AnTuTu 20万点越えで2万円というハイコスパが話題のUNISOC T618搭載タブレット「BMAX MaxPad I11 」をBanggood様からお借りできましたのでレビューしていきます。
MaxPad I11の特徴
MaxPad I11は先代のI10と比較して、SoC(CPU)、ディスプレイ面で大きくスペックアップしています。
ディスプレイは10.4インチで、解像度は2000×1200と高解像度。I10では10.1インチフルHDでしたから、若干縦長アスペクト比になり大型化もしています。
SoC(CPU)はUNISOC TigerBen T618 8コア 2.0 GHz 。先代はT610でしたから上位版へのスペックアップ。AnTuTuベンチマークv8スコアは21万点以上で、以前I10をレビューした際のT610のスコアは18万点程度でしたから、20%程度高速化しています。
【レビュー】「BMAX MaxPad I10」Androidタブレット~1万円台前半の割にはLTEも使える高性能でお値段以上なタブレット
メモリは8GBでストレージは128GB eMMCを搭載。microSDも搭載可能です。
タブレットとしては余裕ですね。
バッテリーは6,600mAhとなり、I10の6,000mAhから10%アップ。
スピーカーはデュアル。またSIMフリータブレットとしてはI10と同様で、nano SIMカードx2をサポート。
4G LTE周波数帯は日本ではSoftBank系のB8プラチナバンド対応。ドコモもB1/B3が使えるので首都圏では電波は掴みやすいと思います。
3G WCDMA: B1/B5/B8;
4G FDD-TLE: B1/B3/B5/B7/B8/B20/B34;
TD-TLE: B34/B38/B39/B40/B4
重量も公称では450gと軽量です。イヤホンジャックも搭載しています。
主要スペック
製品名 | BMAX MaxPad I11 |
---|---|
ディスプレイ | 10.4インチ 2000×1200 IPS |
CPU | UNISOC ZiguangZhanrui TigerBen T618 8コア 2.0 GHz |
メモリ | 8GB |
ストレージ容量 | 128GB eMMC |
OS | Android 11 |
カメラ | フロント: 5MP バック : 13MP |
ネットワーク | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth V5.0 2G GSM: B2/B3/B5/B8; 3G WCDMA: B1/B5/B8; 4G FDD-TLE: B1/B3/B5/B7/B8/B20/B34; TD-TLE: B34/B38/B39/B40/B4 |
インターフェース | USB Type-C、microSD、nano SIMx2、 *イヤホンジャックあり *スピーカーx2 |
バッテリー | 6,600mAh |
サイズ | 247mm*156mm*7.7mm |
重量 | 450g |
同梱品
さっそく開梱していきます。
同梱物はマニュアルとUSB Type-Cケーブルと充電器、それとSIMトレイ取り出しピン。
充電器は日本のコネクタ形状にあっていないものですが、Banggoodでは変換コネクタを同梱してくれています。
ただし5V-2A=10Wの一般的なスマホ充電器と同仕様で急速充電には非対応なタイプでもあり、この充電器を積極的に使う理由はありません。別途充電器を持っているならそちらで代用が可能です。
マニュアルはマルチランゲージ版で日本語もあります。あまり読み込む人もいないと思いますが、BMAXというメーカーが日本を意識しているのはなにか嬉しいですね。
ディスプレイ
ディスプレイ面。2000×1200の10.4インチの高解像度ディスプレイは充分明るいし、鮮明で美しいと言えるレベルです。ベゼルの太さも太すぎない程度でデザインを壊して無く、TECLAST T40 Plus、ALLDOCUBE iPlay40 Proあたりと同等です。(というかTECLAST T40 Plusとは兄弟機レベル)
BMAX MaxPad I11 が2万円程度である点からすれば、よくやってるほうだと思います。
その他外観
横持ちにした際の下部側面には2個のスピーカーがあります。
左側には下側にあたる部分にUSB Type-C、上部に電源ボタンとSIM/microSDカードトレイ。
