ミニPCメーカーのGMKtecは、低価格でありつつ拡張性も求めた「GMKtec NucBox M7 Ultra 」をグローバル発売開始しました。
AMD Ryzen 7 PRO 6850U、OCuLink、USB4,RADEON 680M搭載と、狭いミニPCにこれでもかと先進性とパワフルさを詰め込んだミニPCです。
価格とキャンペーン
GMKtec NucBox M7 Ultraは、GMKtecの公式ストアにて販売中です
- ベアボーン : 46,498円
- 16GB+512GB: 55,498円
- 32GB+1TGB: 64,498円
GMKtec NucBox M7 Ultra
プロセッサとグラフィックス
SoC(CPU)には、8コア16スレッドで動作する「AMD Ryzen 7 PRO 6850U」を搭載。6nmプロセスとZen 3+アーキテクチャにより、高い処理能力と電力効率を両立。Ryzen 7 PRO 6850UのCinebench R23のスコアは13521で、Intel13世代の Core i5-13500Hあたりと同等性能ぐらいです。
またグラフィックスには、CPU内蔵ながらも強力な「AMD Radeon 680M」が搭載されています。
GMKtecでは、3D Mark Time Spyのベンチマークで、NVIDIA GTX 1050 Tiを凌駕していると謳っています。
メモリとストレージの柔軟な構成
16GB+512GB版、32GB+1TB版、それとベアボーンの3構成となります。
メモリは高速なDDR5-4800で、デュアルチャネルで最大64GBまで搭載可能です。
ストレージは、内部にPCIe M.2 2280スロットを2基搭載しています。
標準搭載のPCIe 3.0 SSDに加え、超高速なGen4 SSDを増設でき、合計で最大16TBまでの拡張に対応する高いストレージ性能を備えています。
デザインと拡張性
132 x 125 x 58 mmというコンパクトなミニPC筐体に、これでもかと拡張性を詰め込んでいます。
最大の魅力はポート類で、デュアル2.5G LAN、HDMI 2.1、DisplayPort 2.0に加え、40Gbpsの超高速データ転送とPD 100W入力、映像出力に対応したUSB4ポートを採用しています。
さらに、eGPUなどを高速接続するための「OCulink」ポートまで備えています。これにより、最大4画面同時出力(8K対応)や、将来的なグラフィックス強化も可能な、クラス最高の拡張性を誇ります。
スペック表
| カテゴリ | スペック詳細 |
| プロセッサ |
AMD Ryzen 7 PRO 6850U (8コア/16スレッド, 6nm, 最大4.7GHz, Zen 3+)
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| GPU |
AMD Radeon 680M (12コア, 2200MHz, GPU最大容量2GB)
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| メモリ |
16GB / 32GB (2×SO-DIMM DDR5-4800MT/s), 最大64GBまで対応
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| ストレージ |
512GB / 1TB / 2TB (PCIe 3.0 M.2 2280 SSD)
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| 内部拡張 |
2×M.2 2280 PCIe 4.0×4 スロット (各最大8TB対応, 合計16TB)
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| 映像出力 |
4画面出力対応 (HDMI 2.1, DP 2.0, 2×USB4), 最大8K@60Hzサポート
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| ネットワーク (有線) |
デュアル 2.5G LAN (Intel I226-V)
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| ネットワーク (無線) |
Wi-Fi 6E (RZ616, 最大2.4Gbps), Bluetooth 5.2
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| フロントI/O |
・1× USB4 (フル機能: 40Gbps, PD 100W入力, DP1.4)
・1× OCulink (PCIE GEN4 X4) ・2× USB 3.2 Gen2 (10Gbps) ・1× 3.5mm オーディオジャック (CTIA, 4極MIC対応) |
| リアI/O |
・1× USB4 (フル機能: 40Gbps, PD 100W入力, DP1.4)
・1× HDMI 2.1 (8K@60Hz) ・1× DisplayPort 2.0 (8K@60Hz) ・2× USB 2.0 (480Mbps) ・2× RJ45 2.5G LAN ・1× DC IN (19V/6.32A) ・1× セキュリティロックホール |
| OS |
Windows 11 Pro (プリインストール), Linux/Ubuntu対応
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| 電源 | DC 19V/6.32A |
| 本体サイズ |
132 × 125 × 58 mm
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| 本体重量 | 約 604g |