Banggoodで中国からマスクを輸入してみました。
タイプ的には何度も洗って使えるマスクで、経済的なのもありますが、スポンジ系のほうが耳が痛くないかなと選んでみました。
リユースマスクは輸入のほうが安い
Banggoodで購入したのはこのマスク。
10枚で3,300円ほどなので、1枚330円と安くは無い。が、Amazon等で探すと1,899円/3枚とかなので、単価としては輸入したほうがやすいので決断。
リユースできるマスクにこだわったわけ
もっと探せば輸入より安い物もあるかも知れないが、探す手間も面倒なのと、もう一つは洗ってリユースできるマスクをある程度数量持っておきたかったから。(買い占めになるので日本ではあまり数買えないのもあるし)
いまのご時世、マスクをしていないと危ないのももちろんですが、うっかり忘れた場合、それだけで加害者側に回ってしまう可能性もあり、敬遠されたり白い目で見られてしまいます。出掛ける必要がある際はもちろん毎回マスクをしているのですが、出先でうっかり紛失したり汚したりしてしまった際に、予備としてカバンや車の中に置いておきたかったから。
我が家は4人家族なので、大人はともかく、子供達はどうしても杜撰なので、予備を持っておかないと困る。
そしてそれは使い捨てでははなく、経済的にもリユースできるものが望ましい。そんなわけで、そこそこの価格で量もある程度確保できる中国のオンラインショップから購入してみました。
マスクとしては合格点
届いた箱はボッコボコ。平時なら「おいおい」と言いたくなりますが、中身はマスクだし、迅速に届けてくれたBanggoodに感謝。
20枚買いましたが全て個別にビニール袋に入っており、中身は無事でした。これだけあれば家族4人だから1人5枚のマスクをリユースしながら回していくことができる。毎日出掛ける事もないのでこの数なら暫くは余裕でしょう。使い捨てだと、使用した分減るので、そのうち買い増さないといけませんが、リユースタイプならマスクが壊れるまで使える(はず)。
若干縫製が甘いところもありますが、そこは仕方ない。
裏は白い布が縫い込まれているので、自分の咳などはちゃんとブロックしてくれる(と思う)。以前、小学生の娘用にスポンジタイプのマスクを妻が買ってきたが、内側はこんな白い部分はなく、表面と同じスポンジ素材のままで「これ、飛散防止にはなるけどウイルス対策としては若干不安」でした。それよりは遙かに良さそう。
まぁサージカルマスクじゃないし、ウィルス自体はマスクの網目より小さいのでブロックは出来ないかも知れませんが、飛散防止には役立てそう。
実際着けてみましたが、若干薬品臭い感じがした。その為、妻の要望もあって全数一旦洗濯。そしたらマスクが洗剤の良い香りに生まれ変わりました。平時なら変な匂いがしたらクレーム言いたくなるところだが、まぁこれも結果オーライで、子供達はこの「良い匂いがするマスク」をいたく気に入ったのでヨシとしましょう。眼鏡は曇っちゃうタイプでしたけど。
とりあえず、外出時も人に迷惑掛けず、自分の防疫にもなり、また使い捨てタイプの様に使って在庫が減ると心配になって、またマスクをネットで探したり、スーパー/薬局でいちいち「あるかな?」と探す必要が無くなったのが嬉しい。
そういう心配事を一つ解決できたのが収穫です。
日本と海外のコロナ対策の差に国民性を感じる
ここからは私の勝手な考えです。実際と違う事もあるかも知れません。そしてこのブログの柄に合わず、コラム的に名る事を予めご了承ください。
コロナで自粛自粛三昧で、ストレスの溜まる生活を私もみなさんも強いられていると思います。早く収束して欲しいところです。
世界中がいろいろな対策を取っていますが、死者数少ないのになぜか批判される日本のコロナ対策と、死者が圧倒的に日本より多いのに、なぜかもてはやされる海外のコロナ対策の差は何だろうと不思議ではありませんか?
