【レビュー】「BMAX MaxPad I10」Androidタブレット~1万円台前半の割にはLTEも使える高性能でお値段以上なタブレット

UNISOCのSoC(CPU)採用で話題の10.1インチAndroid10タブレット「BMAX MaxPad I10」をBanggood様からお借りできましたのでレビューしていきます。

BMAX MaxPad I10の主な特徴

TECLAST M40やALLDOCUBE iPlay40などUNISOCのSoC(CPU)を使った1万円台から2万円前半のAndroidタブレットが最近は次々と発売されていますが、このBMAX MaxPad I10(i10)もまたその系統。

ディスプレイは10.1インチで、解像度は1920×1080のフルHD。

SoC(CPU)はUNISOC T610 8コア 1.8 GHzで、iPlay40やTECLAST M40に搭載されているT618の低クロック版(T618は2.0GHz)。

メモリは4GBでストレージは64GB。microSDも使えます。

Dual SIMが使え、対応バンドは以下の通り。4GはSoftBank B8プラチナバンドに対応。docomoはB1/B3が使えるので、首都圏なら電波の掴みも良いでしょう。

2G GSM:B2,B3,B5,B8
3G WCDMA: B1,B5,B8
4G FDD:B1,B3,B5,B7,B8,B20 TDD:B34,B39,B40,B41

バッテリーは6,000mAhと、iPlay40やTECLAST M40と同容量。
本体はマグネシウムアロイフレームで剛性感は高そうです。但しフルメタルとは謳っておらず、プラスチックの部分もあると思います(コスト的にも)。

重さは550gで10.1インチタブレットとしてはやや重め。ただ本体厚は9mmと薄型です。

スピーカーはデュアル。

USB Type-C端子とイヤホンジャックがあるのも利便性の面からGOODです。(iPlay40はイヤホンジャック無し)

主要スペック

製品名 BMAX MaxPad I10
ディスプレイ 10.1インチ 1920×1080 IPS
CPU UNISOC T610 8コア 1.8 GHz
メモリ 4GB
ストレージ容量 64GB eMMC
OS Android 10.0
カメラ フロント: 2MP
バック : 5MP
ネットワーク IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth V5.0
2G GSM:B2,B3,B5,B8
3G WCDMA: B1,B5,B8
4G FDD:B1,B3,B5,B7,B8,B20 TDD:B34,B39,B40,B41
インターフェース USB Type-C、microSD(nano SIMと排他利用)、nano SIMx2、
*イヤホンジャック有り
*スピーカーx2
バッテリー 6,000mAh
サイズ 245mm*164mm*8.8mm
重量 550g

同梱品と外観周り

さっそく開梱していきます。

同梱物はマニュアルとUSB Type-Cケーブルと充電器。充電器コネクタは日本では使えないタイプ。変換コネクタ付ければ使えますがでかくなるので、別途用意、、、というかスマホと同じ充電器を使えば良いのでそれほど不便はないかと。(iPhoneの方は別途ケーブルが必要かもですが)

マニュアルはマルチランゲージで、一応日本語もあります。

起動したところですが、ディスプレイは明るくくっきりとしていて発色もいい。フルHD解像度なので文字つぶれとかも無く鮮明です。色合いとしてはやや青みがかった印象ですが、他と比較しなければいたって普通です。
ベゼルは最近のタブレットとしてはやや太めですね。

横持ちした際の左側には、イヤホンジャック、電源/ボリュームボタン、USB Type-C端子が並んでいます。

上部にはSIM/microSDトレイとスピーカー。DualSIM仕様です。
以下周波数帯対応なので、docomoなら4G B1/B3で首都圏は使えますね。ソフトバンク系SIMならB1とB8のプラチナバンドをサポートしますので山間部等でも電波は拾いやすいはず。

