルにしてくれる。もう見ていて「有能すぎるやろ」と言いたくなる。

モップ掛けが終わったあとは、足裏で体感できるほどツルツル感がでます。

DreameBot X30 Ultra自体にも水タンクがありますが、モップが汚れたり、X30 Ultraの水がなくなったら、ステーションでモップを洗い一旦綺麗にしてから、また掃除を再開します。これにより常にモップが綺麗な状態で床磨きをする為、洗浄液の効果もありますが、掃除後に床が乾くと足の裏でツルッツルになっているのを体感できるレベルです。

禁止エリア指定

ちなみにアプリでモップ掛けと掃除の進入禁止を指定できます。
以下左で指定したあと、右画面では実際掃除後です。軌跡をみると分かりますが、禁止エリアには入っていないのが分かります。

カメラで掃除の問題箇所まで分かる

アプリでは、掃除中のカメラ画像を確認することが可能です。最初にカメラ撮影機能自体を有効にするか設定が必要ですが、アプリでカメラ機能をタッチすると本体ボタンを三回押すだけで有効になります。

このカメラ、、、不在時のペットの様子なども確認できるわけですが、ロボット掃除機のカメラ映像みてもなぁ・・・と思っていたら、こんな使い方があったのかと驚いた点があります。

アプリで家のマップを見ると青いマークが付いている箇所があります。カメラを有効にしていると問題箇所の写真と場所を示してくれます。これは椅子の脚ですが、ケーブルがごちゃっとしている所、服が脱ぎ捨ててあるとこなど、我が家の掃除難関箇所を洗いざらいカメラで撮影して「これなんとかしたほうがいいぞ」と教えてくれます。

褒め言葉ですが「アホみたいに賢い」です。凄すぎですよ。

遂にロボット掃除機が掃除についてサジェスチョン(提案)するようになったわけです。

人間だったら「綺麗にしなさい!」と言いたくなりますが、DreameBot X30 Ultraは「危ないとこなので接触しないようギリギリで避けますね」という感じで無言(当然)で仕事をこなしてくれます。ほんと優秀な子です。

ゴミも汚れもしっかりとれている

ちょっともったいないですが、紙パックを開けて確認してもみましたが、3日間の掃除でどっさり取れています。体感ですがいつも使っているルンバ960よりも多く取れていますし、少し重量がある猫砂などもしっかりとかき込んで取ってくれています。

このゴミは、80日分蓄える事ができるので、ゴミパックを捨てるのは約2.5-3ヶ月に1回。つまり人間がロボット掃除機に触ることは少なくなり、ほぼ放置でいいわけです。

またモップ掛け完了後にベースステーションのタンクを確認すると、汚水を確認してみました。
こんなにも汚れていたのかと愕然としますが、これも随時モップパッドを洗浄しつつ床拭きをしているからこそなんですよね。

そのおかげで、モップパッド見ても綺麗なんですよ。これ普通に凄い事。過去いろいろと床拭きロボット掃除機触ってきましたが、モップパッドは外して洗うか、X30 Ultraのようにモップパッドも洗ってくれるものもありましたが、端のほうは黒ずんでいたり汚れが取り切れてないのも”致し方ない”と思っていました。しかし洗剤のおかげもあると思いますが、DreameBot X30 Ultraは汚れてない。
洗った後熱風で乾かすから、変な匂いもないし、なんか感心することばかり。

モップパッドを洗浄するステーション下部も汚れているんだろうなと思ったら綺麗でした。もう5-6回モップ掛けしているのですが、全然汚れていない。DreameBot X30 Ultraはモップ洗浄と同時にベースステーション内にあるウォッシュボードも一緒に全自動洗浄してくれるので、本当に汚れていないのです

一応上画像のようにプレートが外れて掃除も出来ちゃうようになっていますが、掃除する必要はないので、ここも触る必要が無くなっています。

総括

DreameBot X30 Ultraを2週間ほど使ってみたのですが、現時点で究極のロボット掃除機と感じました。

掃除能力は8300Paの吸引力で重めの猫砂も楽々吸い込むし、なんといっても床拭き=モップ掛けが最高です。
TV台の下やソファー下などは当然入り込んでくれるし、モップパッドが自動でせり出して廊下や椅子の周りまできっちりと掃除してくれる様は見ていてうっとりと感心するほど。

掃除後のメンテナンスもほぼ要らない。モップパッドは自動で洗って、自動で熱風乾燥していつでも綺麗。

ゴミは80日交換不要。

人間が気にしなければいけないのは、せいぜい清水/汚水タンクの水量ぐらい。

ほんとに掃除に人間要らずにするにはどうするかを考え尽くして機能に盛り込んだこの製品は凄すぎですよ。

難癖つけるなら、付属のクリーニング用ブラシもどこかに内蔵させてくれればいいのにというぐらい。(100均でL時フックでも買ってくれば解決するけども)

モップ掛けでツルツルになるフローリング、ギリギリぶつからないセンサー、モップは洗浄して熱風乾燥、ゴミは紙パックに自動回収など、全てが最高レベルです。

考え得る最上のロボット掃除機が欲しい方は是非お試しを。

価格 とキャンペーン

DreameBot X30 Ultraは、Makuakeで先行発売となっています。

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