変体端末好きな皆様、スマートフォンメーカーZTEが2画面スマホ「AXON M」をドイツで発表されました。
AXON Mの特徴
2画面変体スマホ AXON Mがとうとう発表されました。
まず最初に、発表会では日本のdocomoから発売が決定しているとプレゼンされました。docomoとの共同開発との事。最近のグローバル端末は、もともとSIMフリーや海外キャリアにある端末を日本に適合させる事が多いのですが、グローバル端末を共同開発するというのはなかなか凄い。
基本スペックですが、まずディスプレイは5.2インチフルHD解像度ディスプレイが2画面という構成。これが背面に折りたたまれる為、前後ともディスプレイという形になります。どういった動きになるのかは以下動画が参考になるかと思います。
2画面のモードは以下のように、片面だけ、2画面に広げて表示、2画面別々表示、2画面をミラーリングして表示の4パターン。
横にして持ってYouTubeを見ながら別のWebサイトを見たり、同じ画面を表示させて以下のように対面でゲームをすることも可能。
2画面で1枚のディスプレイとして動作させる場合は、6.75インチのタブレットとして動作します。
もちろんこれはアプリの対応があって成り立つものですが、2画面で別々のアプリを起動する場合は、Android 7.1のマルチタスク機能に対応していれば特に意識すること無く動作するそうです。
SoCはSnapdragon821、RAMは4GB、ストレージは64GBで、microSDXC(最大256GB)にも対応。
デュアルスピーカー、イヤホンジャックも搭載されます。また電源ボタン兼指紋認証センサーはXPERIAライクに側面に配置されます。
カメラは20MPのシングルカメラでセルフィー用フロントカメラは無し。しかし2画面の為、背面ディスプレイ側を自分に向ければセルフィーができてしまうため、実質的には困りません。
気になる厚みは12.1mmに抑えられているので、ギリギリ有用性はあるかなといったところ。
個人的にはこれこそペンを内蔵してくれたら、右にWebページ、左で手書きでメモ取りができて便利だと思った。お絵かきする人であれば、右に写真、左でスタイラスで絵を描く・・・など、利便性が高いのに。ただこれは「こういう需要があるか」をみるスタディモデルだと思いますので、あまり尖りすぎずコンサバな面は致し方ないですね。ただ、一発でこれは便利だ!と思わせないと、数が売れるか微妙ではないかなと懸念します。
2画面端末は以前には京セラEcho、NECのMEDIAS Wなどがありましたが、正直話題先行であまり売れず、1代限りで終わっています。AXON Mは成功できるか見物です。
主要スペック
- CPU :Qualcomm Snapdragon 821
- RAM : 4GB
- ストレージ : 64GB
- ディスプレイ : 5.2インチ フルHD (1920×1080) x 2画面 (2画面で6.75インチ)
- OS:Android 7.1.2
- バッテリー : 3180mAh
- カメラ: リア 背面12MP (フロントカメラ無し)
- SIMサイズ: 不明
- microSD: 最大256GB
- USB : USB Type-C
- WiFi /Bluetooth :802.11 b/g/n 、Bluetooth 4.0
- サイズ/重量: 150.8 x 71.6 x 12.1mm / 230g
- ネットワーク:不明
- カラー : ブラック
- その他 : 指紋認証センサー(側面)
価格/発売日
docomoが冬春モデルとして2017/10/18発表されましたが、価格は未定です。
docomoではAXONの名称は無くなり「M」のみ。型番はZ-01K。
発売日は少し先で、2018/01以降となっています。
関連ページ
・メーカー公式ページ : ZTE AXON M (ZTE USA)
・docomo : M Z-01K