スマートフォンメーカーのDOOGEEから発売されたスマートウオッチ「DOOGEE D11スマートウォッチ」を使ってみましたのでレビューしていきます。
右側に使いやすいダイヤル=竜頭があるのが特徴で、1.32インチ 360×360解像度のディスプレイ、簡単に交換できる付属バンドなど使い安さやイージーさといったライト層に使ってもらいたい個性的なスマートウォッチです。
DOOGEE D11の特徴
DOOGEE D11は1.55インチと大型のディスプレイを採用したスマートウォッチ。解像度も360×360と高解像度。
見て分かるようにデザイン面で普通のスマートウォッチと一線を画しており、かなり主張が強めです。
バッテリーライフは通常使用で7日と謳っています。
その他、70ものスポーツモードと、IP68防水対応で水中でも使えます。
センサー系では24時間心拍モニタ、SpO2(血中酸素濃度)、歩数計といったヘルストラッカーとしても基本機能を備えています。
DOOGEE D11 | |
ディスプレイ | 1.32インチ 360×360 |
バッテリー | 300mAh |
バッテリーライフ | 通常使用 : 7日間 ベーシックモード : 30日 |
GPS | 無し |
防水 | IP68防水 |
機能 | バイブレーション: あり ヘルストラック: SpO2(血中酸素),24時間心拍,歩数,座りすぎ,睡眠 NFC(中国国内) |
重さ | 38g |
その他 | ・日本語対応あり ・スポーツモード:70 |
DOOGEE様からお借りしました。
開封してペアリングしていく
開梱品と本体外観をチェックしていきます。
同梱物はマニュアル、USB充電ケーブルのみですね。黒と赤いレザー調バンドが入っていますが、赤のは今回お借りしたモデルのみで、一般モデルには最初から付いているオレンジ、それと黒の替えバンドのみです。
充電ケーブルはマグネットタイプ。外れ易い面もありますが、取り扱いが楽だし、充電時間も2時間程度で、バッテリーライフ7日間と考えれば、週一回程度の充電だし、それほど困らない。
マニュアルは多言語タイプですが、日本語もあります。
使い方も最小限といった内容ですが、スマートウォッチやスマートバンドは基本的にはスマホにアプリインストールしてペアリングしてしまえば、あとはスマートウオッチ側とアプリで操作すれば分かるような仕様なので、マニュアルはそれほど重要ではありませんね。
操作系は右側面にボタン兼ダイヤルがあるのみです。
機能としてはディスプレイオン/オフと、ダイヤルでウオッチフェイスの変更やメニューの移動が可能です。
とにかくこのダイヤルという物理ボタンがあるのは楽。
起動させると言語選択があり、メニューも日本語となります。360×360の解像度の割にジャギーっぽく感じるので、このあたりはもう少しフォントを調整して欲しかったところ。ただそれでも英語よりは遙かに日本語があるほうが楽なので、そういう意味では有り難い。
Google Play/App Storeで”Glory Fit“で検索するとアプリが出てくるので、そちらをインストールすればOK。
あとはアプリ側で「デバイス」から「スマートウォッチを追加」と押して、画面の指示通りしていけば、ペアリングできます。
ウオッチフェイスは多数から選択可能
プリセットは4種類で、ダイヤルを回すと変更が可能です。ウオッチフェイスの変更がダイヤル操作のデフォルトでなので便利な反面、「これがいい」と1度決めたウオッチフェイスを変更したくない場合、いちいちダイヤル触る度に変更/選択となるので、ここは変えて欲しいですね。メニューではダイヤル操作は便利なのですが・・・。
またアプリからオンラインで数十種類から選択可能です。
バンドが工具レスで付け替え可能
デザインに大きく振っているD11スマートウォッチですが、替えバンドが付属しているのは、自在にバンドを交換して楽しんで欲しいという意図でしょう。交換も工具レスで簡単に外れる為、交換も容易。
革バンドに交換してみましたがとても簡単。バンドは22mmのタイプなので、付属品だけでなく市販品も使えます。
複数のバンドを持っていれば、気分によって、着る服装によって、毎日交換して使う事ができるのは大きなメリットです。
LINE通知も可能
スマホからの通知設定はアプリ側で「アプリ通知」からLINEやSNSをOnにしておけば、受け取る事が出来ます。
また一覧に無いアプリであっても、「その他」からインストールしているアプリ一覧から選択すれば通知も可能。
以下テスト的にLINEで通知してみましたが、文字の大きさも丁度良く通知をさっと読めるのが良い。
但し文字数的には以下のみで、全文をスクロールさせて読んだりはできません。
フィットネストラッカーとして
フィットネストラッカーとしては一般的な心拍/血圧/歩数計/睡眠といった基本的なヘルスデータの収集が可能です。
24時間の心拍測定やSpO2(血中酸素濃度)の計測も可能。少し走ったら心拍173って本当?という数値が出たりしますが、データ取りしてくれて見やすくグラフ化してくれるので分かりやすい。
またD11スマートウォッチ側でもリアルタイムでグラフで確認も可能です。
ランニングやウォーキング、歩数データといったスポーツデータのトラックも可能です。
ただGPSが無いため地図と連動したデータはありません。
電池の持ちは実質7日ぐらい
通常使用で7日使用可能ですが、実使用での結果も概ね7日程度でした。
1週間使って残8%なので、1日で13%程度減っていくイメージ。
これだけ持ってくれれば、1週間程度の出張や旅行にも充電要らずですし、平日ずっと充電無しでもOKです。
総括 : デザインとダイヤル
DOOGEE D11スマートウォッチは尖ったデザインとダイヤルの利便性の良さという突出した要素があり、それがきっちりハマっています。
物理ダイヤルボタンは使いやすい上にスマートウォッチとしても普通に使え、LINE/SNS等の日本語での通知も可能ですし、少し怪しいがヘルストラック、スポーツのデータもスマホでグラフ化したりデータ化して見ることもできる。
価格も定価は10000円程度ですが、セールであれば5000円強となり、この価格帯のスマートウォッチとしては機能は標準的ながらもデザインで一歩抜き出ています。
そのデザインは好みでもあるのでハマる人とそうで無い人がきっちり分かれるでしょうが、こういう尖り具合は刺さる人も多いのではないでしょうか。
現状Apple Watchライクなデザインには飽き飽きだという中で、DOOGEEが何か爪痕を残すべく新しいチャレンジをしているのは間違いなく、そういう意味で好感の持てるスマートウォッチです。
価格
但し、2022年7月30日よりセールがスタートし、半額の5,549円で販売されます。
今回紹介したレザーバンド付きモデルも5827円と300円差ぐらいなのでオススメです。
配送は無料。