5.5インチフルHDでエッジディスプレイ搭載スマホ『Elephone S7』レビュー後編です。
前回のレビュー :アレに似ているけど質感も結構良いスマホ『Elephone S7』レビュー! 美しい外観とHelio X25搭載で速くてサクサク
前編では外観まわりを重点的に見てきましたが、今回はもう少し基本性能のチェックをして使用感など確認してみました。
ストレージ空き容量
まずは基本的な所から。64GB ROM搭載ですし、microSDスロットもあるのでストレージ容量は余裕ですが、念のため確認です。
使用量は10.07GBで、50GB以上の空きがあります。余裕ですね。
指紋認証の反応とホームボタンの使い心地
ホームボタンは指紋認証も兼ねています。更にホームボタンはタッチセンサーにもなっていて、指紋認証自体はタッチだけでもロック解除できます。S7はホームボタンの左右にナビゲーションボタンが無く、ホームボタンのタッチは、「戻る」、長押しで「」アプリケーション切り替え」となっている。このあたり慣れるまでちょっとややこしい。
・ホーム1回押し込み : ホーム
・ホーム2回押し込み : 特定のアプリ/設定起動
・ホーム長押し : アプリケーション切り替え
設定で画面内にナビゲーションボタンを表示させる事もできるので、面倒ならこの設定をするといいでしょう。
プリインストールアプリ
プリインストールアプリはほぼプレーンなAndroidに近い感じで独自のものは余りありません。
ベンチマーク
今回のElephone S7レビューでは、Helio X25バージョンを使っていますが、X25はMediaTekのSoC(CPU)の中では最高峰レベルのものです。その実力をAnTuTuベンチマークでチェックしてもした。
結果は、10万スコア越え。MediaTekもようやくこのレベルに到達しましたね。ただS7が2.5万円ぐらいで買える事を考えると、凄いコスパであることは間違いない。
機種名 | SoC(CPU) | スコア |
---|---|---|
OnePlus 3T | Snapdragon821 | 163834 |
Xiaomi Mi MIX | Snapdragon821 | 153824 |
Xiaomi Mi Note2 | Snapdragon821 | 152516 |
AXON7 | Snapdragon820 | 143811 |
HUAWEI Mate9 | Kirin650 | 130859 |
Galaxy S7 | Exynos 8 | 129310 |
Xiaomi Mi5 | Snapdragon820 | 115337 |
Elephone S7 | MediaTek Helio X25 | 100104 |
Xiaomi Redmi Pro | MediaTek Helio X20 | 93285 |
HUAWEI P9 | Kirin 955 | 89387 |
XPERIA X Compact | Snapdragon650 | 77226 |
Xiaomi Redmi Note3 Pro | MediaTek Helio X10 | 75345 |
Xiaomi Mi MAX | Snapdragon650 | 73643 |
XPERIA XA Ultra | Mediatek Helio P10 | 49112 |
OUKITEL U20 Plus | MediaTek MTK6737 | 40570 |
OUKITEL U15 Pro | MediaTek MTK6737 | 40219 |
Ulefone ARMOR | MediaTek MTK6753 | 37435 |
京セラTORQUE G02 | Snapdragon 400 | 25586 |
SHARP AQUOS SH-RM02 | Snapdragon 400 | 23516 |
カメラ画質
カメラ画質をXPERIA X Compactと比較してみました。
同日、同時間に撮影したものです。Elephone S7のほうが全体として白ん出ますが、どちらかと言うとX Compactのほうが補正されて肉眼より明るめな印象です。
[twenty20 img1=”24601″ img2=”24603″ offset=”0.5″] [twenty20 img1=”24602″ img2=”24604″ offset=”0.5″]但し室内での撮影はちょっと苦手で、ファミレスのご飯レベルではあるものの、肉汁やパンのツヤが分からず、美味しそうには見えません。
総括
●Good
- 美しい外観はこの価格を考えれば抜群
- Helio X25はAnTuTu10万越えと費用対効果が高い
- 多少コツが要るが使いやすさを考えたホームボタン
●Bad
- 風景はいいが近接撮影が厳しいカメラ
- 指紋でべたべたになる背面
- 充電端子がmicroUSB
マイナス面として、背面の指紋が目立つ点を挙げましたが、これはElephone S7に限った話しではないものの、「背面の美しさが売りの一つ」なのだから、それが汚れるのはちょっと気になります。TPUカバーが添付されているのはその対策の一つだとは思いますが、これだけ綺麗だともうちょっと美しく見えるカバーが欲しくなります。
またmicroUSB端子しに関しても、「2.6万円」という価格から考えれば、USB Type -Cに移行してほしかったところです。カメラも風景写真は可も無くレベルですが、近接撮影は今ひとつです。
但し。何度も書いてしまいますが、「2.6万円」という価格を考えれば、両サイドエッジディスプレイ、美しい外観、Helio X25でAnTuTu10万円越えのさくさく動作といった点は明らかに価格以上の性能とクオリティです。総合的に見れば、明らかにプラス面のほうが大きく、カメラ以外大きな不満点は無い端末です。実はElephoneのスマホは初めて触ったのですが、ホームボタンやナビゲーションボタン関連も設定でいろいろと変えられるなど、中華スマホなのにこういうソフト的なカスタマイズもできる点に驚きました。Elephoneなかなかいいです。
Elephone S7の価格
このElephone S7ですが、価格はGearBestにてHelio X25版が26,374円のセール価格で販売しています。※価格は記事作成時点
Helio X20版は2.2万円程度なので価格差は4000円ほどです。
カラーは4GB RAM + 64GB ROM版はブルーとブラックの2色。それ以下のモデルではゴールドとグリーンがあります。但しグリーンは現在入手不可です。
GearBestでの購入方法などは、下記記事に取り纏めていますので、参考にしてください。
関連リンク
・ELEPHONE 公式ページ :ELEPHONE S7
・GearBest.comの紹介 : GearBest.comを利用して中華デバイスを安く輸入するのも面白い
・GearBest.comの買い方ガイド :「中国のGearBest.comでデバイスを買って輸入する方法~注文から届くまで