DOOGEEから発売された11インチ Androidタブレット「DOOGEE U11 Proタブレット」を2週間使ってみました。価格的に実売1万円台後半ちょいと買いやすい価格帯ながら、UNISOC T7200を搭載しています。
DOOGEE U11 Proの特徴
DOOGEEは2013年にスタートした中国の老舗スマートフォンメーカー。最近ではスマートウォッチ、タブレットにも力を入れています。
DOOGEEではU11というエントリー向けタブレットがありましたが、そのU11からDOOGEE U11 Proへとプロ版に進化したモデルです。
画面サイズ11インチとタブレットとしては大きめで、1280×800のWVGA解像度と、90Hzのリフレッシュレートをサポートして、スムーズなディスプレイとなりました。
SoC(CPU)はUNISOC T7200(T606のリブランド)プロセッサを搭載しています。パワー的にはエントリーレベルですが、その中でも上位にはあるプロセッサです。
メモリは6GBとアップし、仮想RAMで+24GBも使え、最大30GB。
ストレージは容量は256GBと比較的余裕があり、UFSと高速ストレージ。
更にmicroSDカード(最大2TBまで)も使えます。
著作権保護レベルであるWidevine L1対応且つ、Netflixを含む動画サービスでHD画質(フルHD)をサポートしていることを示しています。ネットフリックスだけでなく、Disney+/AmazonPrime/hulu/YouTubeで、高画質動画を楽しめます。
DOOGEE U11 Pro | |
ディスプレイ | 11インチ 1280×800 WXGA IPS リフレッシュレート90Hz |
CPU | Unisoc T7200 8コア 1.6 GHz (UNISOC T606) |
メモリ | 物理RAM 6GB +仮想RAM 24GB : トータル30GB |
ストレージ容量 | 256GB UFS2.1 / microSD (最大2TB) |
OS | Android 15 |
カメラ | フロント: 5MP バック : 13MP |
ネットワーク | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth V5.0*SIM無し/WiFiのみ |
インターフェース | USB Type-C microSD(最大2TB) 3.5mmイヤホンジャック |
バッテリー/急速充電 | 8580mAh / 10W |
重量 | 537g |
サイズ | 257.3 x 168.8 x 7.9mm |
その他 | スピーカー : 2 Widevine L1:Netflix/Disney+/Amazonプライム・ビデオ/hulu |
*DOOGEE様よりお借りしてのレビューです。
同梱品
同梱物はマニュアルとUSB Type-Cケーブル、充電器、microSDカードトレイ取り出しピンがあります。
マニュアルは多言語ですが、日本語もしっかりと書かれています。
充電器は10Wの一般的なものです。
ディスプレイ
DOOGEE U11 Proタブレットには11インチディスプレイが搭載。この11インチディスプレイは1280×800 WXGA解像度、リフレッシュレートも90Hzというスペック。90Hzは一般的なタブレットの1.5倍滑らかです。
リフレッシュレートはデフォルトでは”オート”に設定されています。90Hzに固定したい場合は設定から変更ができます。
輝度を最大に上げれば、かなり眩しいレベルまで明るくでき、室内で使う限りは非常に綺麗です。
外観
横持ち時の右側には、左端に3.5mmイヤホンジャック、スピーカー、USB Type-C端子と、microSDカードトレイがあります。
microSDカードスロットから取りだしたところ。WiFi専用タブレットなので、SIMは挿せません。
左には電源ボタンとスピーカーがあります、上部にボリュームボタンあります。横持ちした際に、左手が電源やボリュームボタンに触りやすい位置です。
スピーカーは左右にありステレオスピーカーです。迫力充分とは言えないものの、モノラルスピーカーよりは断然良く、動画視聴には必要十分。
背面には13MPのカメラがあります。
アプリケーション
プリインストールアプリは、基本的にはプレーンなAndroidOSのアプリのみです。WPS Officeぐらい。
最近は余計なアプリが入っていることも少ないですね。
メモリ拡張
搭載メモリは6GBですが、DOOGEE U11 Proはメモリ拡張(仮想RAM)が使えます。
