USB Type-Cマルチメディアハブ「Kingston Nucleum 7in1 USB Type-C ハブ」をKingston様からご提供頂きましたので、使ってみました。
主な特徴
Nucleum は7in1 USB Type-Cマルチメディアハブで、USB Type-Cを搭載したノートPCやタブレットで使用可能です。
上の写真にあるように、ポートが極端に少ないMacBook系や、タブレット等で「HDMI端子があれば」とか「SDカードを挿したい」といった時に活躍してくれるハブです。
端子は以下のように、USB 3.0 x2,USB Type-Cがデータ用/充電用x1ずつ、miroSDとSDカード、あとはHDMI端子を備えています。
- 充電用Type-A USB 3.0 x 1(アウトプット)、Type-C x 1(インプット)
- データ転送用Type-A USB 3.0 x 1、Type-C x 1
- microSDスロット x 1、SDスロット x 1
- HDMIコネクタ x 1
- 2年保証、無料テクニカルサポート
外観~余裕のある配置が使いやすい~
箱から取り出してみたところ。マニュアルも一切無くハブ本体だけです。
以下ポート類の外観。USB Type-C、USB Type-A(3.0)、microSD、SDカードが片側にあります。反対側には、USB Type-A、USB Type-C(充電入力)となっています。USB Type-C端子が1ポートしかなく、それが充電兼拡張ポートとして昨日するようなPCの場合、ハブを付けると充電できなくなるわけですが、充電用のUSB Type-Cケーブルはこちらの充電入力側に接続することで、充電もしつつハブも使えるようになります。これは便利。
また感心するのは、各ポートの配置に余裕がある点。USBデバイスなんかは特にそうなんですが、ものによっては横幅があるものもあるので、USB3.0端子を安易に横並びにせず、こうしてを場所を分けているのは「よくわかってんなー」と感心します。
またフルサイズのHDMI端子もあり、4K出力もサポートします。
使ってみた
では使ってみましょう。MacBookがないので、今回はGPD Pocketを使いました。GPD Pocketは日頃から持ち歩いたりしていますが、7.0インチの割にはUSB Type-C/USB 3.0があるものの、ポート類が豊富とは言えません。外出先でSDカードやmicroSDを使いたい時などこういう汎用性のあるハブは助かります。GPD PocketはmicroHDMIもサポートしていますが、出先で先方が標準のHDMIケーブルしか持っていないなんてこともありますしね。(ケーブル類は結構もちあるくとかさばるのでできれば持ち歩きたくないし)
SDカード系も、microSDとSDと別々のポートがあるので使いやすい。USB Type-Cケーブルが多少ハリがあり、PC本体の真横にはこない(つっぱる)ので、ちょっとハブが遠くなってしまう点はちょっと気になった。ただこれはGPD Pocketだから過度に遠く感じるだけで、MacBook系みたいな普通のPCならそれほど気にならないはず。
ハブ経由でも速度もほぼ変わりません。以下はKingstonのUSBメモリーキーをハブ経由と、GPD Pocketに直接挿入したときのベンチマーク速度の比較です。
多少速度低下はあるものの、体感上それほど違いが出ないレベルですね。
総括と価格
「所詮はマルチメディアハブでしょ? いろいろ挿せればそれでいいじゃん。」と思うなかれ。このNucleum 7in1ハブを使ってそう思いました。私は以前メーカーで製品ユーザビリティのフィードバックを開発としていた経験があり、使いやすさにこだわった製品を見る(気付くと)と異様に愛着が沸いちゃうのですが、このKingstonのハブの余裕のあるUSB端子の配置はまさにそれで、メーカーとしての良心を感じました。
また機能としてもしっかりしていて、USB Type-C x2で充電も可とか、よく使うであろうmicroSDやSD、HDMIといったポート類など非常によくまとまっているハブです。
価格は7980円とやや高価ですが、それに見合った機能と良心が詰まったハブですよ。
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