台湾(台北)旅行記 【前編】~松山空港が便利 &海鮮火鍋食べ放題と持ち帰り北京ダックが美味い

今年もCOMPUTEX台北に行ってきたのですが、合間に普通に観光したり、普通じゃない持ち帰り北京ダック食べたりしてみました。
時間無い中で思いつきも含めてこんな雑な旅は一人じゃないとできないし、楽しいよねって思えた時間が良かった。私の今回の旅は「Be Challenge」がテーマ。

今回は空の旅、台北の風景と町並み、「食」をリポート。

羽田-台北松山空港へはチャイナエアーが凄く良い

台北へのフライトはピーチやジェットスターなどのLCCも飛んでいるのですが、みんな桃園空港行きなんですよね。桃園空港から台北へはタクシーで1時間前後。MRT(鉄道/地下鉄)なら45分ぐらいだけど荷物持って電車乗って、台北駅着いたらまた荷物持って結局ホテルまではタクシーって事を考えると時間は同じぐらい。タクシー代は4000円ぐらい掛かっちゃうのでコストも掛かる。

しかし台北には台北松山空港という台北の街中からタクシーで10分ぐらいのところにもう一つ空港がある。そこにはChina Air(チャイナエアー)が就航してて、LCC+タクシー代を考えたらトントンぐらいの予算で行けます。

China Air(中華航空)はLCCじゃないのでサービスも普通の航空会社レベルです。JAL/ANAも飛んでますが、費用面ではChina Airがぐっと安いです。China Airは台湾の会社なので比較的安心感が高いのも良いところ。紛らわしいことにAir China(中国国際航空)というのもあって、そちらは中国の航空会社です。私の勝手な感覚ですが、台湾系のほうがなんとなく安心できます。AirChinaは中国長期出張時に乗りましたが、当然中国人が多く、機内がうるさかったです。と言いつつ、China Airは初めてでちょっとドキドキ。でもエコノミーの席には予め毛布とイヤホンが置かれているし、足下もLCCよりは5cmぐらい広いイメージ。一応TVとかも付いていて眼鏡置き場もある。これだけでもありがたい。3.5時間ほどのフライとですが機内食もちゃんと出ます。見たとおり味はまずまずですが、この時は早朝だったので朝食が出て、飲み物がおかわりできるだけでもありがたい事。(LCCではこういうの全くないし)これで費用面で段違いなら朝食も座席TVも要らないから安くしてって気持ちになりますが、ほぼ同じ価格だったのでダントツChina Airが良いです。JALとの共同運航便というのもあって日本人の乗客が多く、機内も静かでした。

そんなわけで松山空港に無事到着。ただこの日は雷雨でして、、、なんと落雷による機械の故障で荷物が出てこない(と言っていた)。1時間ぐらい待たされたあげく、係員が荷物を手で運んできてました。そこも要領が悪いというか「しぶしぶやっている」風なところは日本と違う。荷物が滞留していたので日本人同士でどんどんレーン沿いに並べるチームワークで乗り切ったのでした。

タクシーの運ちゃんと景色を楽しむ

移動はもっぱらタクシーとMRTなんですが、海外のタクシーというと「ぼったくり」「遠回り」とかのリスクもありドキドキ。私はGoogle Mapを開いて自車位置確認しつつ、ちゃんとゴールにまっすぐ行っているか確認しながらだったのですが、ここ2年だけの経験からするとまずそういうリスクは無いです。

むしろフレンドリー。現地語を話せないので、スマホの画面と翻訳機、英語で行き先言ったり会話をするのですが、ちょっと日本語できるという人だったり「リーベン(日本人)」と言うと、無言で日本の曲かけてくれたりと親切です。

