レクサスLBX 納車1ヶ月レビュー:マツダ3から乗り換えて見えた「完璧な上質さ」と「なぜか感じる疑問」

5年間お世話になった愛車マツダ3から、レクサスLBXへ乗り換えたので、レビューしていきます。

マツダでは、アテンザ、CX-8,マツダ3と一貫してディーゼル/6AT車を乗り継いでおり、12年ぶりのCVT(無段変速機)ハイブリッド車となります。

マツダ3は特に妻も私も満足していたのですが、不具合がちょこちょこ出て都度お金が掛かる様になってきたのと、我が家は車も資産として見ているので、リセールバリューがかなり下がってきたのも含め、「そろそろかね」と検討していたなか、LBXに決めたという流れ。本当はマツダで欲しかったのですが、なにせ新型車が全然出ない。CX-60とかCX-5の新型は出たけど、我が家のマンションの立体駐車場に入らない幅で無念の断念。

マツダ3自体も7年たっても新型の噂も出ないし、マツダの担当営業さんにも「新型が出たらまた戻ると思うから」と断腸の思いでレクサスになりました。

納車の2026年3月から1ヶ月ちょい経ち、いろいろと走ったり使ってみて良いとこ、悪いとこまとめてみました。(LBXは年次改良後の車となっています。またグレードはLBX Relax)

良いとこ

スタイリング

レクサスの押しの強いスピンドルグリルではなく、柔らかめでありつつ、トヨタのデザインの流れであるハンマーヘッドな顔です。ヘッドライトあたりまでのキリッとした顔立ちとナンバー周りのグリルが綺麗です。

私の奥さんはデザインだけでほぼGoかNoを出すのです。
が、国産車且つ自宅タワーパーキングに入る車の中で、マツダ3以外で唯一GoがでたのがLBXです。そのためほぼ選択肢無しでしたが、内装も納得してGoが出ました。

リアのデザインも流麗且つブレーキランプから一直線に赤いラインが入る主張が美しい。

マツダ3ほどぱっと見で「凄く綺麗だなぁ」と感じた衝撃度はないものの、悪く言えば他の国産車を全て見ても流麗で美しいと感じる車はLBX以上は無いと感じています。(全幅1840mm未満の車の中では)

そういう意味では惚れたというよりは打算的な所はあるのですが、概ね満足しています。

内装が上質

最初にディーラーで試乗した際はElegantという一番下のグレードで内装がモーブという合皮でいまいち。これで妻の気持ちが萎えそうなので、ディーラー担当に「希望の白ボディでRelaxのサドルタンカラー」見せてと言ったら、速攻用意してくれて、これが契機で契約となりました。

サドルタンカラーがとても上質で気に入っていきます。

カラー以外も、エアコン吹き出し口が端からドアトリムまで一直線で綺麗に処理されていますし、ナビ画面も上部に飛び出ていない中で綺麗に収まっています。

使いやすいナビ+ディスプレイ

その画面ですが、マツダ3の非タッチ横長ディスプレイを使っていた事もあり、9インチディスプレイはとても使いやすい。Ottocast P3を繋いでNetflixも見れるし、言う事ない。

ナビはmovilinkを使えば、アプリから行き先を指定して車に送れるので、いちいち画面で行き先を探す必要もなく楽々です。マツダでも一応できましたが、使い勝手は雲泥の差。こういうデジタル化はマツダは最も遅れていると感じる所ですね。LBXではナビでのストレスがかなり無くなりました。

意外と広い荷室

マツダ3との差で一番心配していたのが荷室。ですが、今のところ夫婦で旅行、息子と釣りなど行っていますが、最悪足りなければ後席も簡単に倒せるので、荷室の狭さが意外と気にならない。

四駆ではなく二駆の為、ラゲッジ下に荷物が収容可能で、ここに洗車道具とか小物関係を収納して見せなくしている為、綺麗に収まっているのもあり美観上もGOOD。

意外と狭くない後室

後席は試乗の段階から結構厳しいと思っていましたが、意外と足も前席下に入るし、乗っていると意外と快適。

「4人は無理」と思ってましたが、長時間でなければ全然OKです。2-3時間のドライブとなったらキツいかもしれないですね。その場合は3名までかな。

燃費抜群

これは元々想定していたことですが、燃費はとても良いです。

街乗りでも20km/Lは超えてきます。

反面高速は延びず、100-120km(新東名)で走っていると18km/Lぐらい。

悪いとこ

パドルシフトがいまいち

私はパドルシフトが絶対必要な人で、速度調整や緩くブレーキを掛けてスムーズに運転したいタイプです。

そのためにパドルシフトがあるRelaxグレードを選んでいます。

そのパドルシフトは、試乗の時も感じていましたが、いまいち。

まずパドルシフトを押すと「カチカチ」といちいちクリック音がします。これがせっかくの上質なLBXなのに安っぽく感じます。もう少しマツダのパドルシフトでも研究してこいと言いたくなるぐらい。

