スマートフォンやパソコン関連の周辺機器メーカーとして有名なUGREENから、UGREEN NASync シリーズがクラウドファンディングに登場しました。
このUGREEN NASyncシリーズは既に欧米でKICKSTARTERクラファンがスタートしていましたが、10億円も集めて話題となっていました。
このUGREEN NASyncシリーズは、日本のクラファンでは3製品が投入されており、一番安いNASync DXP2800は超早割で3万円台と非常に魅力的な価格となっています。
NASの魅力とは?
NASはNetword Attached Storageの略で、HDD/SSDをネットワークに繋ぐ事で、外部からでもアクセス出来るようにする機器です。つまり、このNASに家族で写真などを入れておけば、出先からも家族全員で見ることができます。
これはPCのデータも同じで、ExcelファイルなどをいちいちUSBメモリでノートパソコンに移してという必要も、インターネット回線さえあれば無くなります。
また、パソコンのデータバックアップにも使えます。そして絶対に壊れて欲しくないデータはHDD/SSDを複数搭載するとRAIDというシステムを利用する事ができます。HDDやSSDは所詮機械ですので、どちらか1方が壊れたらデータも壊れてしまいます。そこで例えばHDD/SSDを2台搭載してRAID 1と呼ばれる方法でストレージを2台共に同じものを書き込めば、どちらか1つが壊れても1つは生きています。データ保全という意味合いで2台同時に壊れさえしなければ、データ紛失の可能性は極めて少なく出来ます。
このような使い方をすれば、家族の写真、子供やペットの成長記録、パソコンのデータなど「データが無くなったり壊れては困るもの」を家庭内であっても保全できます。パソコンでRAIDを組もうとすると少し知識が必要ですが、こうしたNASはRAIDシステムを選択すれば、あとは自動でやってくれるという手軽さも魅力です。
またクラウドストレージを利用している方も多いと思いますが、容量が大きい場合は、月額料金も高くなり、数年単位で見た場合NASのイニシャルコストを超えていきます。また家族でストレージを共有するなどもクラウドではあまりできませんので、そうした自由度もNASの魅力です。
UGREEN NASync DXP2800
UGREENがクラウドファンディングしているNASyncシリーズは、日本では2ベイのDXP2800,4ベイのDXP4800 Plus、6ベイのDXP6800 Proが投入されています。
その中でも「UGREEN NASync DXP2800」は一番小型で家庭でも使いやすいサイズと価格です。
2ベイ仕様だが大容量
UGREENNASync DXP2800は、2つのSATAベイにそれぞれ最大24TBのHDDが接続可能です。
*HDD/SSDは別途必要
また更にM.2 NVMe SSDがそれぞれ最大8TBまで搭載可能。HDD+SSDで最大64TBもの大容量が搭載できます。
データバックアップ
Basic(単に1台のドライブ)として利用もでき、RAIDは、JBOD/RAID0/RAID1が可能。
データのバックアップという観点で言うと、RAID 1で使う事が基本とはなるでしょう。
SSD/HDDをベイに挿入すれば、アプリでRAID設定が簡単にできます。
各ベイへの取り付けは、レバーでベイを取り外して、HDDはドライバーレスで取り付け可能。
SSDも簡単に取り付けできます。
また保存したデータは暗号化されるので、安心です。
初心者でも簡単
HDD/SSDを搭載した後はネット回線を繋げるだけ。アカウントを作成すれば、あとはスマホ/PC等からアクセスするだけで、ストレージ管理、写真やデータ等のアップロードができ共有できます。
またOneDrive、GoogleDriveからUGREEN NASへの移行も可能。いままでこれらのクラウドを利用していた場合は、自分のNASに簡単に移行できるわけです。
またHDMIポートも搭載している為、TVと接続すれば、4K動画などを保存してTVで再生することも可能です。
性能面
CPUには、第12世代4コアIntel® N100プロセッサーが搭載されています。またRAMは8GBを搭載。
RAMは最大16GBまで拡張可能です。しかもこのRAMはDDR5 4800MHzで、2ベイNASではDDR5を採用した初の製品となっています。
LANポートは2.5GbEで、最大 312.5MB/s の速度でファイルを転送し、シームレスなストリーミングと高
速バックアップが可能です。
まとめと価格
家庭や小規模オフィスなどで、家族間、仕事場やオフィスなどで、写真/動画/データを共有や、消えて欲しくないデータをバックアップしたいという環境に既にクラウド環境を使っているなら、NASはイニシャルコストだけでクラウドストレージのように使えます。
つまりランニングコストの低減にもなり、長い目で見るとNASはオトクです。
2ベイモデルのNASync DXP2800は、そうした使い方にうってつけ。
2つのHDDとM.2 NVMe SSDが2台で、トータル64TBもの大容量を実現するモデル。2ベイNASは既存製品も様々ありますが、DXP2800はNVMe SSDも2機搭載可能という事で、容量とスピードの良いとこ取りが可能ですし、Intel N100+8GB RAMでNASとしては必要充分。
これだけでミドルレンジの性能でありながら、価格は定価が5万5,880円。
ただクラウドファンディングでは30%オフで発売していますので、3万9,116円で買えます。
この価格はエントリーモデル並の価格となり、ハイコスパNASと言えるでしょう。
「UGREEN NASync DXP2800」は、GREENのクラウドファンディングサイトにて購入可能です。