『htc Desire 626』実機レビュー (1週間ほど使ってみた偏)

前回のhtc Desire 626の実機レビューでは、開梱~外観のレビュー主体だったが、今回は『使ってみた偏』という事で、1週間ほど使ってみて、いろいろと動作させた上で気になった点をレビューします。

低スペックでもキビキビと動くのは驚き

このDesire 626は、スペック的には高くない。むしろSIMフリー機としてはベーシックレベルだ。

CPUは1.2GHzのクアッドコアで、メモリは2GB。
言い方は悪いが一世代前の感がある。

しかし実際端末を操作してみると、まったくもっさり感は無いだけでなく、むしろキビキビと動作する。

ChromeでWebを見たり、YouTube再生をしても「遅い」とか「もたつくなぁ」と言った事は全く感じないのには驚いた。

SIMフリー機なので、auなどのキャリアからの強制プリインアプリが無いのもあると思うが、htcによってかなりチューンしているのではないかと思うくらいのキビキビ感。

スペックの低さを感じさせず違和感も与えないのにはかなり驚きました。

スピーカーの音は段違い

音にこだわりが無い私ですが、聞き比べるとDesire 626のフロントスピーカーの良さがよく分かる。

実は手持ちのGalaxy Note Edgeの音があまり良くないなと思っていたので比較してみました。

Galaxy Note Edgeは背面にシングルスピーカー一つ。
テーブルにGalaxy Note Edgeを置いてYouTubeを再生したりしていると、やはり音がこもる。まぁこんなものかなと思っていたのですが、Desire 626を使うとその差が歴然。

Desire 626は同じくモノラルなのだが、フロントスピーカーでYouTube再生したり音楽を聴くと、全然違うという事がよく分かるのだ。

何度も言ってしまうが、29,800円のクオリティーを超えてます。これ。

カメラの画質はなかなかのもの

背面にある1,300万画素のカメラだが、低価格低スペックスマホなDesire 626と侮っていると驚く。

これが本当に綺麗に撮れる。以下はhtcのDesireEYE/626発表イベントの際に撮影した画像だが、性能的には上のEYEより発色が良く撮れているのが分かる。(左がDesire EYE、右がDesire 626)

よく考えたらiPhone6Sもやっとこのぐらいの画素になったわけで、1,300万画素あれば綺麗な写真が撮れるのは当たり前という世の中になっている。もちろんデバイスが良くてもソフトがしっかりしていないと、スペックだけの意味の無い端末になってしまうが、htcはさすがにうまくチューンしていてる。

液晶がほんの少しだけ暗いのが残念

じゃあ難点は無いのかというと、ちょっとだけある。
それは液晶の暗さ。と言っても暗いと言うことではなく、手持ちのGalaxy Note EdgeやXPERIA C5 Ultraと比較するとという話。
輝度最大にしてもこれくらい。

もう少し明るく出来ても良いかなと思う。

せっかく撮った写真も、やや薄暗く見えてしまうのはちょっと残念。

Desire 626を使ってみた偏まとめ

結局1週間ほど使わせて頂いたわけですが、「本当に29,800円のクオリティーなの?これ・・・」と何度も驚きました。
HUAWEIのP8 Liteや、ASUS ZenFone2 Laserなども性能・価格帯的にはライバルなわけですが、カラーリングにしても、操作性にしても、ちゃんと個性を確立していて、面白い。また女性にも使いやすいゴツゴツしないデザインも良いしね。
「なんのスマホ使ってるの?」と聞かれて、626をぱっと出しても「かっこいいー」とか言われるデザインです。

正直、「1.2GHzのクアッドコアのスマホ」というだけで「どうせ廉価版のスマホなんでしょ」と先入観ありありでしたが、使ってみてあまりに気持ち良く愛着が湧いてしまい、htcさんから借りているのに「返したくない」と思うようになってしまいました。いやほんとお世辞では無く。ガチで・・・。
docomoのLTEバンドを4つ(B1/B3/B19/B28)サポートしていて、格安SIMを使うには最適な端末であるという点もあるし、個人的にはサブスマホとして手元に置いておきたい1台です。そしてDesire EYEが防水スマホという点もあり、「626だけでなく、EYEも欲しいな」と沸々と物欲が湧いてきています。

と話がずれましたが、Desire 626。
29,800円という価格からすれば、間違いなく買いと言って良いスマホです。個人的にも「買うか!」と真剣に悩んでいます。

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