それでも選曲は松山千春とかでかなり渋く、世代的に素直に喜べない選曲に苦笑しきりな面も(その世代の日本人観光客が多いのかも)。個人的には旅行にきて自分の国の歌聴いて、それが嬉しいのかと言うと違うんですよね。より海外情緒を感じたいからきているわけで、できれば「いまうちで流行ってるのはこれだ-」みたいなのもむしろ聴きたい。でも”おもてなし”という意味ではその心意気は凄く嬉しいです。だからリスクを感じるよりも、歓迎されている事に感謝しきりでした。イボイボのハンドルとかに昭和のプロ感を感じます。またよく話す運ちゃんだと最短ルートながらも観光案内とかもしてくれて、「ここはGreat sopt」だとか、「ここからの眺めがいいよ。PhotoとれPhoto」とか言ってきて面白い。

個人的にはXiaomi Mi9の看板とかが普通にビルに掲げられていたりして、そちらのほうがプチ感動した。日本では絶対見れませんからね。

台北を歩けば非日常

目的地 to 目的地でタクシー使うと海外の雰囲気とかがわからないので、私の場合体力がある限りはひたすら歩きます。Google Mapみて徒歩20分ぐらいなら良いかなとか見通しつけて。台北の町並みは超都心はビル群ですが、ちょっと外れるとこんな雰囲気の良いところばかり。かなりの部分は店の軒下を通れて雨や日差しを避けれるようになっていて、台湾の気候をよく考えて作られています。(台湾は石垣島の横なので雨も多く多湿) どうやって取り付けたんだ?と不思議に思える外壁にべったりと貼り付けられたクーラー室外機、多色でデカい看板などまじで映画の中のような雰囲気が良いです。

まちを歩くと、果物屋、八百屋、魚屋などは生活感が見えて面白い。特に魚屋は水槽に生きたままの状態から捌いてくれる。釣り好きな私からするともはや水族館。ミーバイ(ハタ系の魚:黒と白のしましまっぽいやつ。和名だとヤイトハタかな)とかうつぼとか見ているだけで大興奮。私が台湾住んだらミーバイの煮付けが多くなるだろうなー。以前、石垣とか奄美に旅行した際に自分釣ったのを煮付けで食べましたが絶品でした。私の息子も釣り&お魚大好きなんですが、”台湾の魚屋”写真をみた瞬間に「台湾行きてぇー。石垣行って釣りしてフェリーで台湾行って帰ってくるのもありだね」と興奮してました。確かにそれはリゾートと食の旅としてはかなり楽しそう。

普通は台北で食べないものに挑戦

昨年は初台湾だったので、カウンターパート(打ち合わせた現地の方)のお勧めもあり、ド定番の小籠包や魯肉飯(味付き肉丼)などを食べてました。それはそれでめちゃ美味いのですが、今回の旅では、それら定番を外して食べようと決めてました。

海鮮食べ放題火鍋が安くて美味い

まずは火鍋。火鍋は現地では定番で、私も中国に何度か行った際に大好きな料理なのですが、旅のご飯としてはいまいち浸透してない気がします。で、私は今回一人旅なので「おひとり様」でも食べれる&海鮮火鍋を食べたくて行ってきました。
※店の名前忘れてしまいました・・・たぶんこちらで紹介されている店ですが店名が無い・・・。台北の西門あたりに居るときに思いついて調べて入った店なので、詳しく覚えて無くてすみません。

この店は火鍋食べ放題。肉も海鮮も野菜もドリンクもご飯も全てフリー。500TWD+10%サービス料(1700円ぐらい)。火鍋はスープが選べるんですが、辛いのだけでなくソフトなものもあり。私は海鮮主体で量を食べたかったのであっさり目の出汁にしました。2名とかなら2色鍋にできるらしいです。

食べ放題なので、言葉に不自由がある旅行者にも楽ちん。そこにある好きなものを好きなだけ食べられる自由。ハマグリ系、エビ、ワタリガニ、カラス貝(ムール貝?)とかもあるし、、、

野菜やモツ系もあります。肉は冷蔵庫に入っていて、牛肉、豚肉、ラムなどが部位毎に入ってて、当然これも食べ放題。

私は貝とネギとワタリガニでまったり。火を通すので安心して食べられる。味も美味しい。ちなみにタレもいくつもある中からチョイスして持ってくる。辛いのもあるしポン酢的なマイルドなものもあるし、当然ブレンドしてもいいのでオリジナルなものも作れる。

