MediaTekから新しい5G SoC(チップセット)「Dimensity 1000」が発表されました。
AnTuTuベンチマークはなんと51万点と公表されています。
MediaTek Dimensity 1000 5G
MediaTekのスマホSoC(CPU)は PやAといったローエンドからミドルレンジが中心でした。しかしこのDimensity1000はまごうことなきハイエンドで、過去のHelio Xシリーズの後継として発売されます。
このDimensity 1000は、2.6GHzのオクタコアとなり、
また5Gモデムを内蔵。Snapdragon855 PlusやExynos9825,Kirin980といったハイエンドの5Gは外部モデムとのセットだったので、完全な5G内包チップというとこのDimensity1000がスマホでは初と言う事になりそうです。
そして気になるAnTuTuベンチマークはなんと51万点と公表されています。Snapdragon855 Plusの超ハイエンド機ですら40万点是半であることを考えると、恐ろしい性能を叩き出しています。このスコアならハイエンドゲームも余裕でしょう。Snapdragon等のハイエンドSoC(CPU)より低価格で発売されるでしょうから、かなり市場を引っかき回すことになりそうな予感もあります。
Blackviewタフネススマホが初号機か?
BlackviewではこのDimensity1000を搭載するスマートフォンを数日中に発表すると言っています。
BlackviewではMediaTek Helio P90を搭載するBV9900が発売予定ですが、Dimensity1000搭載機はその後継機になるでしょう。そしてこれがDimensity1000初の製品化となるようです。
ローンチはいつごろになるのかは未定ですが、恐らくは2020年中頃から後半にかけてと思われます。
しかしタフネススマホに5G、そしてAnTuTu 50万点オーバーの性能が搭載されるとなると、タフネススマホのいままでの概念である「そこそこの性能だけどタフ」ということが崩れていく予感がありますね。
アウトドア趣味が多い私は、可能ならタフネススマホをメイン機にしたいと思っているので、このDimensity1000搭載機が待ち遠しいです。
関連リンク
・公式サイト : Blackview