15.6インチでテンキー付きながら薄型軽量「TECLAST F15」実機レビュー! 8GB+256GB SSDで快適動作

15.6インチで薄型軽量Windows10ノートPC「 TECLAST F15」をGearbest様からお借りしたのでレビューします。

TECLAST F15の特徴

F15は15.6インチの大型なノートPC。このサイズだとデカい&重いが一般的ですが、重量1.8kgで余裕で2kg以下。モバイルだって可能です。

しかもテンキー付で、打ちやすさも追求。キーボードバックライトも搭載しています。

CPUはCeleron N4100で中華PCに多いローエンドレベルですが、RAM 8GB、ストレージは256GB SSDと大容量&高速なので体感上のスピードを重視しています。これだけの性能で400ドル前後という価格帯も魅力的です。

同梱物

同梱物は充電器、マニュアルのみ。充電器は日本のコンセント形状と合わないタイプですが、付属の変換器で対処可能。但しこの大きさになってしまうので、毎日持ち歩くというのはやや厳しい。

本体周り

さすがに8GB RAM、256SSDでWin10の起動は10秒ぐらいと速いです。15.6インチフルHDのディスプレイは発色も良く鮮やか。初期セットアップ無しでWin10が立ち上がり、最初は英語版でしたが、ネット接続する必要もなく日本語化できました。ベゼルも細くスタイリッシュです。ただ光沢液晶の為、反射光は大きい。
IPSパネルですが、左右視野角はやや狭め。正面以外でも見えますが暗めに映ります。ディスプレイはこのように180度のフラットな状態まで開く。トップカバーはTECLASTのロゴがあるのみでシンプル。アルミニウム製ボディは剛性感も高く、15.6インチの薄型なのに軋んだりはしません。キーボード。フラットで打鍵感は良いです。ただカーソルキー、テンキー周りは窮屈で誤打しやすい。本体横幅いっぱいまでキーボードを配置しているのでこれ以上は厳しいのも現状。テンキーがあるだけマシです。Delキーがカーソル「←」の左にあるのも慣れないと焦る。タッチパッドがその分めちゃくちゃ大きい。これをもう少し小さくして、カーソルキーだけでも一段下にずらして配置出来たらもっと使いやすかったのに、、、とか思いますが、400ドル前後で売られるPCにそこまで要求するのは酷。

かなり面白いのが側面。イヤホンジャックしかありません。左側には充電用DCジャックのみ。USBポートはどこに行ったかというと、、、背面。ゴムカバーに隠れています。USB 3.0 x2,HDMI、microSDスロットとなっています。薄さ故にサイド面には配置出来なかったのでしょうね。個人的には背面のUSB端子はやや使いづらいので、横にUSB Type-Cx1があれば尚良かったと思う。ゴムカバーもぽろっと取れるだけなので無くしやすいし、カバーなしでもいいデザインの解決策をして欲しかったところ。まぁ無くても実用上は問題無いんですけどね。本体背面。借り物なので保護フィルムは取っていませんが、実際は金属製の渋い非光沢筐体です。上部の四角い部分がM.2 SSDスロット。

蓋を外すと2280サイズの TECLAST製 SSDが入っています。取り替えは簡単なので容量が足りなければ自分で交換することも可能です。

重量

公称は1.8kgですが、実重量は1.85kg。

モバイルノートとして考えるとちょっと重いのですが、15.6インチのPCですからそれを考えると軽いです。

本体も薄く、最厚でも15mm。Galaxy Note9のカバー付と大して変わらないレベル。

ただその薄さ故、USBポートが背面に行っている事を考えると利便性も少なからず犠牲になっている面もあります。USBポート自体それほど使わないのであれば、デメリットにはならないのですけどね。

ベンチマーク

F15実力をベンチマークで試してみました。

まずはCrystalDisk Mark。256GB SSDを搭載しているのですが、結果は以下の通り。シーケンシャルで509.7MB/sとSSDとしてはまずまずな速度です。実際Win10操作上/アプリ起動でモタつくこともなく、起動も10秒程度と高速。

次にドラゴンクエストXベンチ。こちらは「やや重い」という結果。(1280×720での結果)

Celeron N4100なのでゲームとの相性は悪いです。このようなPCで「ゲームもしたい」という方は少ないと思いますし、この結果よりもサクサク動作する8GB RAMと256GB SSDの効果のほうが重要です。

まとめと価格

TECLAST F15は400ドル前後と決して安いわけではありませんが、薄型で15.6インチノートPCとしては1.85kgと軽量、8GB RAMと256GBの高速大容量SSDを搭載しているスペックを考えるとリーズナブルな価格です。

実際、実用面でも充分高速で、PCを安く速く使うツボを心得ています。Office文書作成、ネット見たりといったライトユース目的なら、8GB程度のメモリとHDDではなくSSDにするだけで充分でCPUパワーはそれほど必要ありません。大メーカーなどはより高いモデルへの誘導として、ローエンドでは頑なにHDDを使い遅さを体感させてきますが、F15のようなスペックであれば4万円台でも充分満足できる性能を手に入れる事が可能です。

F15も難点がないわけではなく、若干窮屈なカーソルキー周り、広すぎるタッチパッド、USBポートが背面にあるなど、PCデザインとしてもう一声欲しいところ。ただ価格と全体の出来の良さを考えれば、些末な事かもしれません。

Gearbestでの価格は、409.99ドル=44,689円です。(記事作成時点の価格)

配送も3-9営業日で届くExpedited Shipping(DHL)が無料。

Gearbest販売ページ

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