いまさらだが8.4インチタブレット『HUAWEI MediaPad M3』買ってみて驚いた!良い所と残念なところまとめ

HUAWEIの8インチタブレット『MediaPad M3』を今更ですが買ってみました。発売日から「買う買う」とずっと決めていたのですが、なんか買うタイミングを逃し、だいぶ時間が経ってしまいましたが、いまになってやっとWiFi版を買いました。とは言っても買ってから1ヶ月は経過し、結論から言うと、予想以上に驚きが大きかったです。価格もWiFi版は2.8万円、LTEモデルですら3.3万円程度です。これ以上の価格のものは買えないというぐらいコスパが抜群。
ですが、完璧というわけでもない面もあり、良い面と残念な点をまとめてみました。

スペック詳細など詳しくは以前紹介した記事をご覧下さい。

紹介記事: 8.4インチ WQXGAで310g『MediaPad M3』発表!ハイスペックなAndroidタブレット欲しい人は買い!

主要スペック

  • CPU : HiSilicon Kirin950 octa-core processor (4 x A72@2.3 GHz + 4 x A53@1.8 GHz)
  • RAM: 4GB
  • ストレージ: 32GB / 64GB(プレミアムモデルのみ)
  • ディスプレイ : 8.4-inch  IPS WQXGA (2560 x 1600 pixels), 359 pixels per inch (PPI)
  • OS: Android 6.0/ Emotion UI 4.1
  • バッテリー : 5100mAh
  • カメラ: リア800万画素 / フロント800万画素
  • microSD: 最大 128GB
  • WiFi /Bluetooth :802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth4.0
  • サイズ: 215.5 x 124.2 x 7.3 (mm) / 310g
  • SIM : Nano SIM x1
  • ネットワーク:
    GSM: 850/900/1800/1900 MHz
    UMTS: Band1/2/5/6/8/19
    TD-SCDMA: Band 34/39
    LTE-TDD: Band 38/39/40/41(100MHz)
    LTE-FDD: Band 1/3/5/7/8/19/20/28
    ※LTEモデルのみ
  • インターフェース : microUSB x1 、microSD x1,イヤホンジャックx1

良い所

まずは良い所をまとめてみました。

画面が綺麗すぎる

MediaPad M3は2K解像度(2560 x 1600)のIPS液晶なのですが、これが発色が素晴らしく、めちゃくちゃ綺麗。いわゆる「初見で惚れる」レベルでした。8.4インチで2Kというのはやり過ぎなぐらい高い解像度ではありますが、そういうスペックどうこう抜きにしてもぱっと見で「綺麗」と感じる美しさがMediaPad M3にはあります。この直感的に「この子すげぇ」と感じる事ってそれだけで物欲を満たしてしまうから怖い。

ちなみにもうちょっと細かな話しだと、私がよく読むdマガジンという電子書籍を読んでも印刷された文字と全く変わらないレベルで読めるし、8.4インチではやや小さく感じる文字も、めりはりが効いたはっきりとした発色だから読みやすい。IPS液晶というのもあり視野角もばっちりで、斜めから見ても色が変色したりせず美しいまま。撮影の為に輝度を高め(70%ほど)にしていますが、それでも充分すぎるほどで、むしろ100%にすると眩しいぐらい。私の場合通常は50%程度で使えていますのでバッテリーセーブの意味合いでもこの画面の輝度・美しさは役立っています。

ちなみに雑誌系の電子書籍を読むと動作がもっさりしないかも大切ですが、dマガジンはとにかくサクサク動きます。AnTuTuベンチマークも88833点とスマホだとミドルレンジですがタブレットとしては充分速いレベルです。

音が素晴らしくいい!

