【実機レビュー】いまさらだけどGalaxy S22 Ultra買ってみた!カメラ抜群+内蔵Sペンはやっぱり最高!でも価格とのバランスは今ひとつ

サムソンから発売されているSペン内蔵フラッグシップスマートフォン「Galaxy S22 Ultra」を買いました。

私自身はメイン機はGalaxy Note20 UltraからGalaxy Z Fold3に乗り換えた後、いまはGalaxy Z Fold4を使用していて、Galaxy Note3から以降続けていたGalaxy NoteSペン内蔵シリーズの利用が2年近く途絶えています。

Sペン内蔵できなくばスマホではないというぐらいSペン愛好で、会議も思いついた事もメモは全てSペンで取り、即デジタル化できることを最上と考えていましたが、それもGalaxy Z Fold4のタブレットにもスマホにもなるというメリットにSペンが負けてしまっていました。いまは一応Sペンも持っていますが、内蔵出来なくば利用頻度はここまで下がるのかというぐらい、やはり持ち歩かないケース(例えばちょっとした買い物で出掛ける時や、釣り、アウトドアの時など)で「あ、ここでペンあればなー」という場面もあり、サブ機でSペン内蔵のGalaxy S22 Ultraを買おうと決めました。

ただ安さを求めて海外版のSM-S908Nを購入しています。

Galaxy S22 Ultraの特徴と外観

S22 UltraはGalaxy Sシリーズとしては初めてSペンを内蔵したスマートフォンとなりましたが、実質的にはGalaxy Note20 Ultraの後継機です。

ディスプレイは6.8インチAMOLEDディスプレイと大型ですが、基本的にはGalaxy Note20 Ultraを踏襲していて、パンチホールカメラ、画面内指紋認証等は同じです。

重量は229gで、昨今のスマホとしてはぼちぼちという重さではありますが、重量級は変わらずずっしりとしてはいます。

画面左右端はエッジタイプとなっていて湾曲しています。ペンを使うという事を考えると(相変わらず)マイナスです。
ただこれはフラッグシップスマートフォンなのにただ平らのディスプレイというのは高級感に繋がらないのか、マーケティング要素が強いんでしょうね。

下部には左にSペンが内蔵され、USB Type-C、SIMカードスロットがあります。microSDカードは非対応なのは残念。

SoC(CPU)はSnapdragon 8+ Gen 1 オクタコア3.0GHzで、いまではGen2となりましたから世代は遅れてはいますが充分ハイエンドです。

メモリは12GB、ストレージは256GB。

バッテリーは5000mAhでGalaxy Z Fold3あたりと同レベル。多くも無く少なくも無くといったところでしょう。

背面はバーガンディカラーを選んだので、非常に美しい。つや消しが高級感を醸し出しています。

カメラはメイン108MP+12MP超広角+10MP 10倍+10MPの3倍光学ズームと4眼カメラとなりました。

カメラバンプはありますが、カバーを着けるとだいたいツライチになるので、他のスマホ同様に一見デメリットに見えますが結局カバー着ければそれほどデメリットではないという感じですね。

主要スペック

Samsung Galaxy S22 Ultra
ディスプレイ 6.8インチ (3088×1440) エッジ
Dynamic AMOLED(有機EL)
リフレッシュレート 120Hz
SoC(CPU) Qualcomm Snapdragon 8+ Gen1 オクタコア3.19GHz
メモリ 12GB
ストレージ 256GB  UFS3.0
OS Android 10
カメラ 背面
108MP (f/1.8)
12MP(超広角)
10MP(望遠 10倍光学ズーム)
10MP(望遠 3倍光学ズーム)
前面
40MP(f/2.2)
バッテリー/充電 5000 mAh
WiFi/Bluetooth Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth 5.2 ,NFC
SIMスロット デュアル nano SIMx2
デュアルスタンバイ
microSD
対応周波数帯 2G:GSM 850 / 900 / 1800 / 1900
3G:HSDPA 800 / 850 / 900 / 1700(AWS) / 1900 / 2100
4G FDD LTE:B1(2100), B2(1900), B3(1800), B4(AWS), B5(850), B7(2600), B8(900), B12(700), B13(700), B17(700), B18(800), B19(800), B20(800), B25(1900), B26(850), B28(700), B66(AWS-3)
4G TDD LTE:B38 (2600), B39 (1900), B40 (2300), B41 (2500)
5G:N77 (3700), N78 (3500)
サイズ 163.3 x 77.9 x 8.9mm
重さ 229g
カラー バーガンディ、ファントムブラック
その他 ・USB Type-C
・インディスプレイ指紋認証
・ワイヤレス急速充電/パワーシェア
・防水: IP68
・イヤホンジャック 無し

