Xiaomiから発売されたハイコスパスマートフォン「POCO C75」を買ってみました。
年1回ぐらい、海外に行くことがある為、「最悪盗られてもいい」レベルのスマホを探していて、このPOCO C75は6GB RAM、6.88インチと大画面で実売100ドルと低価格。セールやクーポンで100ドル以下も可能という超ハイコスパスマホ。
POCO C75は日本でも発売されたRedmi14CのPOCOバージョンで、Redmi14Cは4GB RAM版があり、17,980円。
POCO C75は6GB+128GB/8GB+256GBという構成です。
Redmi14Cの低スペック版が17980円で、POCO C75の6GB+128GB版が100ドル=16000円程度と、POCO C75のほうが最低スペックが上なのに価格が安いという逆転がある為、POCO C75のほうがお買い得です。
POCO C75
Xiaomi POCO C75は、6.88インチと大型なディスプレイを搭載したスマートフォン。リフレッシュレート120Hzまで対応しており、滑らかなディスプレイとなっています。
SoC(CPU)は、Mediatek Helio G81-Ultraで、AnTuTuベンチマークスコアは27-28万点前後と、1万円台という価格にしてはパワフル。しかし全体的に見ればローミングスペックです。
前述のように、6GB+128GB、8GB+256GBの2モデルがあります。
Xiaomi POCO C75 | |
ディスプレイ | 6.88インチ HD+ (1640x 720) リフレッシュレート 120Hz 最大輝度 600nits |
SoC(CPU) | MediaTek Helio G81 Ultra オクタコア 2.0GHz |
メモリ+ストレージ | 6GB+128GB/8GB+256GB 仮想メモリ 16GBまで(8GB RAMの場合) |
メモリ/ストレージスペック | LPDDR4 / eMMC 5.1 |
OS | Xiaomi HyperOS (Android 14ベース) |
カメラ | ・バック 50MP f/1.8 補助レンズ ・フロント 13MP |
バッテリー/充電 | 5160mAh (18W充電) |
WiFi/Bluetooth | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth 5.4 |
SIMスロット | nano SIM x2 デュアルスタンバイ |
microSD | 有り |
対応周波数帯 | 2G: GSM: 2/3/5/8 3G: 1/2/4/5/8 4G: LTE FDD: 1/3/5/7/8/20/28/66 4G:LTE TDD: 38/40/41 |
サイズ | 171.88 x 77.8 x 8.22mm |
重さ | 204.8g |
カラー | シルバー/ブラック/グリーン |
その他 | ・USB Type-C ・側面指紋認証リーダー ・イヤホンジャックあり |
POCO C75レビュー
まずは外観
C75のカラーは3色でゴールド(見た目はシルバー)/ブラック/グリーンのラインナップとなっていますが、今回レビューしているのはゴールド(シルバー)です。このデザインは好き嫌い分かれるでしょうけど、指紋が目立たないので好印象でした。嫌なら無地のブラックが良いでしょう。
付属品はUSB充電器とUSB Type-Cケーブル。充電器は33Wが付属しています。本体は18Wまでの急速充電なのでオーバースペックですが、日本ではこの充電器はそのまま使えないので、普通に手持ちの充電器を使う方が良いでしょう。
下部側にUSB Type-C端子、上部にイヤホンジャックがあります。
右側に電源/ボリュームボタン。このあたりは一般的ですね。
SoC(CPU)の実力をベンチマーク
SoC(CPU)はMediaTek Helio G81 Ultra オクタコア2.2GHz。
AnTuTu V10ベンチマーク の結果は25.7万点超でした。(3Dテスト無しのLite版での結果)
このぐらいのスコアだと、ゲーム以外は基本的に快適。
ただ、所々で微もっさり感はでてきますね。
もちろん標準アプリが遅いこともなく全てが快適。CPUパワーを最大限必要とするようなゲームではモタつくかも知れませんが、ゲームが最重要でなければプロセッサパワーとしてはこれで充分です。
あえて言うとすれば、ゲーム(だけでなく動画も)の音。スピーカーは少し迫力が足りないですね。
リフレッシュレート120Hzの恩恵は?
リフレッシュレートは最大120Hzと、一般的なスマホの2倍滑らかなC75。
設定では、デフォルト(推奨)で自動設定。カスタムでリフレッシュレートを指定できますが、60Hz固定か、最大120Hzしか選べない。この最大120Hzはつまり動的に変更するデフォルト設定と変わらないと思われるので、あまり意味が無い。
実際ブラウザのスクロールを見てみると、120Hzで動いているとは思えず残像感はややあります。(多分90Hzぐらい)
この記事時点での最新アップデートを施しても変わらないですね。
「この価格で120Hz!」という売りの一つだけに、実用性が乏しいのがやや残念。
カメラ
背面カメラは50MP(1/1.8″)で、あとは補助カメラとなっています。
以下は背面カメラの作例です。(クリックすると大きく見ることができます。)
写真は価格的にも100ドル=1万円台という前提に立てば、概ね不満無く綺麗です。というか正直価格を考えれば、これで充分。
色合いはメリハリがあり、接写したもほぼ破綻なく綺麗に撮れています。若干細かい部分ではぼけたりしているところもありますが、接写や食べ物、風景写真等、どれも破綻無く撮れています。
ただ手ぶれ補正機能は無いため、脇を締めてしっかりと手ぶれしないように撮る必要はあります。
Widevine L1でネトフリも高画質
著作権保護レベルであるWidevineがL1かL3かの言及がXiaomiはあまり公式サイトで謳っていないので、ネットフリックスで確認してみました。
Widevine はL1でした。その為HD画質(フルHD)でみる事ができます。
ネットフリックスだけでなく、その他動画配信プラットフォームでもフルHD再生が可能です。
6.88インチと大画面なので、HD画質動画は迫力ありますね。但しスピーカーはモノラルの為、そこそこレベルです。