TicWatch Pro 5 Enduro – 90時間駆動に進化し、Snapdragon W5+Gen1/Wear OS 3.5搭載でアプリ追加で自分好みに仕上げられる最高峰スマートウォッチ

スマートウォッチメーカーのMobvoiから発売された最上位スマートウォッチ「TicWatch Pro 5 Enduro」を使う機会を頂きましたので、レビューしていきます。

「TicWatch Pro 5 Enduro」は、スマートウォッチはGoogleのWear OS 3.5が採用されているTicWatch Pro 5を更に、スタイルと堅牢さを強化したモデルで、米軍MIL-STD-810Hに準拠をしつつサファイアクリスタルガラスを採用している為、より高耐久となっています。

つまり日常使いからガチのアウトドアまでサポートするスマートウォッチです。

バッテリーライフも90時間(スマートモード)と、TicWatch Pro5の80時間から10時間も延長されました。

プロセッサにはSnapdragon W5+Gen1が搭載されていてキビキビと動き、ディスプレイはTicWatchお得意の2重構造となっていて、常時表示できるTN低電力ディスプレイと、有機ELディスプレイを組み合わせ、普段時刻確認だけなら白黒の画面、タッチやボタン操作で有機ELの美しい画面をシームレスに切り換えて使えます。

TicWatch Pro5はユーザビリティに優れた機能が盛り込まれたハイエンドスマートウォッチです。

TicWatch 5 Pro Enduro
ディスプレイ 1.43インチ 466×466
2層 TFT/AMOLEDディスプレイ
バッテリー容量 628mAh
バッテリーライフ 通常使用 : 90時間
GPS あり (GPS、GLONASS、GALILEO、Beidou、QZSS)
防水 5ATM(5気圧防水) & MIL-STD-810H
機能 バイブレーション: あり
ヘルストラック: SpO2(血中酸素),血圧,心拍,歩数,座りすぎ,睡眠
センサー:加速度/ジャイロ/地磁気/高度/気圧
通信:Bluetooth5.2/WiFi(2.4GHz)
サイズ/重さ 50.15 x 48 x 11.95mm
44.7g
その他 ・プロセッサ:Snapdragon® W5+ Gen 1 wearable platform
・NFC決済 : Google Wallet
・ケース素材:  ステンレス鋼、7000シリーズアルミニウム、強化ナイロンとガラス繊維
・Bluetooth通話
・OS: GoogleのWear OS 3.5
・バンド : 24mm

*Mobvoi様よりお借りいたしました。

同梱物チェック

付属品はマニュアル、充電ケーブル、本体ですね。

マニュアルも詳しく書いてあるし困る事はないですね。あとは基本的にスマートウォッチアプリとペアリングまでいけばあとはアプリ側で使っていけば分かりますし。

まずはペアリングする

まずは本スマートウォッチとスマートフォンをペアリングし連動させて使える様にしていきます。

Google Playで”Mobvoi Health“で検索するとアプリが出てくるので、そちらをインストールすればOK。*但しiOSは非対応

あとはスマートウォッチ側とスマホ側で画面に自動で指示がでるので、そのまま進めていけばOK。
途中、スマートウォッチ側のアプリをお勧めしてくれるので、インストールしたいものがあれば選択してあげれば、こちらも自動的にインストールしてくれます。

一般的なスマートウォッチと違い、Androidスマホとのペアリングはほぼ自動的なので、誰でもサクサクとペアリングできます。

使い勝手は非常に軽快

ディスプレイは抜群に綺麗です。
スペックとしては1.43インチのサークル型で、円形としては大きめの画面。
高解像度の有機ELディスプレイ=OLEDディスプレイで当然ながら非常に美しいディスプレイです。

このMobvoiのスマートウォッチの最大の特徴と言えば二重ディスプレイ構造です。
これによりスマートウォッチの弱点である”常時表示しない”という点を克服しています。
動作としては、TN低電力ディスプレイモードで常時表示させ、ボタンを押すとOLEDディスプレイとなります。
そのため、時計の確認は常に可能ですし、更に日付や歩数、心拍といった情報も同時に表示されています。
またジョギングなどでスポーツトラックをしていると、そうしたデータも表示可能。

操作系はとても良く操作自体もとても快適でストレスを感じません。
右側面にはボタンが1つとクラウン回転ボタンという構成。
ボタンは有機ELディスプレイ側にするいわゆる画面オンボタンともう一回押すと”最近使ったアプリ”を表示するショートカットとして機能します。クラウンはダイヤルで選択しタッチで決定。押し込む事でホームに戻るボタンとして機能します。

クラウンはメニューや各種選択時にクルクルっと回して選択できるので、とにかく快適に使える。

背面には充電端子、そしてセンサー類が真ん中にある一般的な配置。バンドはレバーをずらせば簡単に交換できるタイプです。

充電ケーブルはマグネットタイプで、背面にがちっとくっついて充電します。これがかなり強力で、ちょっと手があたったぐらいでは簡単に取れるような磁力ではないのが良いですね。これならベッド脇に置いていても安心です。

