外音もとり入れつつも、耳穴を塞がないオープンイヤー型イヤホンは、いまや気軽に音楽を楽しむ層に一定の支持を受けています。
そんなオープンイヤー型イヤホンを気楽に試してみたい方にとって、「Sanag C16Sオープンイヤー型イヤホン」は最適で、セールであれば概ね3000円程度と非常に低価格です。
そんな Sanag C16Sオープンイヤー型イヤホンを試してみました。
Sanag C16S
Sanag C16Sは、オープンイヤー型の開放感のあるイヤホン。
14.2mmのドライバーユニットを搭載して低音/高音それぞれに深みのある音質が得られると謳っています。
連続使用時間は最大14時間、片耳8.2gと軽量な為、駆動時間も軽さも1日中使えるスペックで、アプリをインストールすると、タッチカスタマイズや、イコライザー調整が可能です。
ブランド | SANAG C16S |
Bluetoothバージョン | 5.4 / 6.0 |
オーディオコーデック | SBC, AAC |
周波数範囲 | 20Hz – 20kHz |
インピーダンス | 32Ω |
ノイズキャンセリング | AIアルゴリズムによる通話ノイズキャンセリング |
防水性能 | IPX4(防汗・防塵) |
ドライバー | 14.2mm ウール複合振動板 |
バッテリー持続時間(イヤホン単体) | 最大14時間 |
バッテリー持続時間(充電ケース併用) | 最大56時間 |
充電時間(イヤホン) | 約1.5時間 |
充電時間(ケース) | 約1.5時間 |
充電ポート | USB Type-C |
バッテリー容量(イヤホン) | 50mAh |
バッテリー容量(ケース) | 500mAh |
重量(イヤホン片側) | 約8.2g |
操作方式 | タッチコントロール |
マイク | 内蔵 |
アプリ制御 | 対応(Sanagアプリ経由) |
*Sanag様からお借りしてのレビューです。
開梱と外観
同梱品はマニュアル、USB Type-Cケーブル、イヤホンケース、イヤホン本体となっています。
マニュアルもしっかりと日本語で書かれています。
ケースはやや大きめで手のひらサイズ。
背面にUSB Type-C充電端子があります。
イヤホン本体はオープンイヤー型の為、イヤーピースなどの微調整も要らず後は耳に引っかけて使うだけと簡単。
スピーカー部分が露出していますが、IPx4防水があります。これで突然の雨とかちょっとした水しぶきは大丈夫です。
装着感
イヤホンはオープンイヤー型で耳に掛けて使うだけなので、装着感はとても軽く圧迫感はゼロに近いのがメリット。
重さは片耳8.2gと超軽量で、本当に長時間着けていても楽です。
ちょっとしたジョギングや、買い物、ウォーキングで何度か着けたまま出掛けましたが、装着している事すら忘れるぐらい軽快です。
また仕事で音楽聴きながら4-5時間ほど着けてみました。耳は痛くならないし、やはり軽いは正義で疲れません。
AIノイズキャンセリングを搭載したマイクも使ってみましたが、電話/会議をTeamsで試したところ、相手側からはノイズや周囲の音が混ざらなくてクリアに聞こえると言って頂けました。
音質はアプリインストールで一変する
オープンイヤー型イヤホンがカナル型などのイヤホンに劣る点があるとすれば音質。
音質は最初、「こんな感じなの?」という若干期待はずれな印象でした。
しかし、Sanagアプリを使うと断然良くなります。マニュアルに記載が無いため、GooglePlay/App Storeで検索してインストールしましょう。
インストール後にアブリを起動し、以下のように進んでいけばSanag C16Sを追加できます。
音質がぐっと変わるのが、以下のEQ設定(イコライザー調整)のところ。
プリセットは6種類ですが、「SSQVPステレオ」「レイブロック」「ミイン・クラシック」等があり、ちょっと日本語として分かりづらいですが、一つ一つためせばクラシックは低音重視だなとかだいたい分かります。
「純粋な酸素に優しい」が恐らくなんのチューニングも無く、アプリを入れないときの音に近く、それ以外にするとぐっと音が良くなります。
タッチコントロールボタンの設定も、このアプリ内でカスタマイズ可能です。
音漏れは自宅のような静かな環境では、音量を高くすれば漏れます。電車の中でもやや音を大きくすると漏れる感じはありますね。
まとめ:お買い得なオープンイヤー型イヤホン
Sanag C16Sオープンイヤー型イヤホンは、実売価格は3000円程度と非常に安いイヤホンとなります。
最初このイヤホンをBluetooth接続して聴いた時、値段なりの音質かなという印象でした。
しかしレビューにも書いたとおり、アプリをインストールしてEQ設定を変えると評価は一変します。
低音強化の設定ならちゃんとドンドンとした迫力を感じるし、SSQVPステレオならボーカルも高音もぐっと伸びて良い音になります。
もちろん1万円クラスほどの素晴らしさまでは届きませんが、それ以下ぐらいの音には感じる事ができます。
つまりSanag C16Sにはアプリと接続して設定できる環境が必須とも言えますので、SWITCH等のゲーム機でアプリが入れられないなら、それなりの音になるという事でもあります。
それでも3000円程度という価格は驚異的で、通勤、通学などで、気軽に使えるオープンイヤー型イヤホンを探しているなら、かなりオススメです。