上部にボリュームボタンが配置されています。スピーカー穴っぽく見えますが、純粋なスピーカーは下部の2個だけで、こちらはスピーカー音が通り抜ける穴で実際は音が出ません。ただ下部スピーカーの音がここからも少し抜けるので、疑似スピーカーっぽくなっています。
上部右側角には3.5mmイヤホンジャックがあります。この配置は完全にTECLAST T40 Plusと同じ。
背面。右上に13MPカメラが配置され、ツートンカラーが美しいバックパネルです。指紋も目立たず、このあたりはALLDOCUBE iPlay40 Pro/ 40Hあたりの指紋ベタベタ仕様とは大きく違っています。
背面下部には認証マークがあり、技適のマークも記されています。
日本語対応と標準アプリ
セットアップから日本語も選択可能なので、あとから日本語化する必要はありません。
またGoogle Play(Playストア)含め、最小限のものしかインストールされていません。
ベンチマーク結果
搭載されているUNISOC TigerBen T618 8コア 2.0 GHz CPUの実力ベンチマークで試してみました。
以下AnTuTu Ver9のスコアです。
217959点とAndroidタブレットとしては実用上は合格点レベル。タブレットは基本的には動画/ネット閲覧主体でしょうし、そのあたりがサクサク動けばいいというだけなら不満無く動きます。ゲームも重くないものであればサクサクです。ただほぼ同スペックであるはずのALLDOCUBE iPlay40 Proは25万点、TECLAST T40 Plusが23.5万点である事を考えると、微妙にスコアが伸びていないのは気になります。
それでも20万点越えなので、ウマ娘プリティーダービーは快適に動作しました。
BMAX MaxPad I11 タブレット単体としてみれば、動作は快適で概ね不満はでないでしょう。特に私のようにMaxPad I10を触っていて、少し動作がもっさりするなと思っていた方にとっては、サクサク度の進化は感じます。
電子書籍リーダーや動画視聴機として充分使える
10.4インチという大きさで450gは軽く、iPad 10.2 LTEモデルは493gなのでそれより軽い。両手持ちで普通に軽量タブレットであると感じる事ができます。ほぼ兄弟機のTECLAST T40 Plusは455gで5g軽いですが、ほぼ誤差の範囲。
この軽さは比較的長時間持つ事になる電子書籍リーダーとしても有効です。ディスプレイの発色の良さとも相まって、雑誌ライクに読書が捗ります。
我が家では娘専用機として使っていて、Netflixで動画三昧、ゲーム三昧なタブレットになっています。
いまいちな点
中華タブ全般に言えることですが、このBMAX MaxPad I11 もNetflixやAmazon Prime VideoでSD以上の高画質が選べません。NetflixでみるとWidevineがL3でSD画質までとなっていました。YouTubeは1080P(フルHD)で再生可能です。
まとめと価格
BMAX MaxPad I11 は全般的に良タブと言って良く、8GB RAMでマルチタスクにも余裕があるし、CPUのUNISOC T618は動画やネット程度なら快適で、ウマ娘ぐらいのゲームも余裕で動作します。450gと軽量なので電子書籍リーダー、動画視聴機としても優秀。価格もセールやクーポンで2万円程度とコスパとしては充分。
ただこれはライバル機全般にも言えますが、UNISOC T618搭載タブレットは既に多々あり、その中のベストバイかと言われると微妙な面もあります。ALLDOCUBE iPlay40 Pro、TECLAST T40 Plusあたりと比較してAnTuTuベンチマークスコアが何故か劣るし、筐体デザインも価格もモロ被りのT40 Plusと差別化まではできていません。
ただそれでもそうした比較をせずに見た場合、UNISOC T618搭載タブレットの中では比較的安いし、デザインもこなれているし、普通に買って損はないタブレットに仕上がっていると思います。価格もT40 Plusより僅かに安いケースが多く、ALLDOCUBE iPlay40 Proに至っては5000円くらい高いので、こちらがオススメです。クーポンも活用しましょう。
179.99ドルクーポンコード : BGJPMAX1
*有効期限 2021年12月31日まで
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