「あ、外して撮ろう!」がすぐできる。「SJCAM C400」アクションカムは回転ディスプレイと分離カメラで初心者でも多様な撮影スタイルが可能

アクションカメラで有名なSJCAMから、カメラがセパレートする4Kアクションカメラ「SJCAM C400」をレビューしていきます。

前後ディスプレイがあり、前面ディスプレイにはカメラもあり、その前面は分離できて、アタッチメントでかばんにつけたり、マグネットで離れた場所に取り付けたりと発想が自由すぎるカメラです。

SJCAM C400の主な特徴

SJCAM C400は、画面が回転するアクションカメラ。
回転式ディスプレイで撮影スタイルを縦横自由自在に簡単に変えられます。

またカメラ(ポケットカメラ)が着脱できるモジュラー設計となっている為、首から下げてVlog風に撮影したり、マグネットで好きな場所に付けて撮影したりと、様々な撮影スタイルに対応しています。

そのため普段は手持ちスタイルの動画撮影器として、そこから気分やシチュエーションによって、カメラを取り外して撮影スタイルを変える事が出来るため汎用性の高いカメラとなっています。

スペックとしては4K/30fpsの高解像度撮影に対応(2Kなら60fps)し、6軸ジャイロ補正「Steady Motion V1.0」を搭載。さらに、本体バッテリーの組み合わせで、最大437分(約7.2時間)の超長時間連続撮影が可能です。

項目 仕様
製品名
SJCAM C400 (モジュラー式アクションカメラ)
デザイン
3-in-1 モジュラー設計 (着脱式カメラ、回転式スクリーン、コントローラー)
最大動画解像度
4K (3840×2160) @30fps
その他の動画解像度
2K@60fps、1080P@120fps、720P@120fps
最大静止画解像度
16MP (1600万画素)
手ブレ補正
6軸ジャイロ補正 (Steady Motion V1.0)
センサー
1/2.8インチCMOS
レンズ
視野角: 154°、絞り: F2.0
モニター
2.29インチ (C400本体)、1.3インチ (C400 Pocket部)
最大駆動時間
437分 (約7.2時間) [4K/30fps時、ハンドルバッテリー併用]
バッテリー容量
1250mAh + 3000mAh (合計)
ストレージ
microSDメモリーカード (最大512GB)
Wi-Fi
2.4GHz / 5GHz 対応
接続端子 USB Type-C
防水性能
別途防水ケース使用で30M防水に対応
サイズ / 重量
143.5×38.5×38.5mm / 189g (C400本体)

*SJCAM 様にお借りしてのレビューです。

開梱

パッケージを開封していきます。

同梱品は多数。アタッチメント各種、防水ハウジング、三脚、USB Type-Cケーブル、マニュアル、キャリングケースです。

アタッチメントはGoPro互換のケースがあり、市販の様々なアタッチメントに対応できます。また左下はマグネットケースで、このアタッチメントにはめ込めば磁石が付くところには全て固定可能。右下はクリップ型ですね。
防水ハウジングは30m防水が可能で、一般的なシュノーケリングや簡易なダイビングにも対応できます。

キャリングケースには64GBのmicroSDカードも付属していました。

外観と使い勝手

さて本体側も見ていきます。

デフォルト状態では普通にVlog Camのようですが、画面が90度回転して、横画面での撮影も可能。

上写真の左下は、ポケットカメラ部側から見た視点。こちらにもカメラと画面がある為、自撮りもし易くなっています。

また前述のようにSJCAM C400のウリでもある、ポケットカメラ部がセパレートして着脱できるのがポイント。

ポケットカメラ側にはUSB Type-C端子があり、この端子で本体(コントローラー側)と繋がっています。

ポケットカメラにはmicroSDカードを挿入して使います。

本体側のコントローラー部は左側は電源ボタンとなっています。右側の録画ボタンを押すだけで撮影でき、親指一つで撮影可能。設定等はタッチパネルから行うか、SJCAMアプリからも設定可能。

とにかく気ままに簡単撮影可能

電源ボタン押して電源オンしてもいいですが、画面をくるっと回しても電源が入るギミックがあり、これが撮影する際にとても楽ちん。

さっと取りだして、画面くるっとして撮影開始がとても気持ちが良い。撮りたい時にすぐ撮影できるので、ついいろいろと撮影したくなってしまいます。

また、ポケットカメラ部は取り外して撮影できるのが最大の魅力。

このようにクリップタイプなら様々な場所に取り付け可能。

こんな感じで撮りつけもできるし、バッグのベルトに取り付けても良いでしょう。

マグネット式のアタッチメントにも簡単にはめ込むだけでOK。万が一の事を考えてストラップも付いています。

マグネットなのでくっつきさえすれば、三脚要らずで撮影ができます。


コントローラー側との距離は8m以内である必要があるので、外で使う時はやや注意が必要ですが、完全無線でリモート撮影ができるので、室内と外と分けたりしても面白い。

集合写真や、どこかでタイムラプス撮るなんてとき、こうしてマグネットでくっつけられれば、なにかと楽。
自転車や車に取り付けるのも面白そうです。

※なお車の車載カメラとして使用する際、取り付け場所によっては「外部突起規則」に係ることがあります。
詳細はこちらなどをご参照ください。

実際に使ってみた動画はYouTubeで公開しました。

ただこうして分離させた場合、コントローラー側の画面は実際の映像より僅かにラグがでます。そこは無線接続して映像飛ばしているから致し方ない面もありますね。

アプリの使い勝手

スマホアプリで連動もできます。
アプリをインストールすると、リモート撮影ができたり、各種設定変更も可能です。

アプリはGoogle Play/App Storeで”SJCAM Zone“で検索するとアプリが出てくるので、そちらをインストールすればOK。

アプリは以下のような画面となり、シャッター/撮影ボタンや、撮影解像度、撮影モード、その他細かな手ぶれ補正モードやホワイトバランスなど、細かい設定変更も可能です。

小さい画面の中で設定するよりは、アプリで設定したほうが楽だし確実なので、ある程度気に入った設定になるまではアプリを使う方が良いと思います。

総括

SJCAM C400は、カメラが着脱可能なモジュラー設計と回転式ディスプレイを組み合わせた、使っていて楽しくなるアクションカメラです。

スペック面では、4K/30fps撮影と6軸補正「Steady Motion V1.0」を搭載。特に、本体とハンドルバッテリーを組み合わせた撮影は約7.2時間と十分な撮影時間です。

本体は縦横自由な撮影スタイルで、分離したポケットカメラはマグネットやクリップで好きな場所に固定できるし、水中撮影用の防水ハウジングも付属しています。そのためVlogや集合写真、水中の撮影など、ひとりで撮影する際の自由度が高く、GoPro互換アタッチメントにも対応しているので、これ1台でいろいろやりたくなる衝動に駆られます。

アプリ連携もでき、使い方も画面をくるっと回してすぐ撮影できるなど、初心者でも簡単な操作ができる。

普通に動画撮影もできるし、カメラ外して分離させて無線撮影も可能と、最初から「こんな撮影したい」というのもアリですし、通常の撮影をしていて、「あ、カメラ外して撮影したら楽しそう」と思いつきでいろんな撮影スタイルを試せる汎用性の高さは、誰にとっても楽しいカメラになるはずです。

価格

SJCAM C400は、SJCAM公式ストア、Amazonで発売中です。

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