12ニュートンでの加圧床掃除、水拭き、ごみ自動収集、モップ洗浄と乾燥まで全てが全自動のロボット掃除機「DEEBOT T10 OMNI」を使ってみました。
DEEBOT T10 OMNIの主な特徴
いまやロボット掃除機の世界では、一般的なロボット掃除機の機能に加え、加圧式のモップがあること、掃除後のゴミの自動回収は最高峰ロボット掃除機として必須機能となってきました。
しかしその双方の機能を持っているロボット掃除機はあまりなく、モップ掛けはできるがゴミは自分で捨てるか、掃除後のゴミは自動回収してくれるが、モップ掛けはおまけ程度でした。
DEEBOT T10 OMNIは、その「モップ掛け」と「ゴミ自動回収」と大きな2機能を集約し「全自動掃除機」と謳っていて、更にAIが進化し、ケーブル等が落ちていても巻き込まないように回避したり、2cmの段差を乗り越えたり、掃除自体も5000Paと強力吸引であったりと、全てが最高峰。
T10 OMNIのステーション側には、4Lの清水タンク、同4Lの汚水タンク、その下に3Lのゴミパックがあります。モップに関しては掃除途中で汚れるとステーションに戻って洗ってから再度モップ掛けに戻る形で常に床は清潔に保たれます。
モップ掛けがただの濡れた布でさらっと拭き上げる程度ではなく、圧力をかけて拭きながらモップ洗浄して常に綺麗なモップで床掃除をしてくれます。
そんなわけでゴミ掃除も床磨きもトップレベルのロボット掃除機となっています。
*ECOVACS様にお借りしてのレビューです。
開梱物と外観
同梱物は全自動クリーニングステーション、電源ケーブル、回転モップパッドx2、サイドブラシx2、マニュアル、電源ケーブルです。この手のロボット掃除機では紙パック等の予備があるものですが、ついていないので別途購入が必要です。
*但しAmazonの公式ストアでは購入時に、ギフトセットや紙パックx3,専用洗剤をプレゼント中
マニュアルは丁寧な図解もあってとても分かりやすい。初めてロボット掃除機を使う人にとってはこうしたしっかりとしたマニュアルは有り難いでしょう。
全自動クリーニングステーションはやはり水タンクとゴミタンクがあるのでかなり大きい。
かなり存在感があります。但し色がホワイトなので主張せず、部屋の隅に置いておけば意外と馴染む。
ステーション上部の蓋を開けると左が汚水タンク、右が清水タンクとなっている。
真ん中を引き上げるとステーション下部掃除用のブラシも入っています。
下部のロボット掃除機が入る所はこのようになっていて、奥でモップパッドをクリーニングしつつ水洗いと最後には熱風乾燥までしてくれるようになっています。
このロボット掃除機が入る部分の上には、ゴミタンクを開けるボタンが隠されています。
ボタンを押すとこのようにゴミタンクにあるゴミパックにアクセス可能。3Lのゴミ紙パックなので、1-2ヶ月はゴミを溜められる。ゴミ紙パックは使い捨てなので、年6枚ぐらいは最低でも必要そうですね。
本体は一般的な形状で、ホワイトで清潔感のあるデザイン。私はルンバを使っているのですが、この白は(特に私の妻から見て)結構重要で、黒系は埃が目立つんですよね。それで気になるから拭いてしまうと。触ること自体が少ないロボット掃除機だからこそカラーは白が良いと思います。
上部の蓋を開ければダストカップが現れます。但し掃除後はこのダストカップの中身は全てステーションに吸い上げられてしまうので、殆どこのダストカップを確認することはないでしょう。
背面に回転してゴミを吸引口に寄せるサイドブラシと、2つのモップパッド部があります。
モップパッドを外せば通常のロボット掃除機の掃除モード、取り付けるとモップ掛けモードに自動的に変わります。
真ん中の回転ブラシは簡単に取り外せるので、メンテナンスは容易です。
WiFi接続でアプリを使うとより便利に
WiFi接続しなくても使えますが、スマホアプリを入れたほうが格段に使い勝手が良くなります。
アプリはECOVACS HOMEです。Google Pay(Playストア)/App Storeで検索してインストールしておきます。
あとはWiFiを繋いでスマホアプリと連動させるのですが、WiFiは2.4GHzだけが対応していますので、そちらのアクセスポイントを使いましょう。WiFi接続が完了すると上記の一番右のように認識します。
こうしてWiFiでアプリ連動させると、床拭き時の水量、掃除モードの吸引力、禁止エリアの指定、掃除のスケジュール/タイマー、等の細やかな設定ができるようになります。また掃除中でもアプリでどこを掃除したのかも確認できます。消耗品の状態まで確認できるようになるので、WiFi接続しなくても使えるものの、これは絶対に使うべきでしょう。
掃除能力を試す
DEEBOT T10 OMNIを掃除モードで使ってみました。
音は我が家にあるルンバ960との比較ですが、圧倒的に静かです。正直隣室にいたら掃除音はまったく聞こえないぐらい。吸引力が5000Paもあるのに「シャー」という軽い音しかしていない。