3G WCDMA: B1,B5,B8
4G FDD:B1,B3,B5,B7,B8,B20 TDD:B34,B39,B40,B41

背面は恐らくアルミニウムユニボディで剛性感があって、またデザイン的にもマットなブラックメタリックでかっこいい。右上には5MPのカメラも付いています。

指紋も付きづらく、このあたりは以前レビューしたALLDOCUBE iPlay40よりもユーザーフレンドリー。

ALLDOCUBE iPlay40と比較

似ていながらもワンランク上のSoC(CPU)を搭載するALLDOCUBE iPlay40と比較して見ました。

iPlay40は10.4インチ2K解像度ディスプレイ、MaxPad I10は10.1インチフルHDとやはりiPlay40がディスプレイスペック的にも一つ上。発色もこうして比べると明らかiPlay40が上で、MaxPad I10は従来の中華タブの延長線上レベルにあるのに対して、iPlay40はLenovoやHUAWEI/Samsungといった有名メーカーに近いイメージの上質なディスプレイだと感じます。

もちろんこのあたりは価格も場合によっては100ドルほど違うので、比較するのは可哀想なんですけどね。

厚みも右のMaxPad I10は公称8.8mm、左のiPlay40は8.3mmなのですが、0.5mm以上にもうちょっと差がある気がします。+1mm以上はあるかと。

また重さも、iPlay40が474g、MaxPad I10が550gと約80gもの差があり、iPlay40のほうが明らかに軽くて軽快に使えます。

ただこれはあくまで比較してしまうと差があるという事であって、iPadとかまで比較すればそれは無限に不満点は出てきてしまうでしょう。MaxPad I10は安ければ110ドル台と1.5万円前後ぐらいで買えるので、+8000円ぐらいするiPlay40との差をどう考えるかで評価が分かれると思います。

日本語対応と標準アプリ

セットアップから日本語も選択可能なので、あとから日本語化する必要はありません。

またGoogle Play(Playストア)含め、最小限のものしかインストールされていないのも◎。

ベンチマーク

iPlay40に搭載されているUNISOC TigerBen T610 8コア 1.8 GHzの実力ベンチマークで試してみました。

以下AnTuTu Ver8(左)と、Geekbench 5のスコアです。

AnTuTuベンチマーク(ver8)では 187,279点。
T618 搭載のiPlay40が21万点越えぐらいでしたから10%ほどダウンしています。ただタブレットとしてはこのスコアはミドル機レベルにあり性能としては余裕はありますね。

Geekbenchもシングル363,マルチ1317とまずまずなスコアが出ています。シングル360点前後はSnapdragon835あたりですし、マルチ1300点台はSnapdragon660あたりと同じレベルです。

UNISOC T618はやはり10%強ほどスコアも上なので、少しでも上のCPUが欲しければT618搭載のALLDOCUBE iPlay40/TECLAST M40あたりを狙うのも良いとは思いますが、コストとのバランスを考えるとT610搭載のMaxPad I10は悪くない実力だと思います。

まとめ : 良い点と課題点

10.1インチのフルHD解像度はほどほどに綺麗。ほどほどというのは「あ! 綺麗だ!」と感動するほどでは無いということ。ディスプレイだけでなくMaxPad I10を評価するには、常に「価格とのバランス」という事を念頭に置いてみる事が必要です。

しかし価格という点を抜けば良くも悪くも「中華タブ」です。

10.1インチとしては若干重いし、ベゼルも少し太めだし本体厚も少し太く、悪い言い方をすれば野暮ったい。

それでも、安ければ1.4万円ぐらいで買えるので、この価格帯のタブレットとしてはUSONIC T610の性能は抜けている。Fire HD 10 よりは高性能で価格が安い(Fire HD 10 64GBは通常時約2万円)。予算1.5万円という範囲なら間違いなくオススメ。

全てが普通よりちょっと上ぐらいで所有することに大きな感動はありませんが、スペック比で考えると「価格以上の価値」がある事に気付きます。とにかく低価格でそこそこパワフルなタブレットをという希望なら、オススメ出来る1台です。

価格

Banggoodでの価格は163.99ドル=18,333円。(記事作成時点の価格)

最新クーポンはこちらにも掲載していきます。

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