1.8万円の『Noontec Zoro II Wireless』ヘッドホンを1週間使ってみたレビュー!音は?ペアリングは?など試してみた

『Noontec Zoro II Wireless』のレビューも2回目。
前回は開梱から外観チェックなどをやりました。

その後1週間ほど使い倒してみたので、今回は使用感なども交えてレビューいたします。

Bluetoothペアリングは超簡単

まずはペアリングしないと始まりません。ペアリング自体はとっても簡単で、電源投入後はペアリングする相手が居ないと探索モードになります。あとはデバイス側で近くのBluetoothを探すと「Zoro ⅡWireless」が見つかるので、タッチしてペアリングするだけ。まぁこのあたりは一般的なBluetoothデバイスと接続方法は同じで、特に難しい事はありませんね。

NFCペアリングに苦戦

Bluetoothよりもっと簡単なのが「NFCペアリング」。これはNFC(おさいふケータイ等)機能を持っているスマホと、このZoro ⅡWirelessの左側にある「NFCマーク」とをピタっと接触させるだけでペアリングが完了してしまう機能。

しかし、ちょっと苦労しました。というのもNFCの接触ポイントが小さいのか、なかなかペアリングしない。Galaxy Note5は接触位置を微妙にずらしつつタッチさせて5-6回目で成功しました。Nexus5Xはもっと回数を増やしてやっとという感じ。まぁNFCペアリングはあくまでBluetoothペアリングの手間を少し省くだけなので、動作しなくても問題無いのですが、せっかくの簡易ペアリングの方法ですから、このあたりは反応が良くなるとよりユーザーメリットが出てくると思います。

装着感は軽くていい

このような折りたたみ式のヘッドホンは一般的に伸縮できるようになっていますが、このZoro ⅡWirelessも各個人の頭の大きさに合わせてフィットできるように、若干伸びるようになっています。
このサイズ感ですが、装着前は私自身は頭がちょっと大きめのため、「もうちょっと伸びてくれたらなぁ」という気もしていました。しかし装着後はその不安をかき消すような軽くて気持ちの良い装着感。

イヤーパッドも大きい方では無く、むしろ小さめですが、耳を優しく包み込んでくれるので、心地良い。2-3時間着けっぱなしでも耳が痛い、頭が締め付けられるという事は全く無く、最初からずっと最高の着け心地が続くのは「さすが18,000円」と唸ってしまう。まぁ価格が高いからで全てを片付けるのは野蛮だと思いますが、ポップな見た目と裏腹に、中身は本当にしっかりしていると感心してしまう。

音は最高レベル

ヘッドホンレビューですから肝心要なのが「音質」ですね。クラシックからボーカル曲、映画、アニソンまで聴きまくってみました。

正直な感想。

「やっぱ全然違うんだね」

確かに私は今まで1万円以上のヘッドホン・イヤホンは使ってこなかった。ヨドバシカメラ等の店頭でさくっと聞いただけで「高いモノは良い音なんだな」程度の耳です。それでも自宅で静かな環境で聞くと、数秒聴いただけではっきりと違いが聴き取れる。ちょっと大げさな言い方かもしれないけど、目をつぶってクラシックや映画音楽を聴くと、コンサートの中に居るかのよう。後ろから・左右からも迫力ある音楽が迫ってくる。低音~高音、ボーカル曲を聴いても全てが最高としか言えない。

aptX対応も良い音をアシストしている(と思う)

これはaptX対応もあるのかも知れない。Zoro ⅡWirelessはaptXという音楽のBluetooth圧縮転送技術に対応しています。通常Bluetoothデバイス間(例えばスマホとヘッドホン)は、通常A2DPというプロファイルを通して音楽データをやりとりするのですが、このA2DPは「圧縮送信時にタイムラグが出る」「高音域が削られる」「無音時にノイジーになる」という欠点があります。簡単に言うと音が低品質になってしまうという事。

aptXはiPhone(iOS)でいう所のAACというコーデックと同じようなモノで、Androidは基本的にこちら。で、Android端末でBluetooth経由で最高の音楽環境を得ようとすると、やはりaptX対応は必須と言っても良いぐらいです。

で、前置き長くなりましたが、Zoro ⅡWirelessはaptXに対応しているのです。端末側はここ1-2年くらいのAndroid機だったらだいたい対応しているようです。対応機器リストはaptXの公式サイト(こちら)から確認できます。SamsungだとGalaxy Note2あたりから対応していますね。とは言っても私もaptXは初めて使ったので「多分良い音の理由の一つはこれなんだろうな」とは思ってます。明らかに他のヘッドホンと違うので。

価格が高いのには理由がある事を思い知るヘッドホン

ぶっちゃけて言うと、使う前まではここまでの違いがあるとは思わなかった。音は抜群によく遮音性も高く「音楽を聴く事に集中できる」。自分は毎日音楽を聞き込むほどではないのですが、休日や夜に仕事に集中したいときに、家庭内の雑音もカットするために愛用しています。

もちろん、2万円弱の割に・・・という部分もあります。前回のレビューでも書きましたが、箱とかは高級感がないですし、折りたたみ可動部分が「ガチン」と少し心配になるほどの音がするので最初は驚きます(使っているうちに馴染んできましたが)。その為、使い始めの頃は「ちょっとチープかも」と思ってしまう。

ただ1週間以上使ってみて思うのは、「マイナスもあるけどプラス面が大きすぎる」と言う事。そのプラス面はしっかりとした音質であったり、190gという超軽量からくる軽快な装着感であったり遮音性であったりと、ヘッドホンとしての基本機能はずば抜けていいと感じました。

「1.8万円でこの音なら、3万円とかそれ以上のヘッドホンだとどんな音なんだろうか」と興味が増し増し中です。今回はNoontec様からのサンプルレビューでしたが、自腹で他にも試してみたいという欲求が増すほど、違う世界観が見えてしまいちょっと怖い・・・以前なら「ヘッドホンに1万円以上とかおかしくね?」という感覚でしたが、いまはもう「いやいや。2万円のヘッドホンの世界は違うんだよ」と素人ながら語りたくなります。

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記事公開時点での価格は17935円です。評価が非常に良いのも頷けます。興味がある方は覗いてみて下さい。

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関連リンク/サイト

・初回レビュー記事 : 1.8万円もするaptX対応『Noontec Zoro II Wireless』ヘッドホンレビュー! 開梱~外観まで
・Noontec公式サイト:http://www.noontec.com/
・Amazon : Noontec製品一覧

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