Windows10搭載の12インチ2in1タブレット「CHUWI UBook X」をBanggood様からお借りできましたのでレビューしていきます。
CHUWI UBook Xの主な特徴
UBook Xは12.0インチディスプレイを搭載した2in1 Win10タブレットPCで、2K(2160×1440)と高解像度です。
画面は縦長のアスペクト比3:2で縦方向に長く、縦のコンテンツであるWebや、Excelなどが使いやすくなっています。
CPUはIntel Celeron N4100 Quad core 2.4GHz。RAM は8GB、ストレージは256GB SSDを搭載しているので、CPU負荷の高いアプリで無ければWin10自体は快適に動くでしょう。
拡張ポートは最小限ですが、必要なものは揃っています。映像出力対応のUSB Type-C、USB 3.0 Type-A、microSD、3.5mmイヤホンジャック。充電用DCジャックが別にありますが、USB PD2.0で充電できるので、モバイルバッテリー等での給電も可能。
本体背面にはキックスタンドがあり、145度の確度まで開くことが可能です。カバーを着けてスタンド代わりにする安っぽい仕様ではないのもグッドです。
スペック
製品名 | CHUWI Ubook X |
---|---|
ディスプレイ | 12.0インチ 2K(2160×1440) IPS アスペクト比 3:2 |
CPU | Intel Gemini Lake Celeron N4100 Quad Core 2.4GHz |
メモリ | 8GB LPDDR4 |
ストレージ容量 | 256GB SSD |
OS | Windows10 Home |
カメラ | フロント: 200万画素 バック : 500万画素 |
ネットワーク | IEEE 802.11a/b/g/n/ac Bluetooth 5.0 |
インターフェース | USB Type-C(PD対応) 、 USB Type-A、 micro HDMI 、 3.5mmイヤホンジャック、 microSD |
バッテリー | 38Wh/最大9時間使用可能 |
サイズ | 292.19 * 207.89 * 9mm |
重量 | 780g (タブレット本体) |
その他 | オプション : キーボード、 4096段階スタイラスペン |
同梱品と外観周り
さっそく開梱していきます。
同梱物はACアダプタ、マニュアル。キーボードはオプションです。ACアダプタの電源コンセント形状は日本では使えないタイプでしたが、Banggoodでは日本向けの出荷には日本用の変換コネクタを添付しています。
ただUSB Type-C 端子のUSB PD45W充電も可能なので、このACアダプタは実質的には不要です。(PD充電器を購入者が別途用意する必要がありますが)
マニュアルは1枚紙ですが、しっかりと日本語があります。
オプションのキーボードとドッキングした状態ですが、12インチ2K解像度のディスプレイは綺麗です。右側にはWindowsボタンがあり、タブレットモードの時は操作の助けになります。ベゼルはやや太めですね。200万画素のフロントカメラがあるのでビデオ会議も可能です。
キーボードはオプションですが、Win10 2in1タブレットの場合”キーボード(とタッチパッド)はほぼ必須”の為、もしUBook Xを購入したいのであれば、キーボードも併せて購入される事を強くオススメします。というかWin10の”ただのタブレット”は使い道としては厳しいです。タブレット”も”できるラップトップPCみたいな感じで捉えるのが正解です。
そのキーボードは配列も綺麗でストロークも普通のノートPCと同じようにあり、打鍵感も良く英語配列という点以外に違和感は全く無い。タッチパッドの追従性も良く、ブラウザの2本指スクロールも快適にできました。
キーボード裏側はスエード調で、肌触りが良い。このあたりはSufaceライクですね。
UBook Xの上部には電源/ボリュームボタンがあり、右側にはmicroSDスロットがあります。
左にはイヤホンジャックのみ。下部にはスピーカー。
右側は上からACアダプタ挿入口、microHDMI、USB Type-A、USB Type-C。
ちなみにキックスタンドはこの角度まで倒れるので、別売りのスタイラスペンでお絵かきも楽な体制になります。
背面は500万画素のカメラがあるのみ。下のほうにはレギュレトリー関連のマークがありますが、最下部に技適マークも追加されています。CHUWIは日本にも参入しているので技適もしっかりと取っている証ですね。
重さ
キーボード無しの実重量は814gでした。キーボード込みだと1130g。
12インチのラップトップPCであると考えると、1.13kgは軽量です。実際カバンに入れて持ち歩きましたが、やはり1kgちょいという重量だとめちゃ軽い。(普段2kgの15.6インチノートPC持ち歩いているので)
充電は2系統からできる
付属のACアダプタで充電すると本体上部に赤いLEDが点灯します。ただACアダプタを持ち歩くのは煩雑。
そんなときはUSB Type-Cでも充電が可能。一般的なUSB Type-C PD 45W充電が可能なモバイルバッテリーやPD充電器があればOKです。USB Type-Cポートが1つ使えなくなるのは痛いケースもありますが、普通のUSB端子(USB Type-A)があるので、メモリーキーとかUSBケーブルとスマホ繋ぐなどもできるので、それほど困らない。
自宅ではACアダプタ、移動先などではUSB PD充電器やモバイルバッテリーという二刀流ができるのは使い勝手の上でだいぶ楽です。
Win10の日本語化
セットアップから日本語も選択可能なので、あとから日本語化する必要はありません。
ベンチマーク
UBook Xに搭載されているCeleron N4100 CPUとSSDの実力をベンチマークで試してみました。
まずはCrystalDiskMark で搭載されている256GB SSDの速度を試してみました。
シーケンシャルリードは 555.97MB/sと、SATA SSDレベルの性能。この速度はHDDの8倍程度、eMMCの2倍程度とWin10 PCとして見た場合は速いほうです。もちろんNVMe SSDのように1500MB/s以上レベルがあればより高速ですが、PCやアプリの起動レベルではSATA SSDレベルでも「速いね」と体感できるレベルです。
またいつも使っているドラゴンクエストXベンチマークでトライ。1280×720の標準画質で動かしました。解像度低めですが結果は「重い」。完全にゲームには向いていない。
タブレットモード
アスペクト比 3:2なので縦方向が長く、ウェブサイトのような縦長コンテンツは見やすいです。Excelなんかも向いていると思います。
タブレットとしても優秀で、3:2のアスペクト比はより紙媒体に近い構成なので電子書籍で雑誌読むのにも楽です。
まとめと価格
12インチというサイズ感は普通にノートPCとして考えても扱いやすく、その上キーボード込みでも1.13kgと軽量なので自宅でも外出先でも気軽に持ち運びができて便利です。
アスペクト比 3:2は縦でも横でも使いやすく、在宅ワークでExcelしたりするのにも便利。
キーボードはオプションですが、本分にも書きましたがこれは必須だと考えたほうが良いでしょう。タブレット単体で使うならWindowsではなくAndroidのほうが圧倒的に便利です。そのキーボードは打鍵感も良く普通にノートPCとして使えるレベルにあり、英語配列に慣れているなら仕事用にも充分使えます。
対して難点はゲームなどの高負荷処理。Celeron N4100はそういう事には不向きです。
ただSSDもそこそこ速く、8GB RAMもあるので、Chromeである程度タブを開いてももさっとしないし、起動も速いので、ライトユースならこれで充分です。
価格はBanggoodで42,553円。(記事作成時点の価格)
但しクーポンもあります。
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