ジョガーやランナーにとって、スポーツイヤホンはもはや必須と言っても良いアイテム。
私は週一しか走らないなんちゃってジョガーですが、その1回でも1時間は走るので音楽無しではモチベーションが違ってくる。
てなわけで、私の場合はSoundPEATSのQY7という製品を使っています。
レビュー記事 :ジョギング用Bluetoothヘッドホン[SoundPEATS QY7]レビュー
QY7は2,500円ぐらいのBluetoothイヤホンなのですが、価格とデザインに良さに惹かれて購入してしまいました。
SONYなどの有名どころのBluetoothイヤホンは高くて買えませんしね。
ただQY7は音はまぁまぁ良いのですが、走っている時にケーブルが体に当たると「ボツボツ」とノイズが入るのがちょっとだけ気になっていました。
と言う事で、もうちょっと良いものは無いのかなと思っていると、SoundPEATSさんから「QY9を試してみない?」と依頼を受けました。
もちろんOK。
サンプル提供をして頂いたので早速レビューです。サンプルとは言っても、いろいろと言いたい事は言っていくつもりでレビューします。
開梱の儀
箱を開けた所。なんとイヤホンなのにケース付き。これは嬉しいですね。付属品を無くさなくていいので助かります。
同梱物一覧。イヤホン本体、マニュアル、イヤーピース大小、クリップ、ケース、イヤーフックがあります。ただのイヤホンのはずですが、相当付属品は多いです。この付属品の多さはQY7でも同様なので私は驚きが少なかったのですが、はじめて買う人はなんだこりゃと思うでしょう。
気になるのは鳥の翼のような形のイヤーフックでしょう。スポーツイヤホンなので耳にピッタリフィットしないと、動いたり走っている時にぽろっと取れてしまう。そこで直接耳に入るイヤーピースの大中小のサイズだけでなく、イヤーフックと呼ばれる部分も交換可能。こちらも大中小とあるので自分の耳に合うものを試していく事になる。初期状態のまま使うと首を振るだけで取れてしまう緩い設定なので、基本的には各自がピッタリと合うイヤーフックを取り付ける必要がある。
ただ、イヤーフックを装着するには、イヤーピースを外す必要があり、一つ一つ試すとなるとちょっと面倒だった。
マニュアルは英語版。 ペアリングのやり方と、操作系だけ分かってしまえばそれほど難しいデバイスでもないので簡単だと思う。ただいろいろと細かく読みたい人にとっては英語である点は覚悟が必要。
QY9の外観と機能
ここからはイヤホンとしての本質的な部分を見ていきます。
まずはイヤホン部ですが、イヤホン部はやや大きめ。ただ重量自体は軽いのでそれほど気になる事は無い。
全ての操作系は右耳用のイヤホン部に集中している。まずボリュームボタンがある。
ちなみにこのボリュームボタンは長押しで次曲/前曲の曲飛ばしとしても利用できる。
その下側にはマルチボタンがある。Lこのマルチボタンは、長押しで電源On/Off、使用中にスマホに着電があった場合はこのボタンを押すと受話できます。ただ相手の声はクリアですが、さすがに耳にマイクがあるので声は雑音に負ける感じがした。実際ランニング中に電話が掛かってきたのですが、こちらの声は届きにくいようで、結局耳から外して話すことに。ペアリング中はスマホ側のマイクはOffにされるのでこれはちょっと逆に面倒。
反対側の左耳には、microUSB端子がある。 充電を開始すると、赤いLEDが点灯する。満充電でブルーになる。
ペアリングは簡単
ペアリング自体は簡単。初回は自動的にペアリングモード(Bluetooth探索モード)になります。2回目移行やうまくBluetooth探索モードにならない場合は、マルチボタンを3秒長押しすると、LEDが赤/青で点滅する。これでBluetooth探索モードとなるので、ペアリングするスマートフォンのBluetooth設定から、デバイスを検索するとすぐに見つかる。あとはQY9を選択してペアリングを完了させるだけ。
ちなみにマニュアルではマルチペアリングが可能だと書いてあるので出来るのだと思う。
低音が効いた良い音は走るときに最適
肝心の音質です。
同社のQY7イヤホンとの比較ですが、「おお。良い音~」と聞いた瞬間言ってしまった。それくらい明確に良い音がします。1,500円の差がはっきりと感じられる。特に低音が強く迫力あるサウンドが聴ける。スポーツ用だけでなく室内や通勤で使ってもいいくらい。もちろんランニング中も充分良い音で聴けて、QY7は「とりあえず聴けるレベルだったんだなぁ」と段違いでがっくりくるくらいだった。音の迫力的にはヘッドホンに近い感じです。
ランニング時って、周りの雑音もあるのでイヤホンにとっては厳しい環境だと思うのですが、低音重視のおかげでノリの良い曲だと雑音を消してくれる感じで気持ち良く響く。スポーツイヤホンとしてはこういう音の出し方で良いんだなと素直に思った。
気になる点も・・・
前述の通話機能のもどかしさは難点。電話が掛かってきた際に電話にでられるのは有り難い機能。ただやはりマイクが耳にあるので、かなりの大声で話さないと相手に伝わらない。この機能はオマケ程度と考えておいたほうがいいでしょう。
あとはきしめんケーブル(平形ケーブル)を使用しているので多少かさばる点。それとこのケーブルのせいかQY7と同様に走っていると「ボツボツ」とノイズが乗ります。但しQY7のようなはっきりとしたノイズではなく、若干気になるなーレベル。ただ良い音で聞けるので、つい「もうちょっとノイズが少なければな-」と思ってしまう贅沢な悩みと言っても良いかも知れない。またウォーキング程度ならケーブルのタッチノイズが気になる事は少ないと思う。
まとめ:この価格でワンランク上が買える
結論から言うと、QY7より早くこちらを買うべきだったと後悔しました。
機能的にはほぼ同等ですが、音質が断然違う。ノイズの乗りも少ないし。
ただ良い音なんてついつい音量上げすぎて、ランニングで町中を走っていると車などの安全への注意力が散漫になってしまう事があったので、音量はほどほどに・・・。価格的にも4000円未満で買えるBluetoothイヤホンではワンランク上で、こればかりは使って聴いて見ないとわからないものですが、本当に音は良いですよ。
ジョガーとは言ってもたいていの人は毎日走れるわけではないので、専用ケースがついているのは収納と持ち運びが楽なのもいい。連続使用時間は5-6時間程度ですから、週一ジョガーの私には時々充電するだけで済むのも助かります。
欲を言えば、カラーリングがブラックのみなのが残念。QY7のようにたくさんのカラーから選択させてくれれば最高ですね。
関連サイト
・Amazon 販売ページ: SoundPEATS製品一覧
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