DOCKCASE から発売されている1.54インチ液晶ディスプレイ付き「DOCKCASE 9-in-1 USB-Cハブ(DOCKCASE-89) 」をつかってみました。
主な特徴
「DOCKCASE 9-in-1 USB-Cハブ(DOCKCASE-89) 」はその名の通り9n1 USBハブ。
ギガビットイーサネット、USB Type-CでのPD充電、SDカード等々がサポートされ、またディスプレイにはPD/HDMI等の情報を表示できるUSBハブの究極系です。
ただのハブではなく、1.54インチのディスプレイがついており、USBポートの転送速度、USB PDの充電量、HDMIやLANの状況等を視認できます。
9in1のポートは、100W PD3.0 USB-C充電ポートx1、4K 60Hz HDMIポートx1、イーサネットポート x1、microSDカードリーダーx1、SDカードリーダーx1、USB-A3.2 Gen2ポートx2、USB-A 2.0 x2
*DOCKCASE様よりお借りいたしました。
開梱と外観
さっそく開梱していきます。
同梱物は、ハブ本体、Type-Cケーブル、マニュアルです。
マニュアルは日本語で、ポート類の図解から、各スペック、ノートPCにPD接続したときの使い方までしっかりと書かれています。
外観はアルミニウム筐体なので剛性感は凄く高くしっかりしています。USBハブというとプラスチック製が多いのですが、このDOCKCASEの製品は高級感あり。雑に扱えない感じすらあります。
ポートはUSB Type-CのPD、HDMI、USB 2.0 x2,LAN(1000BASE-T)です。ノートPCは基本無線LAN接続でしょうが、ホテルなどではLAN回線のほうが安定できるケースも多く、ハブにLANポートがあると結構助かります。
反対側には、SDカード/microSDカードリーダーが縦に並んでいて、USB 3.0 x2となっています。
ちなみに一番左のボタンで、ディスプレイ表示を切り替えられます。
縦方向の側面にUSB Type-C端子があり、こちらからディスプレイアウトとして繋ぎます。
底面にはゴム足があります。デスク上でちょっと触ったぐらいで移動しちゃうようなことはなく安定します。
ディスプレイ表示はやはり便利
前面にはウリとなるディスプレイ表示がされています。ハブにディスプレイ表示なんて要る?という疑問も最初はありましたが、PDの充電ワット数、USB端子の転送スピード、HDMIの状況が分かるのでこれはこれであるととても便利。
「なんか転送速度遅いな」とか「ちゃんと充電されてる?」みたいなことも可視化できるのは意外にも有り難い。
ハブとしても使いやすい
最近のノートPCはコストカットの為なのか、はたまたAppleのノートPCを真似たのか分かりませんが、ポート類が少ないものが多いです。その為、多数のデバイスを繋げたい、或いはSD/microSDカードのリーダーが欲しいという要望に応えるため、このようなUSBハブが必要なケースがあり得ます。
そんなとき9in1と豊富なポートを積み込んだこのDOCKCASE 9in1ハブは重宝します。
私の場合はセカンドディスプレイと繋いで作業効率を上げていますが、その場合にハブを使う場合、USB Type-C端子が1つしかないと充電しつつ2ndディスプレイにUSB Type-Cケーブルで繋ぐ事が出来なくなります。しかしのDOCKCASEの9in1ハブではもう一方のUSB Type-C端子により電源供給やディスプレイアウトができます。またHDMI端子経由でディスプレイアウトもできるので、HDMIがないノートPCでも利用可能。
USBポートもUSB 3.2 Gen2対応の為、最大10Gbpsの転送速度が出せます。私がよく使っているBUFFALOのUSB SSDを接続すると、463.52MB/sと直挿しと遜色無い速度もでていました。
価格と総括
価格はAmazonにて定価14,999円となっています。
但し販売ページ内に1000円オフクーポンがあり、13999円です。
USBハブとしては高価な部類ですが、これ一台で有線LAN、SD/microSDカードのリーダー、USB 4ポート、HDMI出力、USB Type-C/USB PDの充電等の全てがまかなえるので、これ一つあれば安心という製品です。
またディスプレイがある為、転送速度や充電状況を確認でき、ちょっとした確認やトラブルシューティングに役立つのでPC上級者ほど「こんなの欲しかったわ」という製品だと思います。出張/旅先等にノートPCとこのDOCKCASEのハブを持っていけば、いろんな事態にも対応できる製品です。