最近、中華タブレットメーカーは、タブレットサイズを次第に大型化させていき、Chuwi Hi12などが発売されたように、とうとう12インチの領域に入り始めました。
その11~12インチのタブレットはデカすぎでそのまま使われることはなく、結局の所キーボードとドッキングさせてノートPC(或いは2in1)として使うのが普通になってきました。
そこで「キーボード必須なら最初からキーボードとくっつけて作ればいいんじゃね?」という、通常のノートPCメーカーとは逆アプローチでノートパソコンを作ることになりました。
というのは私の勝手な妄想ですが・・・経緯としてはこんな感じでだいたい良いのかと思います。
VOYOという中華メーカーなんかは以前からYOGAタイプのノートPCを出していましたが、次第にそのVOYO領域にタブレットメーカーが参入し始めたという感じがします。
そこで今回ご紹介するのが、「Onda oBook12」という12.2インチのノートPC。
Ondaは中国のタブレットメーカーとしては様々な製品を出していますが、今回はその派生でノートPCです。
Onda oBook12の特徴
細かいスペックは下記見て頂くとして、見た目はMacBookAirそのままといった雰囲気。
画面サイズは12.2インチで解像度はWUXGA(1920 x 1200)タッチスクリーンと豪華なスペック。ディスプレイは360度回転するYOGAタイプで、裏側にひっくり返せばタブレットとしても使えます。ここでタッチスクリーン搭載が生きてきます。
OSは中華タブレットお得意のデュアルOSではなく、Windows10のみ。
CPUはCherry Trail世代のAton X7 Quad Core、メモリ4GB、ストレージは64GB eMMCと Win10を走らせるには充分です。
特にAtomのX7は、Surface3(Proではない)と同じなので、動作的にはかなり良いと思われます。
また、12.2インチのノートPCとしては超軽量の約1.2kg。このサイズで1.2kgはかなりの軽量と言って良いでしょう。
主要スペック
- CPU :Intel Cherry Trail X7 Z8700 64bit Quad Core 1.6GHz, Up to 2.4GHz
- RAM + ROM: 4GB + 64GB eMMC
- ディスプレイ : 12.2インチ IPS 液晶
- 解像度 : 1920 x 120
- OS: Windows10 Home
- バッテリー : 容量不明(但しメーカーでは動画再生7時間駆動と謳っている)
- microSD: 最大128GB
- WiFi /Bluetooth :WiFi802.11 b/g/n 、Bluetooth4.0
- インターフェース :USB3.0 x1、USB2.0 x1、MicroHDMI x1、イヤホンジャック
- サイズ: 28.80 x 19.50 x 1.60 cm / 1190g
- Languages: プリインストールでは日本語無し。
但し日本語化可能(Windows10はマルチランゲージサポートで日本語がダウンロード可能)
写真で見る『Onda oBook 12 』
プリセールスで4万円越え価格で発売はちと高いか
最近の中華タブレットに関しては、メモリ4GB、ストレージ64GBと、Windows10での最低限度をきちんとクリアし、「使える」レベルのスペックが”当たり前”になりつつあるところが驚く。
このoBook12も同様。これだけのスペックを持っていながら12インチのWUXGAタッチスクリーン搭載というのは、国内で探すとリーズナブルな価格帯では見当たらない。かといって、obook12が激安かというとそうでもなく、GearBestでは現在プリセールス(予約販売)で、44,924円で発売している。
これを高いとみるか安いと見るかで評価が分かれるのがoBook12でしょう。はっきり言えば45,000円でノートPCを探そうと思えばいくらでも見つかる。解像度は劣るものの4GBメモリ搭載で、SSD128GB版が49,800円で買えるDELL Inspiron11 3000のほうが保証+日本語キーボード+大メーカーの安心感で上だ。
紹介記事: DELL 11.6インチ 34,980円のノートPC 『New Inspiron 11 3000』発売!メモリ4GB/SSDも可能
但し、WUXGAの解像度、タッチスクリーン、ヒンジが360度回転するYOGAタイプのディスプレイ、11.6インチではなく12インチが欲しい!といったようなコダワリがある方にはオススメ出来る。
また中華タブレット/PCにおいては、値崩れが比較的期待できるという部分があるので、暫くして価格がこなれてきたら買うというのもアリかと思う。自分なら4.5万円では手が出ないが、3.5万円まで値が下がるのであれば「買い」と言いたくなる。
ただそうは言っても簡単には値下がりは起こらないので、3ヶ月~6ヶ月は待たないと行けない。「そこまで待てないし、この価格でも充分魅力的」という方は、プリセールス中にぽちってしまいましょう。気になる方はお早めに。
ちなみに高速配送である「Expedited Shipping」はなんと0円(無料)です。通常の無料配送では10-25営業日かかりますので、欲しい方は必ずExpedited Shipping=高速配送のOptionを付けましょう。4-7営業日で届く予定で、配送もDHLやFedExなどの有名国際配送業者となる為、安心感があります。
関連ページ
・GearBest.com販売ページ : Onda oBook 12 2 in 1 Ultrabook Tablet PC
・中国のGearBest.comでデバイスを買って輸入する方法~注文から届くまで
・GearBest.comの紹介 : GearBest.comを利用して中華デバイスを安く輸入するのも面白い
・GearBest.com : トップページ