中国のXiaomiが本日発表会を開催し、『Mi Notebook Air』発表しました。
Mi Notebook Airは、Windows10 Homeを搭載したノートPCで、Xiaomi初のノートパソコンになります。
サイズは、13.3インチと12.5インチの2種類。
共通の機能として、Mi Band2を使ったアンロックや、Mi Cloud Syncをサポートする。
OSはWindows10 Homeを共に採用している。
Mi Notebook Air 12.5
12.5インチのMi Notebook Airは、なんと言ってもその重量が魅力。なんと1.07kgです。12.5インチでこの軽さは圧倒的。
CPUはCore M3、4GB RAM+128GB SSD、ドルビーサラウンドのデュアルスピーカー、バッテリーの保ちは11.5時間駆動。
12.5インチのディスプレイは、狭額縁の1920×1080のFull HDとほぼ非の打ち所がありません。
ぱっと見は、DELLのXPS13のようです。ボディはフルメタルボディです。
発表されたスペック
- CPU :Intel Core M3 Processer
- RAM + ROM: 4GB + 128GB SSD
- ディスプレイ : 12.5インチ
- 解像度 : 1900 x 1080
- OS: Windows10 Home
- バッテリー : 11.5時間駆動
- サイズ: 詳細不明 厚みは12.9mm/ 1.07kg
- 価格 : 3499RMB (日本円で約56,000円)
Mi Notebook Air 13.3
Mi Notebook Air 13.3は、単なる12.5インチ版のサイズアップ版ではなく、スペックの拡張性が優れた上位モデル。
画面解像度は13.3インチにアップしてもFull HDのままですが、CPUはCore i5,GeForce 940MXのGPU、256GBのPCIe SSDと、かなりのスペックモンスター。画面は同じく狭額縁で、サイズは309.6mmx210.9mmx14.8mmと超薄型。重さはたったの1.28kgしかない。DELLのXPS13が1.2kgなので、ちょっと重いが、スペックを考えれば充分軽い。
そして凄いのがPCIeをもう1スロット搭載し、ユーザーが拡張きるスロットとして存在する。このサイズのノートPCで拡張性を考えているという部分は凄い事。小型・薄型のPCを設計からなら、こういうExpansion Slotは真っ先に妥協して削られる部分。これは設計段階からXiaomiが強く「こうしたい」と信念をもって設計しないとこうはならないはずで、よほど思い込みが強いと見えるし、実際ユーザーからは使うかどうかは別として賞賛される部分だと思う。
発表されたスペック
- CPU :Intel Core i5 Processer
- RAM + ROM: 8GB + 256GB PCIe SSD
- ディスプレイ : 13.3インチ
- 解像度 : 1900 x 1080
- OS: Windows10 Home
- バッテリー : 9.5時間駆動
- インターフェース : USB3.0 x2 、USB Type-C x1、HDMI x1、ヘッドホンジャックx1
- サイズ: 309.6mmx210.9mmx14.8mm/ 1.28kg
- 価格 : 4999RMB (日本円で約80,000円)
PCの世界にも踏み込んだXIAOMIはライバルを駆逐できるか
スペック的にもデザイン的にも、サイズ・重さ的にも非常に魅力的なMi Notebook Airの2機種。特に13.3インチ版はスペックはライバルを凌駕していルにも関わらず、価格が8万円程度と恐ろしい値付け。XPS13あたりがライバルだが、あちらは12-13万円という価格。
また12.5インチ版のほうも、スペック的にはミドルクラスだが、価格が6万円アンダーと、ローエンドノートPCのちょっと上ぐらいの価格で買えてしまう。Core M3,SSD搭載のFull HDディスプレイ搭載機種となると、Surface Pro3や4あたりがライバルだが、あちらは軽く10万円オーバーと勝負にならない。
と、価格スペックはずば抜けて素晴らしいのだが、キーボードをよく見ると、キー配列の右上に電源ボタンが同化していたりと、誤動作しそうな位置に配置するあたりが「まだまだPC新参者だな」と思わせる部分でもある。
ただMi Padや、スマホのシリーズなども代を重ねるごとに明らかに進化して、あっという間にライバルが到達できないレベルのコスパを実現してしまうXiaomi。この最初の1台のインパクトはいきなり絶大なだけに今後も注目だ。
関連ページ
・Xiaomi公式ページ: Mi Notebook Air