段差の乗り越え能力はとても高く、リビングや畳に敷いてあるラグは余裕で超えます。
乗り越えづらいケースでは、段差に対して入る角度を変えたり、2つの回転ブラシを回さずに乗り越えようとしたり、見ていて「こいつほんと頭いいなぁ」と感心します。
センサー系も凄く、最初のマッピングでは多少コツコツとあたりながらですが、次回からは当たらないように、且つ壁ギリギリに寄って掃除するなど、よく考えられた動きをします。
うちには猫もいるので油断して巻き込まれたりしないか不安ですが、ちゃんと判別して当たらないように掃除してくれます。(むしろうちのにゃんこの場合は、ブラシにじゃれて突っ込んでいくんですが、それでも回避しようとしてくれる健気なT10 OMNIです)
そんな感じで掃除能力自体ももちろん抜群です。
ちょっともったいないですが、紙パックを開けて確認してもみましたが、2日間の掃除でどっさり取れています。体感ですがいつも使っているルンバ960よりも多く取れていますし、少し重量がある猫砂などもしっかりとかき込んで取ってくれています。
このゴミが1ヶ月は余裕で紙パックに溜め込めるので、本当にロボット掃除機に触ることは少なくなり、ほぼ放置でいいのが凄すぎます。
水拭きモップ掛けで床はツルツル
DEEBOT T10 OMNIの強みはなんといってもモップ掛けです。まずは水拭きステーションにあるタンクにモップ洗浄用の水を指定線まで入れます。
あとは水拭きモップを取り付ければモップ掛け開始。
モップ掛け自体は「OZMO TURBO 2.0(加圧回転式デュアルモップ)」と呼ばれるもので、床面に加圧しつつモップが回転するので、一般的なロボット掃除機のように濡れたモップでさっとなでる程度とは大違いです。
モップ掛けが終わったあとは、足裏で体感できるほどツルツル感がでます。
モップ掛け中も10分ぐらい磨いて「モップが少し汚れています。戻って洗浄しますね」的なメッセージを流して、ステーションでモップを洗い一旦綺麗にしてから、また掃除を再開します。これにより常にモップが綺麗な状態で床磨きをする為、掃除後に床が乾くと足の裏で「ツルツルじゃないか」と感じる事ができるわけ。
禁止エリア指定
ちなみにアプリでモップ掛けと掃除の進入禁止を全て指定が可能。以下スクショの左は普通に掃除モードの際、右がモップ掛け禁止エリアを指定して、モップ掛けをした場合です。ちゃんと立ち入り禁止区域に入らずに、家中を掃除/モップ掛けしたことが分かりますね
モップ掛け完了後にベースステーションのタンクを確認すると、汚水を確認できます。
こんなにも汚れていたのかと愕然とします。
カメラで部屋の様子も見れる
不在中、ペットの様子が心配になる方もいるでしょう。
ECOVACS HOMEアプリでは「ビデオマネージャー」という機能があり、こちらを使うと掃除とは別に、ロボット掃除機自体を移動させつつ撮影が可能です。
アプリで画像を確認しつつ移動させられるので、好きな場所の撮影が可能です。
総括
ECOVACS DEEBOT T10 OMNIを2週間ほど使ってみたのですが、掃除とモップ掛け(床磨き)から人間が完全に解放され、まさに「全自動掃除機」。
もしクイックルワイパーみたいなので床掃除をしているのであれば、すぐにこのT10 OMNIを使うべき。手でモップ掛けなんてバカらしくてやってられないレベル。
しかもTV台の下やソファー下など、スティック型でのモップ掃除だと、手が届きづらい部分は物をどかしてやる必要がありますが、T10 OMNIであれば、そうした隙間/椅子の下などにもすいすい入って行き、掃除とモップ掛けをしてくれるわけです。しかも人間の労力はゼロ。
もちろん10万円超の高額製品ではありますが、掃除とモップ掛けを人間の手から完全解放してくれ、その時間を別のことに使えるなら、正直買って後悔はしないと思います。
掃除機能自体も手持ちのルンバ960よりも上だし、ゴミも毎日捨てずに済むし紙パックで1ヶ月は余裕でゴミ捨て不要。まさしく人間を掃除から解放してくれるアイテムです。
唯一難点を挙げるとすれば、それはモップパッドの片付け場所が欲しかった点。
モップを付ければモップ掛けモード、外せば普通に掃除モードになるし、モップを着けていても掃除モードにもできますが、やはり絨毯が濡れたりというリスクを考えるとモップパッドは外して置きたくなります。(モップ掛けは毎日するわけでもないですしね)
ですが、そのモップパッドを外した際に置き場が無い。ステーションのどこかに仕舞えると最高です。
ですが、不満はそれぐらいで、モップ掛けでツルツルになるフローリング、ギリギリぶつからないセンサー、モップは熱風乾燥、ゴミは紙パックに自動回収など、全てが最高。
フローリング主体の家でいまロボット掃除機を買うなら、DEEBOT T10 OMNIのように、加圧モップ掛けとゴミパックがついたゴミ自動回収機能があるロボット掃除機は間違いなくオススメで、とにかく時間と消費する体力を買えます。
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