UMi Superのレビューも4回目。一応今回で一区切りです。
前回以前の記事はこちら
第1回レビュー記事: 【第1回】5.5インチフルHDスマホ『UMi Super』実機レビュー! 開梱してみた編
第2回レビュー記事: 【第2回】5.5インチフルHDスマホ『UMi Super』実機レビュー! 外観チェック編
第3回レビュー記事: 【第3回】5.5インチフルHDスマホ『UMi Super』実機レビュー! 基本性能チェック編
今回は、【使ってみてわかった良さ編】と言う事で、使用感重視でいろいろと見ていきます。
シャープ製液晶は発色が綺麗
ネガティブな事を前回レビューで書いてしまいましたが、実は重いという点以外は凄く良いんですよ。まずは液晶画面。中華スマホとしては珍しくシャープ製液晶を採用しているのですが、これが発色が驚くほどイイ。
このデフォルトの壁紙だといまいち分かりませんので風景写真にしてみました。鮮やかですよ~
Galaxy Note5のSuper AMOLED(有機EL)には及びませんが、この液晶をみて「ダメだ」と思う人はほぼいないかと。輝度も高めで、デフォルト60%ぐらいで設定されていたのですが、それを「最大輝度だ」と最初勘違いしたぐらい。
ベゼルが薄い
ここまでのレビューでも画面を何回も写真として出しているので気付かれている方もいるかも知れないのですが、ベゼルが狭額縁です。液晶が綺麗なだけではないという所がまた凄い。中華スマホで2万円という価格ですからね。画面の綺麗さと相まってUMi Superの画面を見たときに「これはいいねぇー」と感じます。
中国のスマホやタブレットは、メーカー側が公開しているCGでは「ベゼルが薄い」ように見えて、実機では太いって事はありがちなのですが、UMi Superは「宣伝に偽りなし」ですよ。左右端ギリギリまで画面があるのでプレミアム感がある。最近でこそUlefone Futureのようにベゼルレスな端末もでてきましたが、ここまで狭額縁なら使用感は変わらない。
視野角もいい!
シャープ製液晶を搭載しているUMi Superの視野角もチェックしてみました。発色も良いので期待できます。
これぐらいの角度でも余裕。
ボタン配置が絶妙に使いやすい
端末を気持ち良く使える事って、スマホにとって大切な事です。このUMi Superは手に持った時に、すっとボタンに手が触れる配置になっており、非常に使いやすい。
左手で持てばアプリボタンに親指が、電源ボタンに人差し指が自然と触れるような配置がいいんですよこれ。右手で持てば親指は電源ボタンとボリュームボタンの中間で持ちやすいし、人差し指がアプリボタンにかかる。
手に馴染む・・・こういうのほんと大切ですよ。電源ボタンがちょっと上過ぎたりするだけでイライラしたりしません?(私だけ?) そういう端末はどうしてもいろいろとパーツ配置で悩んだ上で、そういうボタン配置をしているのだと思いますが、人が使うものはどんなにスペックが良くても「使いづらい」と思ったらダメだと思うのです。 それをなんとかするのがメーカーのデザイン力だと思います。「あと10mm下にすれば使いやすい」と分かっているなら、やって欲しいところ。1万円の端末買っているわけじゃ無いのでね。
UMiが人間工学まで考えた上でデザインしているかは分かりませんが、少なくとも私が手に持っている端末は間違いなく使いやすいのです。そしてUMi Superは経ったの2万円。大メーカーの皆様、良くお考え下さい。
まとめ:欠点もあるが総じて良く出来た端末
ここまで4回に分けてレビューしてきたUMi Super。
まとめると以下のようなポイントでしょう。
良い点
- 5.5インチ シャープ製フルHD液晶は発色も素晴らしく美麗
- 視野角もよくベゼル幅も小さく使いやすい
- AnTuTu47000ぐらいだが、もっさりはしない使い心地
- メタルボディの質感は高く、低価格(2万円)にはまったく見えない
- HarlequinLED珍しくいが視認性もいいしデザイン上うまくまとめている
- 使いやすいボタン配置
難点
- 5.5インチとはいえ195gはずしっと重い
- カメラが残念
とは言え、全体としての満足感は高く、195gの重量はかなり慣れてきました。以前持っていたズルトラは200g越えですしね。UMi Superを見るべき場所はネガティブな面ではなく、価格に対してのデザイン性の高さ。メタルボディで一見iPhoneのような風貌ですが、手に持って見ると全然違うし、HarlequinLEDのような独自のデザイン感は様々なトライをしてみようというUMi の姿勢は私は好きです。
こういう所は日本メーカーに見習って欲しい。「目に分かる形で新しい事にトライし、ユーザーの利便性を高めていますか?」と。UMi Superを使っていて思うのは、中国のメーカーが品質とか質感を改善し始めたらあっという間に抜かれてしまうという点。それは1年も先ではなく、もうすぐそこだという事。彼らはそれをたった2万円の端末でやってしまうのです。もうこんなことは分かっているのでしょうが、中国スマホは数ヶ月スパンで明らかに成長しているので、日本メーカーの未来が怖いです。
それだけUMi SuperはXiaomi端末などと同様に、進化を感じさせる端末でした。
第1回レビュー記事: 【第1回】5.5インチフルHDスマホ『UMi Super』実機レビュー! 開梱してみた編
第2回レビュー記事: 【第2回】5.5インチフルHDスマホ『UMi Super』実機レビュー! 外観チェック編
第3回レビュー記事: 【第3回】5.5インチフルHDスマホ『UMi Super』実機レビュー! 基本性能チェック編
第3回レビュー記事: 【第4回】5.5インチフルHDスマホ『UMi Super』実機レビュー! 使ってみてわかった良さ編
Banggood販売サイトの紹介
このUMi Superは、Banggoodで20,709円という低価格で発売しています。Banggoodさんは今後サイトの日本語対応なども含め、日本の方からの買い物もできる限りサポートしていく予定との事で、こういう対応は嬉しい所ですね。
・Banggood.com 販売サイト : UMI Super 5.5 inch Fingerprint 4GB RAM 32GB ROM
・UMi DIGI公式ページ : UMi Super