MediaPad M3の売りの大きなポイントが音。上はHUAWEIのページから拝借したものですが、こういう「どこどこと提携して良い音だしますよ」的な事は、どのメーカーでもやっているので、はっきり言って「はいはい」って程度で期待してなかった。

ですが、ハーマン・カードンとHUAWEIに謝りたいぐらいクリーンで迫力ある音がMediaPad M3では堪能できます。これまた私がよく見るAmazonプライムビデオですが、もう他のタブレットでは映画は観ないというぐらい映画の満足感に違いがでる。タブレットを横画面にして持った際、左右の側面にスピーカーがそれぞれ位置しているので、音はフロント方向(観ている自分に向けて)にはダイレクトに来ないものの、それでも充分な迫力。もっと迫力を増したければ、両手でタブレットを持つようにしてスピーカーの音が自分に向くように手のひらを調整すれば格段にあがる。贅沢を言えば、フロントにステレオスピーカーを配置してくれれば、2時間の映画をずっと両手で持つという事からも開放されるので楽なのですが、たとえ現状でも巷にあるタブレットよりは遙かに音はいいので、不満はないです。

音ゲーや純粋に音楽を聴きたいという人にはもっといい環境もあると思いますが、少なくとも映画では段違いの迫力です。少なくとも手持ちのiPad mini3よりは遙かに良い!

片手でマンガ/読書が可能

趣味の電子書籍を8.4インチのタブレットで片手で読めるとは思わなかった。今回、MediaPad M3は店頭で一切見ずに買ったので、サイズ感はなんとなく経験に基づいて「8インチより0.4インチもデカいなら片手は無理だろ」と勝手に諦めていたところもあり、これは驚きでした。

成年男子としては普通サイズの手のひらの大きさですが、上の写真のように片手で持てます。

普段スマホでもKindleのページ送りをボリュームキーに割り当て、片手電子書籍読書生活をしているので、M3でも同じスタイルで使えるのはとにかく捗る。大画面でマンガをがっつり集中して読めるし、またボリュームボタンが絶妙な柔らかさ。HUAWEIのスマホはカチカチとした印象で硬めのボリュームボタンなのですが、MediaPad M3はサクサクといった感じのクリック感。読書をすると普通1時間くらいはあっという間ですが、それは「ボリュームボタンを1時間押し続ける」作業なわけで、この感触はとても重要なのです。あー読書が捗る。

残念なところ

基本的には大満足ですが、ちょっとだけ残念な所もあります。

端子がmicroUSB

正直「いまどきこれはない」と言いたくなるmicroUSB端子。MediaPad M3はHUAWEIのタブレットではほぼ2in1タブレットPCのMateBookを除けば上位レベル。であればUSB Type-Cを採用して欲しかった所です。多くの人にとってはあまり困らないかも知れないのですが、ガジェットを複数持ち歩く身としては、「デバイスのコネクタを統一する」事で、持ち歩くケーブルは減るし、自宅内でも複数の種類のケーブルがぱらぱらとあるのは見栄え上もスッキリしない。端末価格が2000-3000円ぐらい上がってもUSB Type-C端子のものが欲しかったですね。

総括

MediaPad M3をまとめると「私のライフスタイルにどんぴしゃマッチしたタブレット」って事になります。片手でも電子書籍は読みやすい、映画・動画見るには音が良い、画面も綺麗と言う事無し。もちろん動作もサクサクで不満なんてmicroUSB端子ぐらい。もちろんmicroUSBというレガシーに近い端子という点だけで、ライバルであろうASUS ZenPad 3 8.0 (Z581KL)とだいぶ悩んでいました。

ですがそれは買ってみて使ってみると小さい杞憂でした。ZenPad 3と比較すると12mmの横幅がスリムだし、片手持ちのしやすさを考えるとMediaPad M3を買って正解だった。
※ただZenPad 3はUSB Type-Cという利点と、iPad miniクローンサイズの7.9インチ アスペクト比4:3で使いやすいというメリットもあるのでM3圧勝というほどではないと思いますが。

価格的にもWiFiモデルは3万円アンダー、LTEモデルでも3.3万円程度で買えるタブレットとしては極上レベルの満足感です。

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