31.5型 4K HDR対応モニタ「BenQ EW3270U」レビュー! HDRの美しさは一度使うと戻れない

BenQの31.5インチ 4K HDR モニタ「EW3270U」のレビューです。BenQ様よりご提供頂きました。

最近、デスクトップPCをDELL Alienwareのものに変えたので、一緒にセットアップして使ってみました。

BenQ EW3270Uの特徴

BenQ EW3270Uは31.5インチのモニター。解像度は4K(3840 x 2160)と圧倒的。しかもHDR対応で、より鮮明な映像を楽しめます。HDR対応コンテンツの多いゲームなどで力を発揮してくれますね。

またビジネス用途としても機能性が豊富で、ブライトネスインテリジェンスPlus(B.I.+)テクノロジーというものを搭載していて、周囲の明るさに合わせてディスプレイの輝度も自動的に変えてくれます。暗い部屋でディスプレイが明るいと眼精疲労が増しますが、このB.I.+なら暗い部屋なら輝度や色合いを落として眼精疲労を抑えてくれます。

サイズ‎ 31.5型ワイド‎
アスペクト比‎ 16:9‎
パネル/バックライト‎ VA / LED‎
解像度‎ 4K UHD(3840 x 2160)‎
画素ピッチ(mm)‎ 0.182mm 画素密度:140ppi‎
視野角
(左右/上下) (CR>=10)‎
178°/178°(CR>=10)‎
表示色‎ 約10億7000万色‎
表示サイズ(mm)‎ 698.4 x 392.85 mm‎
輝度‎ 300 cd/㎡‎
応答速度‎ 9ms (GtoG 4ms)‎
コントラスト比‎ 3000:1‎
DCR 2000万:1‎
(Dynamic Contrast Ratio)‎
走査周波数‎ 水平:30~135KHz / 垂直:24~76Hz‎

開梱とセットアップ

外箱。さすがに30インチオーバーだと大きいです。

同梱物は、電源ケーブル、スタンド1式、マニュアル、USB Type-Cケーブル、miniDP-Display Portケーブルです。マニュアルは図示のみで言語解説は一切なし。ただ組み立てにそれほど悩むことはないし、図をみれば簡単に組み立てられます。

ケーブルはUSB Type-CとminiDP-DP(DisplayPort)ケーブル。この片側がmini DPはちょっと注意が必要で、本体側がフルサイズのDPなので、接続する機器側にmini DPポートが無いと使えません。DP-DPで使いたい場合は別途ケーブルが必要。USB Type-CはノートPCなんかを接続する際には助かりますね。

セットアップ後のEW3270U。画面はノングレア(非光沢)でビジネス用途にも使いやすい。枠自体もつや消しなので落ち着いた印象です。VESAマウントもあります。但しピボット機能は無いので、縦画面などで使うことは出来ません。コネクタはHDMI 2.0 x2,DP x1,USB Type-C x1と使いやすいポートが揃っている。一番右にはイヤホンジャックもあります。ディスプレイ右下にはボタン類が揃っています。一番右の白っぽいのは電源ボタン。その左の黒いボタンx5は設定メニューで使用します。

HDRでゲームプレイ。

Project CARS2をプレイしてみました。

EW3270Uはディスプレイ右下に「HDR」マークがあるのですが、その下にボタンを押すことでHDRモードに変更可能。更にHDRに対応していないコンテンツであっても、エミュレートモード(疑似HDR)としてより鮮やかに表示することが可能となっています。Win10はHDRに対応してますが、非対応のPS4(Proではないノーマル版)などを使う際でもエミュレートモードで充分綺麗になります。
HDRをOnにすると赤や黒が締まって明らかに鮮やかになります。ゲームはHDRでプレイするともう戻れませんね。見た目でぐっと色味が変わります。ノングレアなので写真でみるとどうしても鮮明さが足りない感じもしますが、実際の使用感は充分派手さが感じられる映像になっています。ちなみに応答速度もよく、残像感はありません。

PC使用はアイケアが優しい

では普通にPCモニターとしてはどうなのか使ってみました。

EW3270UはVAパネルなのでこのぐらいの視野からだと色が飛ぶ。それでもこの角度から見ることはまず無いし、コントラスト比が高く、黒が引き締まるVAの特徴は「デスクトップPCモニタ」としては正解だと思う。ノートPCのように様々な角度で見る場合があるケースではIPSのほうが 有利ですけどね。ちなみにディスプレイの角度このぐらいまで反らせるがあまり角度調整はできない。

31.5インチ、4K解像度はさすがに仕事/ネットが捗る広さ。Wordで文章作成しつつ、ネット見たりは当然余裕です。

更にアイケアと呼ばれる目に優しい技術を試してみました。設定から「Eye Care」を選ぶと、ブルーライト軽減や、B.I.+が選べる。B.I.+はモニタ下部にあるセンサーで周囲照度に合わせて、ディスプレイの色合い/輝度を変え、眼精疲労を軽減する設定です。 B.I.+を設定するとこのように目のマークとともに輝度が表示される。照明を消してみると、自動的に輝度が下がっている事が分かる。周りが暗くても明るすぎないよう抑えてくれている。

一日中(特に窓際とか)モニタを使用しているような環境だと、太陽光の変化に関わらず自然と輝度高めになっていて夕方には目が疲れるなんてこともあります。そういう目の疲労感を勝手に和らげてくれる機能はなかなか良いところに目を付けてます。ただゲームとかの場合は派手目に使いたいって時は、HDRボタンで解除もできるのでそういう利便性もあるとこはさすがです。

まとめ

このEW3270Uを評価するにあたって避けられないのは価格。Amazonでは57,078円で販売中ですが、10% OFFクーポンが適用できるので、51,000円ほど。4K HDR対応の30インチオーバーディスプレイとしては比較的安い。(この10% OFFクーポンがあるおかげでAmazonが圧倒的に安い)

ハイコントラストのHDR対応 4Kディスプレイとスペックが揃っていますし、この価格ならハイコスパでしょう。

いつもはビジネス用途であったりとかネット閲覧、たまにゲームや動画みたりするのでHDRの鮮やかな映像がいい・・・みたいな事をしたいならお勧めです。HDRボタンがあるのでそういった切り替えも簡単ですし。USB Type-C接続でノートPCなんかもゴテゴテしたHDMIケーブルを繋がなくていいし、いろんな使い方を想定してバランスよく整えました感が凄く強いモニタです。

関連リンク

・BenQ 公式ページ : 31.5型 4K HDRアイケアディスプレイ EW3270U

最新情報をチェックしよう!

周辺機器の最新記事8件