中国のスマートフォンメーカーZTEのnubiaブランドからゲーミングスマートフォン『nubia Red Magic Mars』が発売されました。
nubia Red Magic Marsの主な特徴
初代Red Magicが「Red Magic Mars」としてパワーアップして帰ってきました。
初代はゲーミングスマートフォンとして懸念のあったSoC(CPU)がスナドラ835からスナドラ845に進化しました。とはいってもライバルであろうXiaomiのBlack Shark2などは既にSnapdragon855となっていて、またまた1世代遅れている事になります。
その他基本スペックとして、RAMは6GB/8GB/10GBとあり、ストレージは64GB/128GB/256GBとなっています。10GB+256GB版のみカモ(Camo)カラーです。
ディスプレイは6.0インチフルHD+。
ゲームでは武器や爆破などのシーンでバイブレーションが働きます。PS4のコントローラーのようなイメージだと思います。
またゲームの操作性を良くするタッチボタンも搭載。
クーリングシステムも強化され、新しい液体冷却システムはCPU温度を13.2度下げる事が出来ます。
背面のLEDは1680万色でライトエフェクトが可能。
また日本にとっては大きなメリットがあり、Red Magic Marsグローバルバージョンでは、4Gは日本の3キャリアプラチナバンド対応、3GもB19を含むプラチナバンド対応です。ASUSのROG Phoneを除き、日本の周波数帯にマッチしたゲーミングスマートフォンがない中、Marsがプラチナバンドに対応しているのは嬉しい点です。
※3G WCDMA: Band B1/2/4/5/8/9/19, TD-SCDMA: Band B34/39
4G FDD LTE: Band B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/25/26/28/30/66, TDD LTE: Band B34/38/39/40/41
また、価格も意外と安く300ドル台後半で発売しています。
その他マイナス点としては、背面カメラがいまだにシングルという点。ただこのカメラも含めてSoC(CPU)の選択仕方などを見ていると、ZTEは「ゲーミングスマートフォン=ハイエンドスマホ以上」という風潮に一石を投じようとしているのではないのかな?と思う。全てが最高のものを創るのではなく、ゲーミング環境を整えつつ、できるだけリーズナブルなものを提供したいのではないかと。スペックの過度な競争は価格を抑えつつ激しい消耗戦になる可能性もあり、無理な戦いを避ける意味でこの位置をあえて狙っているのでしょう。ゲーミングスマートフォンは欲しいけど、常に最上級でなくとてもいいゲームを主体にプレイしているとか、ゲーミングスマートフォンのテイストが好きだという方にとって「買いやすい価格帯」でいることに存在意義を見いだしているのかなと感じます。nubiaの選択が正しいかは今後の売れ行き次第でしょうが、個人的にはこういうビジネス判断として好きですね。尖りすぎて価格が高くなるよりはユーザーとしてはありがたい選択肢でしょう。
主要スペック
価格
価格は、Geekbuyingで6GB+64GB版が399.99ドルで販売を開始しています。
Geekbuying販売ページ
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