オーディオブランドのSOUNDPEATSからMakuakeにて発売された完全ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS Opera05」を事前に使うチャンスを頂きましたので、使用感をレビューしてみました。このOpera05はSOUNDPEATSのイヤホンの旗艦モデルです。
主な特徴
SoundPEATS Opera05 はブラックxゴールドの高級感のあるデザインに、ハイレゾ/LDAC対応、2基のBAドライバー+12mmダイナミックドライバーを搭載した迫力あるサウンドが楽しめる完全ワイヤレスイヤホンです。
BAドライバ2基、12mmダイナミックドライバー1基のトータル3基を詰め込んで、不要な音を無くしクリアな音を堪能できるようになっています。
更に最大30dBのANC=アクティブノイズキャンセリングを搭載し、電車や飛行機の中でも音楽だけを楽しめます。
その他専用アプリを使う事で、ANCのオンオフや外音取り込み、イコライザー調整も可能。
連続使用時間としてはイヤホン単体で9時間、ケース併用で33時間使うことができます。
型式 | カナル型 |
ドライバー | BA 2基/12mmダイナミックドライバー |
対応コーデック | AAC,SBC,LDAC |
Bluetooth | 5.3 |
Bluetoothプロトコル | HDP,HFP,A2DP,AVRCP |
ノイズキャンセリング | ANC+ENC |
重さ | 単体 7.2g/ケース58.6g |
充電時間 | 1.5時間 |
防水 | IPX4 |
*SoundPEATS様からお借りしての先行レビューです。
開梱と外観
製品とオプションのキャリングケースです。
同梱品はマニュアル、USB Type-Cケーブル、イヤホンケース、イヤーピースとなっています。
キャリングケースはさすがに専用という事だけあって、ぴったり収まります。カバー側にはUSBケーブル等も収納可能。
マニュアルは図解入りで分かりやすく書かれています。
ケースは約6cmほどと一般的なサイズ。ケース自体は自立しないので、寝かせておくような形になりますね。
ケース背面には充電用USB Type-C端子。ケース自体はワイヤレス充電非対応です。旗艦モデルならワイヤレス充電には対応して欲しかった所。
側面にペアリング用ボタンがあります。
Opera05イヤホンを取りだして見ます。
ただちょっと取り出しにコツが要ります。手で普通に摘まむと取り出しづらいので、手前側を持ち上げるようにすると取り出せます。
イヤホン自体は高級感のあるゴールドが特徴的で、SOUNDPEATSロゴがキラキラとしています。
この部分がタッチセンサーとなっていて、以下のように操作が可能です。この機能自体をアプリで停止することも可能。
音量アップ | 左イヤホンを1回タップ |
音量ダウン | 右イヤホンを1回タップ |
次の曲 | 右イヤホンを1.5秒長押し |
ノイキャンモード切り替え | 左イヤホンを1.5秒長押し |
電話受ける/切る | 着信中に左右どちらかをダブルタップ |
着信拒否 | 着信中に左右どちらか1.5秒長押し |
通話切り替え | 通話中に左右どちらか1.5秒長押し |
音声アシスタント起動 | 左右どちらかトリプルタップ |
装着感
Opera05イヤホンはいわゆるカナル型でしっかりと耳に押し込んで使うタイプとなります。
私はもともと耳が小さめなので最小のイヤーチップを付けましたが、ぐいぐいと押し込んで装着する感じでした。
着けてしまえばぴったりとしていてるので、うっかり触って落ちるという事はありません。ぴったりと装着していると耳が疲れる事もあり、そのあたりは人により善し悪しはあるでしょうけど、逆に言えば音をしっかりと堪能できるという意味もあるので、このあたりは好みでしょうね。
音質
音質はアプリで調整できますが、まずはデフォルトの状態で聴いてみました。
正直、旗艦モデルと言うだけあり、素晴らしくクリア。ボーカルの歌の透明感は凄く、妻もちょっと聴いただけで「すごっ」と呻っていました。
高音がしっかりとしていると感じますが、低音もガツンと強めで、クラシック音楽を聴いたりすると耳の奥から響いてくる感じすらします。
アプリでイコライザー調整が可能なので、少し弱いと感じる中域を改善させることもできるので、音に関しては自分好みに調整ができるのは有り難い。
使っているスマホがPixel 6aでLDAC対応の為、Amazon Music HDで試して聴いてみましたが、クリアさというか音の鮮明さがやや上がっています。LDAC対応スマホがある方は、対応アプリで聴いてみるとより高音質で楽しめます。
アクティブノイズキャンセリングは意外と強力
最大30dBと強力なアクティブノイズキャンセリング=ANCを使ってみました。
昨今、ANCは40dBレベルが多いので、30dBはどうかな?とやや心配しましたが、実はかなり強力でした。
私の家の近くには小学校があり、運動会の練習で太鼓の音が日中響き渡る(オンライン会議にすら音が入ってしまうレベル)のですが、このOpera05のANCをオンにしたところ、全く太鼓の音は聞こえず、近くを走る電車の音も聞こえなくなりました。
また電車や車の中で使ってみましたが、ANC=Onでは外音がほとんど聞こえない。普通に歩いているときにこのOpera05のANCを使ったら危ないレベル。
もちろん外音取り込みもアプリのタッチ一つで切り替えられるので、その点は安心です。
アプリは絶対使った方が良い
アプリがなくても使えますが、SoundPEATSアプリをインストールしておくと、以下のようにノイズキャンセリング、外部音取り込み、イコライザーコントロールできるようになります。
イコライザー(EQ)調整も可能で、プリセットされているものの中から選択も可能ですし、自分なりのカスタマイズもできます。
また「アダプティブイコライザー」機能を使うと、聴覚検査の時のようなピー音を聞こえたらタッチしていくような簡単な検査で、自分にあったEQ調整を診断もしてくれます。これなら「どこをどう調整していいか分からない」というようなユーザーでも最適なEQ調整が可能です。
またイヤホンのタッチ操作自体の誤動作を防ぐ為「タッチキーのワンクリック機能を無効」という設定もあります。
まとめ:価格以上の満足感
SOUNDPEATS Opera05を1週間程度毎日使ってしみましたが、その音質の高さを考えるとMakuakeで10080円という価格はかなり安く感じます。
やや難点を挙げるとすれば着け心地で、私の場合だけかもしれませんが、かなり耳に強く押し込む必要があったため、圧迫感が最初はありました。着けてしまえばあとはぴったりしているので問題無いのですけどね。
それでも、30dBのノイキャン、2つのBA、12mmドライバーを組み合わせた抜群に広がりのあるクリアな音質、LDAC対応、アプリでイコライザー調整して自在に好きな音域に変更可能な点など、2-3万円レベルのイヤホンと同等レベルにあると感じます。予算的に1万円程度で良いイヤホンを探しているならオススメです。