Androidタブなのにキックスタンド搭載『VOYO i8 Max』実機ファースト・インプレッション

Surface風のキックスタンドを搭載した10.1インチ Androidタブレット「VOYO i8 Max 」をBanggood様からご提供頂きましたのでレビューしていきます。

VOYO i8 Maxの特徴

VOYO i8 Maxは、10.1インチでWUXGA(1920×1200)解像度のタブレットです。

タブレットなのにキックスタンドがあり、自立するタイプで、このタイプでは当然ながらタイプカバーキーボードも取り付けられます。またスタイラスペンを使えばペン入力も可能と、ユーザー側の使用用途に合わせて利用シーンが変えられるようになっています。(スタイラスペン/キーボードはオプション)

SoC(CPU)にMediaTekのHelio X20 (MTK6797) Deca Coreを搭載しているので、性能的にはミドルレンジでAndroidタブレットとしては充分です。またSIMスロットもあるのでモバイルでデータ通信も可能。

細かい製品紹介に関しては、別途記事にしているので下記ご参照ください。

【キーボード付で215.99ドル】Helio X20搭載の2in1タブレット『VOYO i8 Max』が発売! Surface風キックスタンドを搭載のAndroidタブ

今回は初回ということで、開梱~外観レビューを中心にレビューしてみたいと思います。

主要スペック

開梱

さて開梱です。Banggoodさんの梱包はこれでもかというぐらい完璧。これが段ボールに入ってるのですから万が一段ボールが潰れても中身は守られますね。i8 Maxの外箱。こちらもシンプルながらどんな製品か分かる造りでいいです。中華タブレットやPCは、簡素な外箱が多く何が入っているか機種名すら探さないと分からない事も多く、こうして製品名と写真を前面に出していくスタイルは好きです。(まぁこういう所に金かけないから安いんだぞという面もあるのですが)同梱物は、USB充電器、microUSBケーブル、マニュアル、あとはBanggoodさんが付けてくれた変換コネクタです。変換コネクタ付けてもこの大きさなので、USB充電器は別途用意した方が良いでしょう。
液晶面には保護フィルムが貼ってあるので剥がして使う。その下にも保護フィルムがあるのでそのまま使えるのは助かりますね。

外観と使い勝手

ディスプレイは発色も良くて視野角も広い。10.1インチというサイズはAndroidでは大きめですが、フルHD解像度もあり高精細です。

但しOGSディスプレイではなくよく見ると段差がある。ただi8 Maxはキックスタンド搭載のタブレットなので、立たせて使うことになるため段差が気になるような確度ではあまりない。

下部にはキーボードドッキング用の接続口があるだけ。左側面は何も無し。上部にはmicroUSBとイヤホンジャック。右側には電源ボタン/ボリュームボタンがある。ボタンはやや遊びがあり若干ガタつく点はやや安っぽい。背面のキックスタンド部。

Lenovo ideapad MIIX 700のような独特なヒンジで無段階調節が可能。
キックスタンドは開きやすいようにサイドに突起が出ている。キックスタンドを開くとステレオスピーカーがある。

キーボード

オプション(別売り)のキーボードとドッキングさせて使ってみました。価格も2000円ぐらいなのでとても買いやすいキーボードです。

こういうキックスタンドとドッキングさせるタイプのキーボードとしては非常に珍しいシート状のもの。ぺらぺらですが、キー自体はクリック感があります。最近あんまり見ないですが、カード型の薄型電卓のような押し心地だと思って頂ければと。ただノートPCと同様な快適なキー入力というわけにはいかないので、あくまでカバー兼補助的な入力デバイスと思っていた方が良い。キーボード自体はmicroUSBで充電するタイプで、本体からの給電はありません。

キーボードは電源On/Offがあり、一端OnにしてBluetoothで接続するタイプ。電源は本体から取っているのだから、キーボード通信もハード的に繋いでくれればいいのに・・・。ただ一端ペアリングすれば、次回以降は電源を入れるだけで勝手に繋がるので、意識する点はそこだけでいいので不満が出るほどではありません。

また多少気になる点として、そのままDeleteキーを押すと画面Offになってしまいます。DeleteキーがデフォルトでFn+Deleteじゃないと押せないのでこれはちょっと違和感があります。

またキーボードをディスプレイ側にパタンとくっつけるとSurfaceなんかは普通にスタンバイになりますが、i8 MaxはディスプレイOffにもならず点いたまま。

もう一つ。キーボード自体は通常若干チルトした状態になっていますが、、、、キー入力をした際に床面につくような仕様なんですね。そのため入力する度にパタパタとキーボードがばたつくことになり、ここも快適な入力環境とは言えない理由。
そのため、前述のように「あくまでカバー兼入力補助的デバイス」レベルなので期待しすぎるとがっかりします。ただ、i8 MaxとBluetoothキーボードを持ち歩くぐらいならこちらのほうが断然使いやすく、打鍵が多くない使い方ならこのカバーはあれば絶対に助かるはずです。

実重量

実重量の計測です。581gと10.1インチのタブレットとしては普通レベル。

キックスタンドという特殊な機構がある事を考えれば軽い方で、キーボードと合わせても750gほどと軽量です。これぐらいなら毎日カバンに入れて持ち歩いても全く負担にならない重さですね。

開梱レビューまとめ

今回はレビュー前編として、開梱して外観周りと重さなどを見てきました。

Androidタブレットとしては非常に珍しいキックスタンド搭載タイプで、10.1インチフルHD解像度液晶は発色もよく綺麗。オプションのキーボードと合わせても750gという重量で、この重さなら持ち歩きたいと思わせるものがあります。

反面、別売りのキーボードは期待しすぎてはいけません。シート状である点、Deleteキーの動作など、普通のキーボードではないので、ある程度割り切りと慣れが必要です。それでもやはり純正キーボードは良いことづくしで、20ドルちょっとと安いカバー兼簡易キーボードとして考えれば充分な機能性です。

レビューは後編では日本語化やHelio X20の実力をベンチマークで試してみたりしてみます。

VOYO i8 Maxの価格

記事作成時点の価格ですが、Banggoodでは219.99ドルでセール中です。

・Banggood販売ページ : VOYO I8 Max Deca Core 4G RAM 64G Android 7.1 OS 10.1 Inch

送料は基本無料で、日本向けには「Japan Direct Mail (3-9営業日配送)」が用意されています。EMSも0.64ドルで可能ですが、配送日数が7-15営業日なので、EMSを積極的に選ぶ理由がありませんね。

Banggoodでの購入方法などは、下記記事に取り纏めていますので、参考にしてください。

・Banggoodでの買い物の仕方 : Banggoodで買って輸入してみよう~買った商品が届くまで

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