GEEKOMから発売された、ローカルAIにも使えるハイエンドミニPC「GEEKOM IT13 MAX」をレビューしていきます。
GEEKOM IT13 MAXの特徴
GEEKOM IT13 Maxは、Intel初の統合NPUを搭載したIntel Core Ultra 9 185Hプロセッサを搭載。
オンボード24GBのLPDDR5xメモリと500GB NVMe SSDを搭載し、同等スペック機が1,000ドル(16万円)を超える中、約10万円という高いコストパフォーマンスが非常に魅力的。
Intel Core Ultra 9 185Hは従来のi9からグラフィックやAI性能が大幅に強化され、Cinebench R23のマルチコアスコアが26%アップ。動画編集やプログラミングもスムーズです。
また最大65W出力に対応する独自の「IceBlast 2.0」冷却システムにより、重い処理中も静音かつ安定して動作します。
デュアル2.5G LANや2基のUSB4、SDカードスロットを備え、最大4画面出力に対応するためデスク周りの使い勝手も抜群です。200kgの圧力に耐える堅牢なメタルボディと安心の3年保証で、日常使いから業務まで長く快適に活躍します。
| 項目 | 詳細 |
| プロセッサ |
Intel Core Ultra 9 185H
16コア (6P+8E+2LPE) /22スレッド /最大5.1GHz / 24MB Intel Smart Cache / TDP 45W (最大65W) |
| グラフィックス |
Intel Arc Graphics
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| メモリ |
24GB (LPDDR5x オンボード)
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| ストレージ |
500GB (M.2 2280 NVMe PCIe 4.0 SSD)
拡張スロット:M.2 2242 PCIe ×1(最大2TB)/ 2.5インチ SATA HDD ×1 |
| ディスプレイ出力 |
HDMI 2.0 ×2USB4 (DP1.4 / 8K対応) ×2最大4画面同時出力対応
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| ネットワーク |
2.5G Ethernet LAN ×2
Wi-Fi 7 Bluetooth 5.4 |
| インターフェース |
前面: USB 3.2 Gen2 ×4(うち1ポートはS5 Always On対応)/
3.5mmオーディオジャック ×1 背面: USB 4.0 ×2(1ポートはType-C Power In給電対応) USB 3.2 Gen2 ×1 / USB 2.0 ×1 / HDMI 2.0 ×2 / 2.5G LANポート ×2 DCジャック側面: SDカードスロット 4.0 ×1 / ケンジントンロック ×1 |
| OS |
Windows 11 Pro プリインストール
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| サイズ・重量 |
136 x 132 x 54 mm
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| 付属品 |
電源アダプター (120W) / VESAマウントブラケット
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*GEEKOM様よりお借りしてのレビューです。
梱物と本体周り
同梱物は、ACアダプタ、HDMIケーブル、VESAマウンターとマニュアルです。ACアダプタは日本で使いやすい2ピンタイプ。
13cm角のボディは本当に小型で、ここにCore Ultra9やその他パーツを詰め込んだのかと感心します。
前面に電源ボタン、そしてUSB 3.2 x4と、USBだらけ。使い勝手の面ではこれは有り難い。
背面にはUSB 3.2 Gen2、USB 2.0,2.5G LAN x 2 、USB 4 Type-C x2、HDMI x2があります。
USB Aはトータル6個、USB Type-CはUSB 4.0でこれが2つと系8個もUSBがあり、ハブとかドッキングステーションとか不要なぐらい豊富。
USB Type-C x2とHDMI x2の4つを使って、4画面マルチディスプレイも可能です。
側面はスリットが入っており、SDカードスロットもあります。
SSDの増設/換装が可能
側面の蓋はドライバーで簡単に取り外す事が可能です。
中には、SSDスロットアクセスできます。
搭載されているSSDはNVMe 500GB SSDで既に搭載。ヒートシンクと蓋側には放熱できる板が接触するようになっていて、熱対策もしっかりしています。