ベンチマークと使用感

SoC(CPU)にSnapdragon 8+ Gen 1 オクタコア3.2GHzを搭載しています。
実力をAnTuTu v9ベンチマークで試してみました。

結果は93万点越えと堂々フラッグシップ。
ただGalaxy Z Fold4のSnapdragon8+ Gen1は104万点だったので、10%ほど性能差が出ています。

ただ実際利用している中で不満があるわけもなく、例えばゲームのウマ娘をしている感じでは、遅延/遅さは当然なく、Galaxy Z Fold4との差は感じません。もちろん標準アプリが遅いこともなく全てが快適。性能に関しては言う事無しですね。

Sペンはやっぱり便利なのです

S22 Ultraの最大のウリはやはりSペンが内蔵出来る点。「ただペンが内蔵できる」事がこんなにも有り難いものなのかと、やはりGalaxy Z Fold4+Sペンで使っている身からすると痛感します。

Sペンを別途持ち歩くと無くす可能性もあるし、毎日全ての行動で持ち歩く必要も無い。つまりSペンがあるときとない時があるのですが、ない時に限って良いアイデアが思いついたり、「あれ忘れないように」といった事が思いつく。

「いま駅にいるんだけどお昼にマック買って帰ろうか?」とか妻に言われた時も、どれが欲しいのか明示するのは文字で書くより圧倒的に分かりやすい。

Galaxy Z Fold4はこのSペンの必要性以上に画面がデカイのが仕事でもプライベートでも使いやすく、ゲームも大画面でできるので打算的にGalaxy Z Fold4がメイン機となっているのですが、やばりS22 UltraのようなSペン内蔵は間違いなく便利。

Z Foldにも純正カバーwithSペンがあるけど、デカイ、かさばる、重いと今ひとつです。

Sペンは半分の大きさで簡易的で構わないので、なんとかGalaxy Z Fold5では内蔵してくれたらなぁ。

カメラは本当に優秀

Sペン以外に素晴らしいと感じたのはカメラです。

背面カメラはメイン108MP+12MP超広角+10MP 10倍+10MPの3倍光学ズームと4眼カメラ。

以下は作例です。(クリックすると大きく見ることができます。容量が大きいのでモバイルの方はご注意を。)

撮れる写真は概ねくっきりはっきりとしたビビットな印象ですね。メリハリがでて艶やか。

上段左は漁港で空の鮮やかさがでています。雲も潰れなく輪郭を捉えられています。上段右は光学ズーム(3倍ぐらい)での写真ですが、普通に1倍で撮っているのと変わらないほど綺麗。

中段左は北海道の阿寒川にいった際の写真で、紅葉と、川の流れが美しく撮れています。中段右は回転寿司で撮ってみましたが、こんなしょうもない対象物でも繊維が見えていて中トロ感がしっかりと出ています。

下段左はポートレートでの撮影。背景のボケ感は自然で、花が不自然に浮き上がるようなことはない。
右はうちのにゃんこで接写。毛の細かい部分までしっかり表現できていますね。

また画像の編集もよくできていて、フィルターで選択するだけで、こんなにも艶やかになります。

Galaxy Z Fold4をメインに使っている私からすると、S22 Ultraのカメラはもっと高次元であり、且つ適当に撮っても美しく撮れます。Galaxy Z Fold4も先代の酷評されたカメラよりは進化していますが、それでも艶やかさとかメリハリ感がまだ少し負けています。

まとめ

Sペン内蔵という物理的なメリットは間違いなく大きいと再認識しましたね。

Galaxy Z Fold4+Sペンは「さっと取りだしてメモを取る」事が叶わないので、代替にはならないと思っていたからS22 Ultraを購入したわけですが、間違いなくその体感は正しかった事を痛感しました。

もう一つはやはりカメラで、Z Fold4はかなり良くなったとは言え、SamsungスマホのフラッグシップはS22 Ultraなのだと使って、撮って、見てみて、やはり差を感じます。普通に撮って艶やかでズームも素晴らしく、誰が撮っても美しいカメラです。

ただ難点は価格でしょうかね。国内版はキャリアでしか買えませんが18万円という価格は高すぎる。
私は海外版で13万円ぐらいで買えましたが、それでもやや高いと感じますが、この価格ならスペックやカメラ性能を考えるとと妥当感はあります。18万円ならスルーしていました。

S22 Ultraの評価はこの価格とのバランスを鑑みて判断する必要があり、ここまで全て手放しで褒めていますが、価格だけは納得いっていない所。S22 Ultraがこの価格で数売れなければ、正直Sペン内蔵スマホの将来は厳しいとSamsungは考えているのかもしれませんが、ちょっとやっぱり高すぎます。

S23シリーズは2023年Q1に発売されると思いますが、もう少し価格の下がったS23 Ultraが登場すると良いなと思います。

もしS22 Ultraを買うなら、美品中古が狙い目です。11-13万円ぐらいで購入できますし。

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