また減速の効きも微妙で、押した瞬間に助手席の人の頭が動くくらいコンっと効いて、そこからじわーっと減速する。CVTなので6速AT車と同じようには行かないとは思いますが、どうせ擬似的な減速効果なのだから、6ATのような感じのエンジンの空ぶかし音のような「ウォーン」というスムーズな減速効果ができればいいなと。これも安っぽいんですよ。

レクサスなのに、ここはトヨタを感じてしまう所。もったいない。

走りはキビキビだが官能的ではない

レクサスLBXのCVTは1.5Lエンジン+ハイブリッドで、アクセルの要求に対してめちゃくちゃキビキビ反応します。

そのため、街中で走っているととても気持ちが良いし、不満もほぼない。

ただ先日旅行に行き、群馬の山道を走ってきたのですが、はっきり言うとキビキビはするけど楽しくは無い。

走っている間ずっど疑問「なんだろこれ???」が湧いていて、こんなに回頭性も良くパワフルなのになんで楽しくないんだろうなという疑問が頭を支配していました。

2日間ほど温泉地の行き帰りで走って感じのは、1.5LエンジンとCVTのせいでつまり音が悪い

このエンジンは回転数が高まると、雑音に近い「ドロドロドロ」という音を出す。マツダのディーゼルも低音でゴロゴロしていますが、それでも官能的でした。12年間マツダのディーゼルに乗ってはいるものの、運転は移動手段としか思っていない妻ですら「このエンジン音はなんかテンション下がるね」というぐらい。

ただ、普段CVTに乗っている人に変わってもらって運転してもらうと「普通じゃない?特に変には感じない」という事なので、有段の6ATというような車に普段から乗っていて、シフトダウンした音はこうだみたいなのが染みついている人には嫌な感覚なんだろうなと。

1.5Lエンジンの割に峠もキビキビ登るし、ハンドルは気持ちよく切れるから、スイスイ登るんですが、なんか物足りない。

音やパドルシフトなどの感覚的な面について、トヨタやレクサスがもう一段上の走りの上質さに行き着くためには、こうした”官能的”な面ももう少し上げてくれると良いなと思う。それともCVT車には無理なのかな。

総括:上質と楽しさは両立してないものの総合点が高い

総じて満足度が高い車で、マツダ3は100点とすると個人的には88点。

内装外観、燃費、ナビ画面等、やはり時代の進化を感じるし、小さいわりに3名はしっかり乗れて荷室もそれなりには確保でき、満足感高いです。

街中はキビキビ動きますし、それでいて燃費も20km/Lは超えてくる。
レギュラーで満タン入れても5000円前後ぐらいで済みますし、十分だなと感じます。

反面、山道等で負荷の高い走りをさせると雑音というかチープなエンジン音が目立つ。パドルシフトがカチカチと安っぽいなど、不満が高まる。

多分、感覚的な楽しさみたいなものをレクサスはこのLBXについては考えないようにしているのかなと。元々根っこはヤリスクロスなわけで、そこからスタートして遮音性とか応答性とかを高めてLBXができたわけで、そういう意味ではとても頑張っている。が、最初から目指すべき場所が「ヤリスクロスをベースとして小さな高級車作ろう」なんだろうなと思ってしまう。

まぁCVT車自体、そもそもエンジン回転数を一定に保つ傾向があるものなので、どこまでそれを求めるのかと言うと難しい面もあるので致し方ないのですが、キビキビとリニアに動きパワフルなのに官能的ではないというのは勉強になりました。「音そのものを電子的に演出する」というアプローチも他車にはあるようですが、それはちょっと違う気もします。

「じゃあ次はやっぱりマツダかな」と思う事もあるわけですが、この20km/Lの燃費はやはり捨てがたい。
官能的な車だけど、10km/Lぐらいしか走りませんは厳しい。
そうなると普通のガソリンで6AT/8AT車でせめて18km/Lぐらいの実燃費というのは厳しいわけで、マツダは小型ディーゼル止めちゃうって話しもあるし、将来的には厳しい雲行きは怪しい。

となると、こうしたハイブリッド車+CVTの組み合わせを受け入れていくしか無いのかなと腹をくくりました。

とは言え、レクサスLBXは「音」以外はデザイン、内装外観、車としての完成度は私にとっては完璧とも言えますし、どの車にも良い面悪い面はあり、それをどう受け入れて楽しんでいけれるかですからね。

また数年、レクサスLBXと共に楽しんでいきます。

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