ゲーミング風デザインの10.1インチタブレット「CHUWI Hipad」実機レビュー!

CHUWIから10.8インチの2in1タブレット「CHUWI Hipad」をCHUWI様からご提供頂きましたのでレビューしていきます。

CHUWI HiPadの主な特徴

CHUWI Hi Padは10.1インチのAndroid 8.0タブレット。

デザインが大きな特徴の一つで、ゲーミング風のレッドアクセントがある背面となっています。タブレットの画一的なデザインからするとこれは面白い試み(但し光りません)。

ディスプレイは10.1インチのWUXGA(1920×1200)。段差がなく発色がいいOGSディスプレイとなっています。

CPUはMediaTek Helio X27となかなかの高性能。AnTuTuベンチマーク(ver7)では10万点超ぐらいのスコアなので、タブレットでは充分ミドルハイクラスと言えるでしょう。

メモリは3GB、ストレージは32GBと最近のタブレットとしてはやや少なめ。ストレージはmicroSDで128GBまで補強可能です。

価格的にも約2万円ぐらいの製品で、買いやすい価格帯なのが魅力です。

主要スペック

開梱&同梱物

開梱して中身をチェックして見ました。

同梱物は、USB充電器、USB Type-Cケーブる、マニュアルだけ。本体のディスプレイに貼ってあるフィルムを剥がすとそのまま保護フィルムがはられた状態になっています。多少気泡が入っていたのであくまでおまけ程度ですが、Hipadの保護フィルムは余り見かけないのでこういうのはありがたいですね。

USB充電器は日本で使えるコンセントタイプ。Amazonで販売していますので当たり前ですが、変換コネクタを使用するケースもあるので、変換無しで使えるのはありがたい。充電器としては5V-2Aで一般的なもの。尖った急速充電仕様ではありません。

外観と使った感触

ディスプレイは10.1インチで解像度がWUXGA。IPS液晶ですがさすがに綺麗です。デフォルト壁紙が若干イケてないですが、写真とかにすれば綺麗だなと直ぐに感じられます。ただタッチ感度がほんの僅かに鈍い。指先でチョンと触っても反応しずらく、しっかり触るイメージでトンとタッチするとしっかり反応する。スマホとかの感度の良さに慣れていると一瞬「おや?」と感じるので、そこは「こういう子なんだな」とちょっと慣れが必要。右側面には電源/ボリュームボタン。至って普通に押しやすく使いやすい。上部にはイヤホンジャックとUSB Type-C端子、そしてmicroSDトレイがある。価格帯としては安いタブレットの部類に入りますが、使いやすいUSB Type-C端子の採用は嬉しいですね。microSDトレイはスマホと同様にピンで取り出すタイプです。特徴的な背面。赤い部分はアクセントでLEDで点灯はしません。ただCHUWIロゴの左右はスピーカーホールになっています。

実重量と使用感

実重量を計測してみました。公式サイトでは490gですが、実際も490gとぴったり。

10.1インチで490gというのは比較的軽く、手に持ってYouTubeみたりとか電子書籍漫画リーダーとして使ったりするのも楽です。

日本語化

初期設定時から日本語がちゃんと選べます。起動後は当然完全日本語版です。

プリインストールアプリ

アプリは以下の通りでほぼ素のAndroid状態。余計なアプリがないので非常に使いやすい。

ベンチマーク

Hipadの実力をAnTuTuベンチマークで試してみました。

結果は10万点越えで、タブレットとしてはかなり高めの数字。以下、スマホも含めた過去のAnTuTuベンチマーク結果の比較表ですが、タブレットとしてはXIaomi Mi Pad4(Snapdragon660)の14万点には及びませんが、充分ミドルクラス。

スマホ/タブレット 機種名 SoC(CPU) AnTuTu Ver7スコア
スマートフォン vivo NEX S Snapdragon845 289691
スマートフォン OnePlus 6 Snapdragon845 287343
スマートフォン XPERIA XZ2 Snapdragon845 266288
スマートフォン XPERIA XZ2 Compact Snapdragon845 265800
スマートフォン Xiaomi Mi MIX 2S Snapdragon845 258741
スマートフォン HUAWEI P20 Pro Kirin 970 210380
スマートフォン XPERIA XZ1 Compact Snapdragon835 205788
スマートフォン honor 10 Kirin 970 204400
スマートフォン HUAWEI honor 9 Kirin960 165134
タブレット Xiaomi Mi Pad 4 Snapdragon660 142708
スマートフォン Elephone U Pro Snapdragon660 140784
スマートフォン ZenFone5 ZE620KL Snapdragon636 139085
スマートフォン ZenFone4 Snapdragon660 137253
スマートフォン Xiaomi Redmi Note 5 Snapdragon636 115626
タブレット CHUWI Hipad MediaTek Helio X27 102014
スマートフォン HUAWEI honor8 Kirin 950 97517
タブレット TECLAST M89 MediaTek MTK8176 97775
スマートフォン XPERIA XA2 Ultra Snapdragon630 90087
スマートフォン HUAWEI nova lite 2 Kirin 659 89273
スマートフォン Vernee Active Mediatek Helio P25 79228
スマートフォン KOOLNEE K1 Trio Mediatek Helio P23 67080
スマートフォン UMIDIGI A1 Pro Mediatek MT6739 45258

アプリの起動とかは点数に見合った動きをしてくれますし、比較的キビキビ動きます。ただ個人的には10万点あるならもうちょっとキビキビ度が上がってくれてもいいかなという感想。ほんの僅かだけどもっさりというかヌルヌル度が足りない。このあたりはちょっともったいない。けど2万円のタブレットだしなぁと思えば価格相応にも思える。

電子書籍&漫画リーダーとして

私のタブレットのメインの使用用途としては電子書籍&漫画リーダーとなりますので使ってみました。

10インチクラスだと、漫画を見開き2ページで見たいサイズ。Hipadはというと充分美しく見やすいので◎。

雑誌も見てみましたが、こちらは2ページは厳しい。読めない事はないのですが、快適に読むには文字が小さすぎますね。縦にすれば◎。HipadのディスプレイはWUXGA解像度で小さい字も読みやすく、発色もいいので写真とかカラーもとても見やすい。電子書籍漫画リーダーとしては充分合格です。

レビューまとめ

CHUWI Hipadですが、2万円程度という価格を考慮すると充分なハイコスパタブレットだと感じました。10.1インチWUXGA(1920×1200)という高解像度でIPS/OGSディスプレイは発色がよく綺麗。電子書籍漫画リーダーとしても心地よく使えます。

反面、3GBメモリの影響からか、AnTuTuベンチマークの10万点というスコアに対して、意外と極微もっさりというかほんのわずかなカクツキが気になります。タッチ反応もしっかりタッチする必要があるし、このあたりは価格相応というイメージでした。

しかしこういう比較的廉価なタブレットには価格との相対的評価が必要で、そりゃ5万10万のタブレットと比較するのは酷。CHUWI Hipadは美しいディスプレイ、特徴的な背面デザイン、まずまずの性能、これで価格は2万円というなら申し分ないレベルにあると言えます。

CHUWI Hipadの価格

記事作成時点の価格ですが、Amazonでは21,500円で販売中。5%クーポンの適用ができるので、20425円まで下がりますね。

Amazon販売ページ

関連リンク

・公式ページ :  CHUWI Hipad

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