蟹も食べ放題だから、一人でこんなのを数回やってもOK。だってめちゃんこ美味いもの。最後は火鍋っぽくないけど、ご飯入れて雑炊的にしてみました。これも絶品でしたよ。隣は女性でしたが、一人で私の2倍ぐらい食ってました。女性お一人様でも安心。

ただ難点は、安い+食べ放題なので子連れも多いという点。走り回る&うるさいです。私は一人だったので、ワイヤレスイヤホン付けて、一人の世界に入って堪能してましたが(隣の女性もイヤホンしてたので真似した)、二人旅とかだとせわしない雰囲気だったので、違う火鍋屋の方が良いかも。値段と客層が比例するのはどの場所でも同じですし。

ホテルで持ち帰り北京ダックを腹一杯食べる

翌日の夕飯は狙っていた「北京ダック持ち帰り」。お店で食べることも検討したのですが、高いし、なにせ一人で北京ダック食べれない(きっと)。そこで昨年に士林夜市に行ったときに「北京ダックの持ち帰り店とかあるんだ!」と見つけました。店名は 馥記脆皮烤鴨それが士林まで行かなくても街中にあったので、「これをホテルで一人で食べれたら最高じゃね?腹一杯食べてみたい」という欲求を満たしてみることにしてみた。

店はこんな感じ。1匹は630 TWDで1800円ぐらい。半分340TWDで1000円ぐらい。店員とお互い拙い英語で話しましたが、「おめー一人なら半分にしとけ。悪いこといらないから」みたいなこと言われ、でもダックオンリーの夕飯だし、1羽ぐらいいけるだろうと「いや1匹で。no problemだ」と言い張ってみました。
10分ぐらいでさくっと捌いてくれて、手渡してくれます。温かいうちにと速攻でタクシーでホテルに帰還。

ホテルで広げたところ。ダックの肉と包む皮、ネギ、ニンニク、ソースが綺麗にセットになってます。さすが持ち帰り専門。更に余った骨周りの肉は炒め物(ビニール袋に入っている方)にしてくれています。北京ダックというよりローストダックのようで、パリパリにした皮しか食べない北京ダックと違い、肉もあるていど食べるような感じです。これが台湾流北京ダック。

食味は、、、、「美味ーーーーーーーーい!」。肉肉しいけどしっかり北京ダックの味。炒め物のほうも甘辛い味付けで美味い。こっちだけならご飯と食べたら最高のおかずになる。

だが今回は北京ダック=ローストダックが主役、、、、なんですが、量的に一人では食い切れない(汗)。北京ダックももさすがにこんだけあると飽きるという事が分かりました。皮に包んで食べると腹が膨れるからネギとソースと肉で食べていき、なんとかローストダックは食べきりました。でも炒め物は半分くらいで断念。(翌朝、ホテルのレンジ借りて朝食に皮と食べました)

それでも2000円弱で「もう北京ダックは一生分食べた」というぐらい食べ尽くしたし、満足。でも本来は数人で食べると丁度良いんでしょうね。店員さんの言うとおり半分で正解でしたね。台湾にもし住むことがあれば、月1回ぐらいは家族でコレたべてると思う。

空港で食べた麻婆豆腐が美味い

帰る間際の松山空港で、かなり時間があったので麻婆豆腐定食を食べてみました。空港飯だし、フードコートよりはマシという感じの店だったし、店員が大学生のバイトっぽい雰囲気も相まって、まっっっっったく期待してなかったのですが、これは美味かった。いままで食べた麻婆豆腐の中で一番。かなり辛いんだけど薬味がいろいろ入ってて味に深みがあって、ご飯がススム。辛さを和らげてくれるキクラゲと野菜のスープが絶妙。ガツンと来るような押しの強い味じゃないので、少量で美味しく食べられるのが凄く良い。また松山空港を利用したら必ず食べます。

台北旅行記は後編に続きます~

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