『Inateck 「MarsBox」重低音強化ポータブルBluetoothスピーカー』を試す! 5Wx2はさすがに強力で良い音だわ

ポータブルスピーカーというと、「簡易的」、「とりあえずスマホより良い音なら良い」、「小型・軽量」というイメージがあると思います。

しかし逆に「簡易なデバイスならむしろ要らないんじゃないの?」「外でスピーカー欲しいけど、まあスマホでいいか」となって、なかなか買うに至らない事も多いデバイスです。

でもキャンプや屋外に持ち出してスピーカーとして使うなら、ある程度音がしっかり出て、低音なども良い音を出してほしいもの。

私の場合、普段は自宅でPCスピーカーとして据え置きで使用し、外に持ち出したいイベントの時はさくっと外して持って行くというようなことをしています。

だけど「音」に関しては、安くて満足できるモノはあまり無かったのです。

しかし今回、Inateck様のご提供により、『Inateck 重低音強化ポータブルBluetoothスピーカー 「MarsBox」』を試すことができました。

デザイン性の高いかっこいいBluetooth スピーカーで、以前から興味を持っていたのですが、改めて実物を見るとうっとりするようなデザインですよ。5Wx2のBluetoothスピーカーとしてはハイパワーなデバイスです。

スペック

・バッテリー容量:2200mAH ×2
・最大出力:10W
・実効性能:2×5Watts
・商品寸法:185mm×61.5mm×77mm
・商品重量:710g
・マルチペアリング対応
・連続再生時間:10~15時間。
・Bluetooth バージョン: Bluetooth 4.0

開梱の儀と本体周り

製品が届いたので早速開梱作業。

箱を開けると高級感が。ぽろっと製品が入っているだけでなく、梱包材自体もしっかりしていてなんだか高級感があります。

スピーカー本体を取り出すと、梱包のビニールを開ける部分には「Please Charge the Speaker at your first using」のシールが。初回は充電してねというお願いがさりげなくある。必ず見る部分にシールを貼って注意を促すのは合理的だなー。

同梱物は、本体とマニュアル、充電用USBケーブルと、3.5mmのスピーカーケーブル(3.5mmステレオミニジャック)。

スピーカーケーブルは有線で繋ぐ為のもので、基本的にはBluetoothでペアリングするのが主使用です。但し有線でも無線でもどちらも使えるという利便性は有り難い。私のように通常はPCスピーカー、外に持ち出したい時はポータブルスピーカーというように両用が可能なのは良く出来てます。

そして写真で分かるとおり、スピーカーと同色のレッドカラーのナイロンケーブル。これがまたいい。ナイロンケーブル自体は耐久性も高いし、同色カラーがわくわく感を演出します。「Inateck 」のロゴ入りのケーブルバンドまでしっかり付いていて、「ポータブルスピーカー」としての用途をしっかり分かってる。持ち出した後はこのケーブルバンドで縛って持ち帰る事ができるし、赤いケーブルなので「あれ?どこいった?」的な定番のケーブルロストも少ないでしょうし。こういうユーザー本位に立った小技が私は本当に好きだ。

マニュアルはちゃんと日本語もあります。しっかりしてます。

本体はラバー素材。外部に持ち出して使用するのを前提している為、傷が付きにくい材質なのがいい。それでいてデザイン性も損なっていないところも◎。

カラーもレッドとブラックのツートンでデザインされてかっこいい。

トップの目立つボタン部。ここには、ボリュームボタンと、電話応答ボタン、再生/停止ボタンがあります。

背面には、電源ボタン、MicroUSB端子、スピーカーケーブル接続端子(3.5mmステレオミニジャック)とあります。

それぞれのボタン名/機能については公式サイトのほうが分かりやすいので拝借した。

初回は充電してねと言うシールがありましたし、とりあえずモバイルバッテリーで充電してみました。

ペアリングと音の検証

ペアリングはとっても簡単。

背面の電源ボタンを押して電源を投入すると、フロント側のスピーカー上部LEDがブルーに点滅する。

初回はこれでBluetooth自動的に探索モードになる。
スピーカー上部LEDが点滅を繰り返している間に、スマホ等でBluetooth探索をして、「Inateck MarsBox」というデバイスとペアリングをするだけ。

非常に簡単だ。

あとは、スピーカーから音が出る。
スピーカーだから単にそれだけの代物。

だけどやはり5Wx 2の10Wスピーカーはさすがで、YouTubeをペアリングさせたタブレットで再生させると、低音も高音もしっかり良い音がでる。

特に映画のような低音(爆発音など)は迫力が断然違う。「これ本当にポータブルスピーカーなの」というぐらい。普通、ポータブルスピーカーはある程度乾いた音でも仕方ない部分もあるが、さすが「重低音強化!」と謳うだけあって、体感できる差を感じる。

文章で良い音の定義を書くのは難しいが、スマホのスピーカーでは期待出来ないような低音もしっかり出るので、外出先とか野外などでもタブレットと接続して映画を見るような事もしても良い仕事をしてくれるだろう。

電話応答(ハンズフリー)も可能

多くのBluetoothスピーカー同様、本機でも電話応答が可能だ。ペアリングしているスマートフォンに電話がかかってきたら、「+」ボタンの右にある「多機能ボタン」(マルチのMと書いてある)を押すと、そのまま電話応答=ハンズフリー通話が可能。ただ利用シーンを想定すると、多くの人が居る前でプライベートの電話をオープンで話すのはちょっとなぁーという気もするが、知り合い同士ならいいかも知れない。

FMラジオ機能もあるが・・・

本機「MarsBox」にはFMラジオ機能も搭載している。

「アンテナは?」と思うが、なんとこのようにUSBケーブルがそのままアンテナになる。

ここで「多機能ボタン」を押すことで、Bluetoothスピーカーモードと、FMラジオモードを随時切り替えられる。FMラジオモードにすると「シャーーーー」と言うラジオのノイズが聞こえるので、「再生・一時停止▷」ボタンを長押しすると、自動選曲となりラジオが聴けるという仕組み。

ただこれはちょっと任意のFMラジオを聞くのは難しい。周波数表示をさせる機能が無いから、いまどんなラジオが聴けているのか分からないからだ。地道に探せば出来ないことはないが、一応付加価値的な機能と思って入れはいいと思う。

総括:家でもポータブルでも良い音で聴きたいなら「MarsBox」はアリ

私のように、普段は自宅でPCスピーカーとして有線で接続したり、タブレットで映画見るときは良い音で聴きたいといった使い方で、なお且つ外出時はそれを持ち出してバッテリー駆動のポータブルスピーカーとして使いたい。そんな無茶苦茶な要求を満たしてくれるのが「MarsBox」だと感じた。

コンパクトながら、10時間~15時間もバッテリーが保ち、デザインもブラックxレッドでクールだ。

価格的には5,000円台と、少しだけ高い気もするが、自宅用、外出用の双方で使えて、重低音も良い音出してくれるスピーカーと考えれば相当安い。私は音に関してはど素人だが、外出時にここまで迫力ある音が体感できるとは思わなかった。

inateckでは、個性的なデザイン・機能のBluetoothスピーカーを他にも出しているので、興味がある人はチェックしてみると良いだろう。

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