【レビュー】「DONNER Dobuds ONE」5000円台でハイブリッドドライバーとノイキャンを搭載して音も機能も両立している秀逸イヤホン

ギター、ピアノといった楽器からイヤホンまで発売するオーディオブランドのDONNERから発売されている完全ワイヤレスイヤホン「DONNER Dobuds One」を使って見ました。

インナーイヤー式イヤホンで、最大30dBのノイズをカットするANC:アクティブノイズキャンセリング搭載しつつも、5000円台とリーズナブルな完全ワイヤレスイヤホンです。

主な特徴

Donnerは2012年に設立された音楽楽器を主としたメーカーで、DONNERはドイツ語で雷を意味し、音波パルスをイメージした社名との事。

このDobuds ONEは12mmのダイナミックドライバーを搭載した完全ワイヤレスイヤホン。

その12mmのダイナミックドライバーで迫力あるHiFiサウンドを堪能でき、また30dBのアクティブノイズキャンセリングも可能と、スペック的にも高級機ライクになっています。それでいて5000円台の価格帯であるというのが、このDONNER Dobuds ONEの最大の特徴でしょう。

ANC:アクティブノイズキャンセリングは、だいたい40dB以上が高級機の基準となりつつありますから、DONNER Dobuds ONEの30dBはやや控えめですが、それでもANC有無では没入感がだいぶ変わりますので、このあたりは実際使ってみて判断して見たいと思います。

またアプリによりイコライザー(EQ)調整も可能。

Bluetoothは5.2に対応。コーデックAACで、連続再生はANCオンで5時間、オフなら7時間、バッテリーケース併用で28時間再生も可能です。更にケースはQiワイヤレス充電に対応しています。

ケース併用で32時間、イヤホン単体では8時間、ANC Onだと6時間の連続使用が可能。

その他IPX4防水にも対応しています。

*DONNER 様からお借りしてのレビューです。

モデル名 DTW-E10
Bluetooth 5.2
使用時間 イヤホン 8時間(ANC On 6.5時間)
ケース併用 32時間(ANC On 26時間)
バッテリー容量 55mAh(イヤホン)、520mAh(ケース)

開梱と外観

開梱をしていきます。

同梱品はマニュアル、USB Type-Cケーブル、イヤホンケース、イヤーピースとなっています。

マニュアルは多言語で日本語もあります。

ケースは5cmほどの小型なタイプ。入れやすいですが、取り出しはちょっとやりづらいかなぁ。

前面側には残量LEDも搭載されています。

ケース背面には充電用USB Type-C端子となっています。

使用感

イヤホンはインナーイヤー型でしっかりと耳に押し込んで使うタイプとなります。

イヤーピースで自分にあったサイズにしておけば、耳にぴたっとはまり、実測で片耳4g程度のため、装着感は本当に軽いです。
インナーイヤー式の為、圧迫感は多少はあるものの、30分ぐらい着けていると違和感がなくなり、その後仕事で2時間着けっぱなしにしてみましたが、耳も痛くありません。

2つのドライバを搭載しているため、ややトンシャリ感はありますが、低音は強く、高音は抜けが良くクリア。

このあたりは好みを変更できるイコライザー調整(後述)が可能な為、気に入らなければいかようにも調整ができます。

音量調整はタッチコントロールも可能ですが、こちらも以下のアプリでカスタマイズができるので、とても便利です。

ノイズキャンセリングは、30dBで強力とは言えない仕様ですが、それでも停車中の車の中で音楽を聴いていて、窓を開けて外音を取り込んでもほぼ外の車の走行音は消されます。電車ではうっすらアナウンスが聞こえる(何か言ってるなぐらい)程度で、5000円台という価格を考えれば充分なレベルです。アプリで外音取り込み設定も簡単に切り替えられるので、状況に合わせて使い分けられます。

アプリは非常に便利

アプリがなくても使えますが、Donner Connectアプリをインストールしておくと、イコライザー調整、アクティブノイズキャンセリングの設定、タッチ操作の設定等々が変更可能となり、より使いやすくなります。

アプリインストール後にペアリングしておけばあとは簡単。

以下のようにノイズキャンセリングで外部音取り込み、タッチの設定等をスマホからコントロールできるようになります。
イコライザー調整も可能で、プリセットされているものの中から選択も可能ですし、自分なりのカスタマイズもできます。

イヤホンの特性をチューニングできるので、映画とか動画見る際や音楽もジャンルによって満足いくまで自分好みに変えられるというのはかなり強みです。

こうしたカスタマイズできるイヤホンがかなり増えてきましたが、アプリ無しの場合は都度「ノイキャン消したいときは・・・えっと何だっけ」となるイライラを解消出来る為、アプリはほぼ必須となりつつあります。

まとめ:価格以上の満足感

Donner Dobuds ONEは販売価格が5999円。ノイズキャンセリング、ハイブリッドドライバーとスペックの割に価格は低価格というのが売りですが、実際使ってみて、全然お値段以上に感じます。

多少ドンシャリ感のある低音ではありますが、クリアな高音、広がりのある音は体感できるし、イコライザー調整で自分なりの好みに仕上げる事もできます。

バッテリーライフもANCオフで8時間、オンでも6時間使えるので、通勤/通学で往復2-3時間利用でも毎日充電は不要。2日に1度で良い程度。

アプリの使い勝手が良く、ノイズキャンセリングのオンオフもさっとできるので便利。電車の中でオン、下りたらオフなど、着けたままイヤホンを触らずにアプリで設定をさくさくと変えるだけで良いのは軽快です。

思っていたよりも良い音で安く使いやすい。これがDONNER Dubuds  ONEの正直な感想ですね。

価格

Donner DoBuds ONEはAmazonで5990円で販売中です。
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