LINEなどの通知も可能だしトークの履歴や写真も見れる

もはや現行のスマートウォッチでは当たり前ですが、スマホからのLINE/SNS/SMS等の通知を受け取る事ができます。

Mobvoi Healthアプリでは、通知アプリの選択も可能です。

ただこれだけでは一般的なスマートウォッチと同じです。このTicWatch Pro 5 EnduroはWearOS搭載という事でもっと突っ込んだ事ができます。

LINEをTicWatch Pro 5 Enduroにインストールしておけば、通知ではなくスマホ版LINEと似たような機能として使えます。例えばトークが履歴としてちゃんと見れたり、添付された画像やスタンプすら見ることができます。つまりほぼスマホ版と同じように使えます。

また「OK」「はい」「いいえ」「了解です」といった簡易な返信も可能ですし、更にこうしたデフォルトの返信だけでなく、好きなメッセージも事前設定しておけばワンタッチで返信も可能です。

アプリの追加が可能でより便利に

GoogleのWearOSを搭載している為、前述のLINEのようにその他アプリをインストールして機能追加が可能です。

私はGoogleのKeepを使って家族とメモの共有をしていて、TicWatch Pro 5 EnduroにGoogle Keepをインストールしておくと、Keepに入っているメモをで見ることができます。

例えば、我が家は週末の買い物リストを共有しているのですが、普段は片手にスマホで画面表示させてKeepを見ながら、買い忘れがないようにしており、買い物時に左手はスマホが手放せない。これは結構買い物時に邪魔なんですよね。
しかしTicWatch Pro 5 Enduroがあれば、スマホ要らずで左手でリスト見ながら買えるので買い物がスムーズになります。

GoogleMapもインストールされているので、簡単にスマートウォッチ上で地図の確認ができます。いちいちスマホ要らず。

ナビも可能で、ナビスタートしたらいちいちスマホを見る必要はなく、TicWatch Pro5 Enduroの画面だけを見れば良いのは楽。

日本ではあまりないですが、治安の心配がある海外で、スマホ片手にうろうろしていると窃盗不安があります。
しかし行き先設定だけして、あとはスマートウォッチ画面だけみれば良いというのであれば、かなり安心感高まります。

私は海外では大抵サブスマホをメイン代わりとして使っていますが、リスク回避がTicWatch Pro5 Enduroでできるなら、サブスマホ無しでいけるので、この機能だけでもかなり有り難い。

フィットネストラッカーとして

フィットネストラッカーとしては一般的な心拍/歩数計/睡眠といった基本的なヘルスデータ、SpO2(血中濃度)等がデータ化して可視化されます。
他にもランニングやウォーキング時には、歩数、心拍、速度といったスポーツデータのトラックも可能です。

ウオーキングした際のデータですが、心拍数や速度、更にGPSで地図上のどこを歩いた(走った)のかも綺麗にトレースされています。

電池の持ち

公式スペックでは通常使用で80時間の使用が可能です。
実際に使ってみたところ、3日は持つイメージ。90時間というと3.75日なので、だいたい公称値通りですね。

私のテストでは、通常LINEは10-20通/日、24時間心拍測定しGPSも1時間程度は使っています。その為結構ハード目に使っているとは思いますので、もう少し実際は伸びるかも知れません。

一般的スマートウォッチでは1週間、2週間というものもありますが、二重ディスプレイによる常時表示である点、WearOSにより、Androidアプリとの親和性の高さなどょ考えれば、持ちは良い方だと思います。毎日充電するApple Watchよりは数倍はバッテリーライフは良いですしね。

総括

TicWatch Pro 5 Enduroを2-3週間使わせて頂きました。
Snapdragon W5+Gen1プロセッサの軽快さと美しいディスプレイ等使い勝手の良さが際立ちました。

・1.43インチOLEDディスプレイは美麗且つ輝度も高く見やすい
・2重ディスプレイで、常時表示され、いつでも見やすく使いやすい
・LINEはトークの履歴や写真/スタンプまで見れるのは抜群に使いやすい
・WearOS対応アプリはAndroidスマホとの親和性が抜群でLINE/keep/GoogleMapなどもスマートウォッチ上で見れる
・デジタルクラウンで「タッチ操作」が激減して操作性が抜群にいい。
・見た目のタフさと高級感

WearOS非搭載スマートウォッチはかなり使い込んでいる私ですが、WearOS搭載のTicWatch Pro5 Enduroを一度使うと、他のスマートウォッチとあまりにできる事が多い為、「よく考えられてるわ」と感心しきりです。
キビキビとした動作だけでも凄いですが、二重ディスプレイでの常時表示や、WearOS搭載で追加アプリが使えるし、LINEがトークの履歴や写真などまで確認できるし、GoogleMapやKeep等スマホと同機能に近いレベルがスマートウォッチ側だけで使えるなど、「使い勝手」がとにかく良い。
アプリがインストールできないスマートウォッチは、それでほぼ完結ですが、TicWatch Pro5 Enduroは「あれがしたい」という事を比較的叶えてくれる。つまり自分なりにスマートウォッチが進化するわけで、こうしたスマートウォッチを使うと、もう戻れなくなる快感がありますよ。

価格

TicWatch Pro5 Enduroの価格は49,999円。

楽天はポイント還元があるので、買うなら楽天のほうがお買い得です。

関連リンク

公式サイト : Mobvoi TicWatch Pro 5 Enduro

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