タブレットブランドのHiGraceから10.1インチAndroid 14タブレット「HiGrace C107 」を使ってみました。
HiGraceは低価格帯のタブレットを主に発売するメーカーで、このHiGrace C107も1万円以下と超低価格な、WiFi専用のタブレットです。それでも802.11axのWiFi6対応でネットワーク速度はかなり速いです。
主要スペック
HiGrace C107 | |
ディスプレイ | 10.1インチ 1280×800 WXGA IPS 輝度 : 300nits |
CPU | Allwinner A523 2.0GHz オクタコア |
メモリ | 4GB + 仮想RAM 6GB Total 10GB |
ストレージ容量 | 128GB / microSD (最大1TB) |
OS | Android 14 |
カメラ | フロント: 5MP バック : 8MP |
ネットワーク | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax(WiFi6) Bluetooth V5.2 |
インターフェース | USB Type-C、microSD(最大1TB) |
バッテリー/急速充電 | 5000mAh / 10W |
重量 | 542g |
サイズ | 24.5*15.3*0.9cm |
その他 | 3.5mmイヤホンジャック スピーカー: ステレオ Widevine L1対応 : Amazon Prime ビデオ、Disney+、hulu |
同梱品
同梱物はマニュアルとUSB Type-Cケーブルと充電器、変換コネクタです。
microSDカードは直接挿せるので、取り出し用ピンはありません。
充電器は5V-2Aで10W充電のタイプ。
マニュアルも必要十分なレベルです。
ディスプレイ
10.1インチのディスプレイは1280×800のWXGAで、低価格らしい割り切った解像度です。視野角は少し乏しいイメージ。
ただ2画面表示も簡単にでき、YouTube見ながらYahoo!ニュースみるなんてことも簡単にできます。
あと少し気になるのは映り込み(反射)がややあります。このあたりは保護フィルムを貼る/替えるというのも手かも知れません。
漫画/雑誌リーダーとしては軽量で使いやすい
10.1インチというサイズの為、電子書籍/漫画リーダーとして使うのに向いています。
特に見開き2ページの漫画が読みやすい。
10インチ/542gは軽い訳ではないですが、枕とかクッションに寄りかけて見れば普通に違和感無く見れます。
文字もはっきりしており読みやすい。
その他外観
その他外観面では、大きく特筆することはなく、一般的なタブレットですね。
保護フィルムに配置が書かれているのはとても親切です。
全ての端子やボタンは、横持ちした際の左側に集約されています。
microSDカードスロットは剥き出しで、直接挿せます。
右側側角にはイヤホンジャックがあります。タブレットによってはイヤホンは無線のみというのもありますので、有線イヤホンが使えるのは良いですね。
背面には何もなくシンプル。指紋は目立たないです。
アプリ/日本語
初期設定時から日本語選択が可能です。Android14 OSですが、メニューも見やすい。
アプリもGoogle純正アプリ以外は比較的少なくプレーンな状態です。
このHiGrace C107は、メモリ(RAM)が4GBと少ないのですが、メモリ拡張=仮想RAMが使え、最大+6GBとなっています。デフォルトで+6GBが既に有効となっています
ベンチマークと使用感
搭載されているAllwinner A523 2.0GHz オクタコア SoC(CPU)の実力ををAnTuTu v10 liteのベンチマークで試してみました。
AnTuTu v10 liteのスコアは21万点で、近い性能だとUNISOC T310とか、MediaTek MT8183のちょっと上。
このスコアは概ねエントリークラスの性能です。
実際動作は快適と微もっさりぐらい。
電子書籍リーダーとしては快適で、動画/ネット閲覧は普通に使えます。
ただ少しメニュー選択とか設定などでもリニアに反応してないなという印象はあります。
ゲームは当然厳しいですが、ライトゲームぐらいはできます。
またWiFi6対応は良いですね。例えばネットフリックスやYouTube等で動画視聴する際でも、WiFi5までのタブレットだと開くのがワンテンポ遅れますが、C107はかなり即座に動画再生が始まり、軽快です。ダウンロード再生する為に1GBとかのデータダウンロードしてもダウンロード速度が速いので、このあたりは安くてもしっかりしてます。
動画はHD画質に対応しているか?
タブレットと言えばNetflixやアマゾンプライムビデオ等の動画視聴がメインと言っても良い使い方。
このHiGrace C107は、更にWidevine L1対応です。
公式ではYouTube、Disney+、Amazon Prime Video、HuluでL1=1080P=フルHD画質に対応していると書かれています。
しかしNetflixだけはL3となっていてSD画質になってしまいます。
このあたりはNetflixの認証を受けていない為だと思いますが、ネトフリでSD画質で見てもそんなに”低画質”だというイメージは受けないですね。
実写系でも遜色無い。気になるならアマプラで見る方が良いのでしょうけどね。
低価格なのにちょっと良いなと思えるのがステレオスピーカーで、迫力抜群とは言えないものの、ちゃんと横持ち時に下部左右からステレオで音が広がるので、1万円強のタブレットとしてはなかなかいいなと思いました。
まとめ
HiGrace C107は、1万円強程度の価格ですし、ある程度の割り切りが必要です。
基本的にはネット見たり、動画視聴がほぼ主で、電子書籍/漫画リーダー、ライトゲームをする程度という方にとって最適。WiFi6対応なので、ネット接続の快適性も高いのでストレスが少ない。
対してマイナス面としては、ネットフリックスではHD画質にならない点、Allwinnerのプロセッサが微もっさりな点でしょう。このあたりはレビューにも書きましたが、価格とのバランスや気にするかどうかの世界で、もうこれが気に入らなければ他を買うしか無い。けど、価格が最重要なら「これでいいじゃん」となるタブレットだと思います。例えば自分用ではなく、お子さんに買ってあげるものとしてだったら良いとか割り切れる方はオススメです。
価格
HiGrace C107は、Amazonで販売中。
Amazonでの価格は13,999円で販売中ですが、2700円オフクーポンがあります。
また以下クーポンで10%オフです。(併用可能)
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最終の値引き後価格は9,899円となります。