ここではどのコロナ対策が正解だと論じたいわけではなく、国民性なのかなと思う部分があったので、そこをクローズアップしたみたいと思います。
私は米国の外資系グローバル企業(複数)にだいぶ長く居たのですが、その中で日々行われている事となんとなく被るので、肌感覚で「日本らしい」とか「米国らしさ」が分かります。コロナ対策はまさにそのまま。
グローバル企業では業務を日々数値化して、各国でパフォーマンスを比較することが多いのですが、何か全世界的にトラブルがあったときに、日本は他より大抵数字が良いです。それは個々人が各自の仕事の枠を超えて「改善」をしちゃう性格だから。海外は個々人が自分に与えられた裁量範囲内でしか仕事をせず、トラブルがあっても報告はすれど改善は「上司やその上の仕事」と割り切っている人が殆ど。
だからと言って「日本人最高」となるわけではなく、みんなが大変なら帰りづらいしと言って、仲良く残業しちゃう。改善しちゃうのは個々のパフォーマンスが高いという意味ではなく、一人一人が基本的には親切だからだと思う。道徳心なのかも知れない。(でもこれは日本人の素晴らしい心だし魂)
ただ日本だけが数値が突発的に悪いなんて時には真面目で親切な性格がマイナスに働く。例えば明確な理由で数値が悪くなっている訳ではないケースでは、具体的なアクションプランが出せない事が多い。海外の人達は良くも悪くも「アクションをとったほうが正義」な所があり、トラブルに対して的確なアクションではないものであっても「よし。それでいこう」となるのが欧米系の方達。日本人は良くも悪くもハッタリがかませない。
「それで上手くいくか分からないけど、とりあえずやってみよう」という欧米の方達と、「原因も分かっていないのに対策と言われても。当たらん対策は打ちたくないし、とりあえず調査するので時間くれ」としたいのが日本。どちらにも理があるのですが、外資系企業で働くなら前者を善としなければ仕事が出来ない奴のレッテルを貼られる可能性が高いです。
問題に対して、とにかくアクションを打ちまくる事で、少なくとも米国系企業では評価されるし、それで安心感が得られます。中には「そんな対策役に立たない。」「本質的な改善にはならない」という事も多々ある。「こいつアホなんじゃないかと」と思うぐらいのプランなんてたくさんある。が、彼らからすると「やってみたけどダメだったわ」というのは全然悪ではなく、「一つ経験値を伸ばしたな」ぐらいに評価される。このあたりが日本とは大きく違う。もちろん日本でもそういう所はあるでしょうが、全体的な日本人サラリーマンの考え方は保守的な傾向が高いかと思う。
これ、なんとなく日本のコロナ対策と海外(特にアメリカ)のコロナ対策と似てないですか?
アメリカとかは具体案がバンバン出てきて、国民からすると「おー仕事してるな」と安心できるからマスコミも隣の芝は青いぜと報道する。
ただ日本の場合は「やってみたけどダメだったわ」だとマスコミや無責任なコメンテーター(あと野党とか)にボコボコに叩かれるので、どうしてもトライすることを萎縮させてしまっている感じがします。こんなことと比べるのは比喩になっていないかもしれませんが、これから野球やサッカー/ゴルフ等を始めたいという人に、最初から「このフォームで打つべし」「用具はこれしか使うな。絶対後悔するぞ」と上から目線で指導するベテランがいる感じ。「もっとこうしたほうが良いんじゃないか」と自分なりの打ち方を始めようなら、「だから言ったじゃ無いか」と叩く。こういうやり方だとやりたい事はやれないし、本来スポーツの楽しさすら味わえない。
よく子育てとか教育で言われることだけど、「出来ていない事」を叩く減点方式より、「トライしたこと」「できたこと」「失敗することで一つ何かを知れた(経験できた)」と加点方式で褒めるような方向性になれば良いなと常々思います。欧米は比較的そういう文化ができているのが良いところ。
私的には日本も海外もどちらも良いところがあるので、その良いとこ取りをするバランス感覚が大切だと考えてます。私自身、海外からの「とりあえずやれ」という同調圧力に何度もトライしましたが、「それはさすがに絶対無理」みたいな事も強引にやったりもしましたし、その結果いろんな人に迷惑をかけたりもしました。だから全てポジティブにやればなんとかなるとは思いません。
でも特に今回のコロナの件は、未知の事態なのだしトライして経験値を溜めるのが一番大事です。
ダメ元でもいろいろやって欲しいところではあります。混乱しても良いじゃないかと。
あともう一つ。日本人は私も含めて、自分のアクションをきちんと説明して、彼らを納得させる宣伝/広報能力が不足しています。恐らく日本政府もしっかりとプランを持ってコロナ対策をしていると思いますが、それが海外に分かりやすく伝わらないので「無策だ」とか「アクションプラン無しで経過見守るとか狂ってる」と感じるのかも知れません。(報道してくれないだけかも知れないけど)
せっかく世界でも類を見ないぐらいの低死亡率なのに、そのアクションがうまく宣伝されていないのは、まだ対策の過程であるとは言えちょっと勿体ないと感じる今日この頃です。
※冒頭にも書きましたが、これは個人の感想です。
関連ページ
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