【実機レビュー#3】この質感はやばい! 960gのiPad Airクローン『Jumper EZbook Air』11.6インチフルHDノートPC ~ベンチマークや使い勝手は?編

11.6インチフルHDで僅か960gメタルボディノートPC『Jumper EZbook Air』のレビューの2回目です。 GearBest様に端末お借りしてのレビューです。

前回のレビューはこちら。
【実機レビュー#1】『Jumper EZbook Air』11.6インチ 960gのiPad Airクローン 開梱の儀~外観チェック編
【実機レビュー#1】『Jumper EZbook Air』11.6インチ 960gのiPad Airクローン 基本機能チェック編

今回はレビュー3回目。ベンチマーク結果や、使い勝手や使ってみて気付いたところをチェックします。

ベンチマーク結果

使い勝手だけではなく、性能チェックもしてみました。まずは内蔵ストレージの速度テスト。eMMC 128GBなのであまり期待出来ませんが・・・・シーケンシャルは良いが、ランダムアクセスが遅いeMMCの特性のままの結果。但しeMMCとしては悪くない結果です。

次にドラゴンクエストXベンチ。結果としては「重い」です。CPU自体はCherry Trail Atomですし、ゲームには不向きですね。ただ体感上、Officeアプリ、ブラウザなどの動作は十数個タブを開いたりしなければ4GB RAMのおかげもあって快適です。

液晶は鮮やかで視野角も広い

結構驚いたのが、液晶の鮮やかさ。DELL XPS13と比較してみましたが、双方輝度90%程度で遜色無い綺麗さ。ま、ちょっとベゼルレスのXPS13と比べちゃうとベゼルの太さが気になってしまいますが、とにかくフルHD液晶は綺麗。どうしても以前レビューした14インチのEZbook2を思い出して比較してしまいますが、14インチのほうは、はっきり言うとディスプレイはフルHDと言えど視野角も狭く、チープさが表に出てくるディスプレイでした。しかしEZbook Airはそういう感じは全く無い。

視野角も相当広い。IPS液晶のおかげもあって・・・だと思いますが、こんなキツい角度から見ても、白んだり色味が変わらないというのは期待以上。

とにかく軽い・薄い

このJumper EZbook Airですが、実重量が932gと超軽量。はっきり言って売値30,000円のノートPCにここまでされたら、その他メーカーは太刀打ちできないんじゃないかと言うぐらい凄い。それでいてメタルボディですからね。

とにかく薄い。最も厚い部分で1.49cmしかありません。この前面部は多分1cm切ってる。薄くて軽いので、当然持ち運びしやすい。当たり前の論理ですが、それがたったの3万円・・・。もちろん無理な事は分かってますが、45000円で日本語キーボード付けて売ったら売れるだろうなぁー。

質感の高いメタルボディ

Jumper EZbook Airはフルメタルボディで、その恩恵が一番強いのが質感の向上。これはその他中国のタブレット/2in1PCと同様で、メタルボディ化するだけで2ランクぐらい質感があがる。ディスプレイ周りのベゼルが太い、ディスプレイのゴム足があるという点を除けば、ほぼチープ感は無いところが凄い。タッチパッド周りはシルバーの縁を配置するなど、ゴールド一色というだけでなくデザインもよく頑張っている。もちろん全体的な質感向上は、「MacBook Airを目指せ!」みたいなところから来ていると思いますが、それを追い求めた結果、コスパもいいPCができちゃいましたという感じがするPCです。10万円超のXPS13と比較しても、ぱっと見で安っぽさを感じることはないのが凄い。

スピーカーは物理的には見えない

かなり気に入ってきたJumper EZbook Airですが、よーく見てみるとスピーカー穴とかそれらしきモノがない。ですが、音はちゃんと鳴っている。良く聞いてみると、どうもキーボード下から鳴っている。ただ音自体はこもったり、悪いという事はなく、一般的な廉価なノートPCと同様至って過不足無いレベルの音はします。

まとめ: 11.6インチフルHDノートPCが960gでこの価格・・・信じられない

正直言います。こりJumper EZbook Airは実はあまり期待していなかったのです。ただ軽いノートPCに魅力を感じていただけで、その他は「チープでもいいさ」と思っていたのです。

が、完全に良い意味で裏切られました。

これが5万円なら「なるほど」ですが、3万円となると「よくこの価格で利益あるな」というのが素直な感想。どうしても14インチのJumper EZbook2と比較してしまいますが、数ヶ月前に発売されたEZbook2から比べると、メタルボディの質感の向上、ディスプレイの美しさなど格段に進化しているので驚きが大きい。

ただ難点を挙げるとすれば、まずは英語配列キーボードである点はある程度人を選ぶでしょう。慣れの問題もありますけどね。あとはUSB TYPE-Cx1しか無い点も、拡張性を気にする方なら選びづらい。USB TYPE-C とUSBへの変換ドングルが添付されているので、それを持ち歩けば使えますが、「忘れた」ら使えない。今後はUSB TYPE-Cに統一されていくでしょうが、まだ過渡期なのもあり、USBデバイスが必要という方も多いでしょうししかし逆に言うと、このUSB TYPE-Cで充電もできるので、5V-3A出力ができるモバイルバッテリーを持っていれば、ACアダプタを持ち歩かなくても、いつでも充電環境があるという使い方もできるわけで、一長一短ありということ。

Jumper EZbook Airの価格と購入方法

このJumper EZbook Airは、GearBestで30,043円という価格で発売しています。※価格は記事作成時点

価格はクーポンやセール等で変わってきますが、メタルボディで11.6インチフルHDのノートPCで960gという点を考えればかなり安い。それは人気ぶりにも現れていて、入荷したら即売り切れでまたプリセール(受注販売)を繰り返しており、この人気だとなかなかがくんと値が下がる事は無さそうな気がします。

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・GearBest販売ページ : Jumper EZbook Air Laptop – CHAMPAGNE GOLD

GearBestでの購入方法などは、下記記事に取り纏めていますので、参考にしてください。
・GearBest.comの紹介 : GearBest.comを利用して中華デバイスを安く輸入するのも面白い
・GearBest.comの買い方ガイド :「中国のGearBest.comでデバイスを買って輸入する方法~注文から届くまで」

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