また隣にPCIe 2242スロットが空いており、最大で2TB。デフォルトのSSDを換装すれば最大4TBまで可能。
メモリは12GB x2 のデュアルチャネルがオンボードで搭載され、24GB RAMです。
増設はできませんが、16GBでは少ない、32GBでは価格が高くなりすぎるという絶妙なサイズだと思います。
ベンチマーク
CPU-ZでのIntel Core Ultra 9 185Hの情報。16コア22スレッドと圧倒的なパワーです。
geekbench 6ベンチマークを試してみました。
シングルコア 2494,マルチコア 12906というスコアです。右はGPUスコア。
マルチで伸びているのは16コア22スレッドだからでしょうね。
CrystalDisk Markでストレージのテスト。
500GB PCIe4.0 SSDを搭載しているのですが、シーケンシャルリードで5445MB/sは超爆速です。
FF15ベンチをためしてみましたが、結果は”普通”と以外とゲームできるレベル。
ディスクリートGPU非搭載で重量級ゲームでもそこそこ動くのは凄い事。
続いてドラゴンクエストX ベンチマークでは、すごく快適となりました。だいたい70-80fpsは出ているので、ドラクエXは余裕。
重すぎないゲームは全然余裕です。
ローカルでLLM動かしてみた
ローカル環境で使うAI PCが最近見直されています。
ChatGPTのようなネット接続必須で大規模且つ、仕事で本格的に使う場合はトークン数などで有料になるので、従業員が多数いてAIを使う場合、ランニングコストが掛かる点がデメリット。
基本的に社内に溜まっている大量のナレッジの範囲内でAIが答えてくれればいいというケースがあり、そうした場合はAI処理が得意なプロセッサと、16GBか24GB以上のRAMがあるPCがあれば、ローカル LLM(大規模言語モデル)が構築できます。これができれば社内運用としては無料か低コストで運用が可能です。
構築もさほど難しくなく、今回はLM StudioのBionicをインストールしてみました。
LLMとしてはELYZA 社が公開した「日本語特化LLM」である Llama-3-ELYZA-JP-8B (80億パラメータ)で、しっかりとデータの保存場所とかを理解して追加してあげれば、ChatGPTライクにAI構築ができます。
もっと高負荷になるのであれば、GPU搭載機が必要とは思いますが、まずはローカルLLM環境を整えてライトに使いたいというのであれば、GEEKOM IT13 Maxで十分です。
使用中負荷が高まると、ファンが即座に周り、空冷+排熱でウイーンとファン音がします。これが「IceBlast」冷却システムで、不快なまでハイスピードで回るわけではないのですが、置き場所によっては気になる人もいるでしょう。VESAマウンターもついているので、ディスプレイ裏などであれば、音も軽減されると思います。このあたりは使い方ですね。
総括
GEEKOM IT13 Maxは、NPU内蔵のIntel Core Ultra 9 185Hと24GBメモリを搭載したハイエンドミニPCと言って良いでしょう。
Core Ultra 9のパワーと高速SSDにより、動画編集やプログラミング、軽めのゲームもスムーズに動作。さらに24GBの大容量メモリを活かし、話題の「ローカルLLM(AI環境)」も低コストで手軽に構築できます。
計8基のUSBや2.5G LAN×2、最大4画面出力、SDスロットなど圧倒的な拡張性を備え、独自の「IceBlast」冷却システムや3年保証も魅力。ファンの駆動音は設置場所(VESAマウント活用等)で工夫できるため、日常使いから業務・AI活用まで幅広く活躍する一台です。
同等スペック機が16万円を超える中、約10万円という圧倒的なコスパを誇るミニPCで、ある程度コスト削減の為に支障なくスペックが抑えられています。例えば、24GB RAMであったり、SSDも500GBと、昨今のRAM/SSDの暴騰を鑑みて、必要十分なレベルで程良く調整されています。RAM増設はできないものの、SSDは換装できる為、必要に応じてアップグレードは可能ですしね。
パワフルなCore Ultra 9を搭載しつつ実売10万円という価格は破格値とも言えますので、しっかりとしたミニPCが欲しいなら、GEEKOM IT13 Maxはオススメです。
価格
GEEKOM IT13 Maxは、公式ストア、Amazon/楽天市場の公式ストアにて発売中。
価格は約11万円台です。但しAmazonと公式ストアで使える10%オフクーポンをいただきました。
この値引きで10万円台になりますね。楽天市場も35%オフクーポンがあり、ポイント還元も入れるとだいたい同価格ぐらいまで下がります。
割引: 10%オフ
割引コード:BYIT13MAX
適用店舗:GEEKOM Amazon店铺 / GEEKOM公式サイト
コード有効期間:7月27日〜12月31日