デフォルトではすでに+24GB(トータル30GB)となっています。
特に設定を触る必要はないですが、拡張RAM容量を調整はできず、仮想RAM容量を+24GBするか、使わないかの2択です。
Netflix等、動画再生機として
タブレットと言えばNetflixやアマゾンプライムビデオ等の動画視聴がメインというケースと言っても良いでしょう。
特にDOOGEE U11 Proは比較的低価格なタブレットの為、動画視聴などのライトユースがメインです。
その動画視聴で重要なのが、著作権保護レベルであるWidevineは最上位のL1に対応しているかです。
U11 ProはL1に対応しており、Netflixを含む、Disney+/AmazonPrime/hulu/YouTubeでHD画質のフルHD映像が楽しめます。
Netflixで以下再生仕様を確認すると、ちゃんとL1になっています。
HD画質なので、11インチの大画面を活かして動画視聴を堪能できます。
WXGA解像度という事粗さを心配していましたが、11インチで見ている限り至って綺麗で、普通にネトフリとかYouTubeみているだけならこれで充分ですね。
漫画/雑誌リーダーとして
11インチの大きめディスプレイを活かせるのは、動画視聴だけでなく、漫画雑誌リーダーとしても大きなメリット。
漫画は見開き2ページで充分見やすく読めるので、サクサクと読みやすいのが良いですね。
雑誌リーダーとしても充分。ただ漫画と違い、雑誌は文字が小さい為、私的には縦画面で1ページ表示にしたほうが読みやすい。ただそうすると11インチだと537gで片手で読む事になり、ちょっと重いのが難点。
ベンチマーク結果
搭載されているUNISOC T7200(T606) SoC(CPU)の実力ベンチマークで試してみました。
T7200という名称ですが、T606のリブランドの為、中身は同じ。
このT606は様々なタブレットに使われる比較的ローエンド系プロセッサなのですが、それでも比較的上位に位置する為、性能はそこそこあります。
そのUNISOC T7200(T606)をAnTuTu Ver10 Liteベンチマークスコアで試した所、25.5万点でした。
(3Dはテスト出来ず)
RAM が6GBと、仮想RAMで合計30GBにはなっているものの、スコアとしては他のT606と同様なレベルです。
価格的に、実売1.7万円のタブレットで、約25.5万点というスコアは悪くないです。
普通にAndroidOSの動作はキビキビしてますし、YouTubeやネットフリックスといった動画を見ていくのにカクついたりはしないし、ネット閲覧もサクサクです。
ゲームに関してはライトなものであれば、ストレスなく使えます。ウマ娘 プリティーダービーは若干かくつくぐらいで、プレイは普通に可能でした。
まとめ
DOOGEE U11 Proタブレットを2週間ぐらい使ってみました。
U11 Proは、無印のU11から、RAMが6GB、ストレージ容量が256GBにアップしている点が大きく変わった所です。特にゲームをする方なら128GBでは足りない面もあると思うので、この容量アップで購入候補の選択肢になってくるでしょう。
全体的に操作感はキビキビとして、快適に動きます。T7200プロセッサはパワフルではないので、重いゲームは苦手ですが、それ以外はサクサク。
U11 Proは、クーポンなどを使えば実売1.8万円のタブレットで、この価格ならある程度割り切れば大画面でちゃんと快適で動画視聴も難なくこなし、90Hzのリフレッシュレートで画面滑らかと、全体的になんで及第点が取れるタブレットです。
マイナス面としては、WiFi専用機である点で、モバイル用途であれば、スマホテザリングが必要です。
予算1万円台で「タブレットとして快適に動いて動画とネット、電子書籍程度のライトユース」という条件なら、DOOGEE U11 Proタブレットは最適でしょう。
価格
DOOGEE U11 Pro タブレットは、楽天/Amazon/公式ストアにて発売中。
各ストア毎にクーポンもありますのでご活用ください。
■Amazon
Amazonでは、DOOGEE U11 Proセット版があり、キーボード、カバー、ペン、マウス等が付属して18,999円です。
4月21日以降は以下クーポンが利用可能です。(最終値引き後価格は19,166円)
26%オフクーポン: WEN8H75Z
*有効期限 : 2025年4月27日
■楽天
楽天は23,900円ですが、7000円オフクーポンがあり、16,900円で購入可能です。
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