【実機レビュー】127gの極小PC「CHUWI LarkBox」~6cm角に詰め込まれたWin10 PC使ってみた

超極小ミニPC「CHUWI LarkBox 」をCHUWI様からお借りできましたのでレビューしていきます。

手のひらにスッポリ収まるぐらいの大きめのサイコロみたいなサイズながら、ちゃんとWindows10が走るミニPCの実力を試してみました。

CHUWI LarkBox の主な特徴

約6cmx6cmx4cmと超コンパクトな筐体ですが、この何にCPU :IntelのCeleron N4100 Quad Core (最大2.4GHz)。メモリは6GB、ストレージは128GB eMMCが内蔵されています。

スペックはパワフルとは行きませんが、ネット/動画見たり、文章作成等程度なら余裕のスペックで4K動画が再生でき、また4K再生ができるPCとしては世界最小とCHUWIは言っています。

スタンバイ消費電力はわずか5W。更にこの超小型筐体に放熱ファンも組み込まれています。

ポート類は以下のようになっています。

  • USB Type-C
  • USB Type-A x2
  • HDMI
  • 3.5mm イヤホンジャック
  • microSD

超小型PCであることを考えれば十分。USBは2ポート+TypeCも1ポートあり、HDMI、microSDもサポートされています。Bluetooth 5.0とWiFiにも対応で、よくぞこんな中に詰め込んだなと感心する凝縮感があります。

同梱品と外観周り

さっそく開梱していきます。 同梱物はACアダプタ、マニュアル、マウンターとなっています。電源コンセント形状は日本でも使えるタイプでした。

マニュアルには日本語があります。このあたりCHUWIは日本参入しているしているのでしっかりしています。

本体は手のひら大というより指でつまんで持てる感じ。重さもたったの127gでスマホより軽い。
上部のスリットからは冷却ファンが見えます。

サイドにはmicroSD、イヤホンジャック。

背面にはUSB Type-C、HDMI、USB3.0 x2と、このサイズとしてはかなり詰め込んだポート類。ただデスクトップPCとして考えると最小限ではあります。マウス/キーボードでUSBは埋まりますし、HDMIも当然使うので、空きはUSB Type-Cとかになる。有効に使うには接続機器をワイヤレスにして行く必要もありそうです。

裏側はマウント用のネジ穴があります。

とにかく小さい

本体はACアダプタよりコンパクト。もはやUSB Type-CのPD(PowerDelivery)経由で電源取れば良いのにというぐらいのにと思います。ACアダプタレスなら更に持ち歩けるデスクトップPCになり得ますし。それは今後の課題なのかも。

ちょっとしたマウスよりも小さく、ここにCeleron CPUとメモリとストレージが入っているかと思うと時代の進化を感じますね。

Win10の日本語版

デフォルトでは英語版ですが、言語選択が初期設定時にあり、以後日本語 Win10 Homeで起動してきます。

ベンチマークとドライブ容量

LarkBookの実力をベンチマークで試してみました。

CrystalDiskMark 8.0.0で128GB eMMCストレージのベンチマークをトライ。

シーケンシャルリードは 335.75MB/sで、eMMCとしては普通レベルです。SATA SSDから20%程度遅いレベルですが、体感的にはこれぐらいなら極端に遅いと感じる事もありません。

ストレージは128GB eMMCを搭載していますが、空き容量は85GBほどです。

LarkBoxの使い道としては、かなりライトユースだと思いますのでこの容量でも足りるとは思いますが、それでも足りない場合は内部増設はできないので、USBかmicroSD経由かで容量を増やすと良いでしょう。USB SSDなら内部のeMMCよりも速いので工夫をすればもっと高速化できそうです。

またいつも使っているドラゴンクエストXベンチマークでトライ。1280×720の標準画質で動かしました。

結果は「やや重い」。

Celeron N4100、6GB RAMでグラボは無しのPCなので、当然ゲーム系は厳しいです。

実際使っていてももっさり感はわずかにあります。

前述のようにライトユースがメインとなるでしょう。ブラウザでネットニュースみたりYouTube動画みたり、あとはアマゾンプライムビデオとかNetflixとかの視聴、Office系アプリで簡単な文書作成、、、こうした事は問題無くできます。CPU負荷が高くなる動画や画像編集、ゲームは苦手です。

気になった点

LarkBookの場合、下記のようにケーブルが密になるため、デスクトップPCとして据え置きで使うとケーブルに引っぱられて本体位置が安定しません。ケーブルに何かががあたると本体が軽すぎて簡単に位置がずれます。

その為ACアダプタやその他ケーブルによっては、自分にとって理想的な位置に置けない可能性もあり、ちょっと工夫が必要になってきます。

解決のためには、ディスプレイ背面に付属のVESAマウンターを使って取り付け、固定したほうがいいでしょうね。そのほうが使う際にイライラする事は無くなります。

見た目もそのほうがスッキリしますしね。

まとめと価格

小さい故に不便なこともでてきますし、実用上でも僅かに微もっさりです。
しかし、それを補う小ささと価格の安さが魅力です。

価格は1.5万円~1.8万円ぐらいでとても安い。デスクトップPCをわざわざ買うほどではないが、たまにWindows PCで作業したいという用途もあるでしょう。例えばスマホだと会員登録する際に住所入力とか億劫ですが、PCが簡単に使える環境にあればそちらのほうが楽。ネットで情報見るのにもPCブラウザのほうが楽なときも多いですし。

そうした「時々PCも使う」ならマイナス面を上回ってメリットが大きくなるはずです。

BanggoodでLarkBoxが発売中。

Banggood販売ページ

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