Snapdragon860を到着していながら4万円台というハイコスパでバカ売れ中タブレット「Xiaomi Pad 5」を自腹購入してみました。
Xiaomi Pad 5の主な特徴
Mi Pad4は2018年6月に発売された後、Xiaomiはタブレット市場にもう戻らないのでは無いかというぐらいタブレットの噂は皆無でしたが、3年を経てようやくタブレット市場に戻ってきました。しかも3兄弟(3製品)をひっさげて帰ってきました。このシリーズより「Mi」が無くなり「Xiaomi Pad 5」となっています。
ディスプレイ
ディスプレイは11.0インチで、解像度はWQHD+ 2560×1600の2.5Kと高精細。
しかもリフレッシュレート 120Hzと、一般的なタブレット/スマートフォンの2倍。ゲームのタッチ感度に影響するタッチサンプリングレート も120Hzと比較的高めです。
CPU/メモリ/ストレージ
SoC(CPU)はSnapdragon 860でクロックは最大 2.96GHz 。
スマートフォンでは一世代前ですが、AnTuTuベンチマーク(v9)では58万点前後を叩き出しますので、まだまだミドルハイからハイエンドクラスの実力があります。
メモリはLPDDR4X 6GBと高速で、ストレージも128GB/256GBの2タイプあり、UFS3.1とこちらも高速。
但しmicroSDには非対応。
バッテリーと急速充電
バッテリーは8,720mAhと、10インチクラスとしては大きめ。
また急速充電は33WのPD充電が可能と、スマホのように40W/50W/60Wという大電力ではないのですが、Androidタブレットとしては大電力充電が可能です。
クアッドスピーカー
クアッドスピーカーを搭載しているので、縦画面でも横持ちでも迫力があって広がりのある音を楽しめます。
軽量&スリム
重量は511gで、11インチながらも10インチ程度のタブレットの重さになっています。
それよりも薄さのほうが凄く6.85mmです。iPad Proが6.4mmなので゜ほぼ同じです。
ハイエンドスマホでも7mm程度の厚みは多いので、6.85mmは相当薄く感じるはず。
オプションでキーボードとドッキング
専用ドッキングキーボードも発売されるので、PCライクに使用可能。
ハードキーボードとなっていて、カラーも本体に合わせて3色発売されます。
Xiaomiも日本に進出しているので、日本語キーボードが発売されたら私は即買いするでしょう。
スタイラスペンもサポート
こちらもオプションですが、スタイラスペンも使えます。
マイナス面
但し3.5mmイヤホンジャックはなく、USB Type-C端子経由(変換ケーブルが添付)で使うことになります。ゲームをする際にはBluetoothイヤホンでは遅延があるのでこちらは改善して欲しかった所です。
主要スペック
製品名 | Xiaomi Pad 5 |
---|---|
ディスプレイ | 11.0インチ WQHD+ 2560×1600 リフレッシュレート 120Hz タッチサンプリングレート 120Hz |
CPU | Qualcomm Snapdragon 860 オクタコア2.96GHz |
メモリ | LPDDR4X 6GB |
ストレージ容量 | 128GB/256GB UFS3.1 |
OS | MIUI 12.5 (Android 11) |
カメラ | フロント: 8MP バック : 13MP |
ネットワーク | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth V5.0 |
インターフェース | USB Type-C |
バッテリー | 8,720mAh / PD 33W急速充電 |
サイズ | 254.69mm(L)×166.25mm(W)×6.85mm(H) |
重量 | 511g |
その他 | 4スピーカー イヤホンジャックなし (USB Type-C変換ケーブル付属) |
同梱品
さっそく開梱していきます。
同梱物はマニュアルとUSB Type-Cケーブル、充電器。
中国で発売されているグローバル版の為、充電器は日本と形状があわないので使えません。Banggoodでは変換コネクタを同梱してくれていますが、着けるとデカイくなってしまい使い勝手が悪いです。
10V-2.25A=22.5Wまでの充電器ですが、Xiaomi Pad5自体は33W充電対応なので、USB PD 30Wから40W、それかそれ以上のものがあれば急速充電できるので、別途用意した方が良いでしょう。もちろん5V-2Aの一般的な充電器でも充電は可能。
マニュアルは日本語無し。あまり読み込む人もいないと思いますし弊害は無いと思いますが、日本語版のマニュアルが絶対欲しいという方は日本発売版を買いましょう。
ディスプレイ
ディスプレイは11.0インチ WQHD+ 2560×1600と高解像度。AMOLEDディスプレイではなくIPSですが、充分以上に美しいです。
リフレッシュレートも120Hzと高く、ブラウザスクロールでもカクツキ無し。
誰にとっても恐らくは満足出来る美しさだと思います。
その他外観
縦持ちにした際の下部側面には2個のスピーカーとUSB Type-C端子があります。
サイドもiPadライクでフラットxメタルで高級感ありますね。
左側にはオプションのキーボードドッキング用POGOピン。
右側はボリュームボタンがあり、上部に電源ボタン、スピーカーx2があります。
背面には13MPのカメラがあります。購入したのはホワイトですがマットカラーな点も高級感を醸し出して良い色です。
このバックパネルは光りの加減でこのように艶めかしく色合いを変えます。指紋も目立たないのでカバーなしでも美しさを保ったまま使えます。
ただ3.5mmイヤホンジャックはないので、有線でイヤホンを繋げる場合は別途変換ケーブルかワイヤレスイヤホンが必要になる点はマイナスですね。
日本語対応と標準アプリ
セットアップから日本語も選択可能なので、あとから日本語化する必要はありません。
またGoogle Play(Playストア)含め、最小限のものしかインストールされていません。Netflix等が要らなければ削除も可能です。
ベンチマーク結果
搭載されているSnapdragon860 8コア 2.96 GHz CPUの実力ベンチマークで試してみました。
以下AnTuTu Ver9のスコアです。
約58万点とAndroidタブレットとしては余裕でハイエンド。スマートフォンとしてはミドルハイかハイクラスの低い方ぐらいのスコア。当然ながら動画/ネット閲覧は余裕ですし、ゲームもサクサクです。
ウマ娘プリティーダービーは快適に動作しました。
スナドラ860はスマートフォンではSnapdragon 8 Gen1や888が出ている現状からすればハイエンドするには若干古い面もありますが、タブレットで激重いゲームを主に考えていないなら、数年は余裕で使える性能だと思います。
比較的軽量で電子書籍リーダーや動画視聴が最高
Xiaomi Pad5は11インチで511gという重量で、iPad 10.2 LTEモデルの493gと比較するとスペックではやや重いです。ただ両手持ちが前提なので、基本的には軽いと感じるレベルにあります。
その為重さが快適性を奪ってしまうブラウジングや電子書籍リーダーとしても最高です。
Xiaomi Pad5の11インチディスプレイは本当に明るく美しく、AMOLEDディスプレイではないかと疑うレベル。
電子書籍リーダーとして細かい文字も読みやすく、読書は捗ります。
いまXiaomi Pad5は車に常備するタブレットになっていて、長距離移動の際は妻か娘が動画視聴専用機として楽しんでいます。
WideVineL1でアマプラ/ネトフリで高画質試聴可能
中華タブの大半は著作権レベルであるWideVineがL3の為、アマゾンプライムビデオやNetflixにおいて画質がSD(標準)画質になってしまうものですが、Xiaomi Pad5はNetflixでみるとちゃんとL1になっています。
アマゾンプライムビデオでもHD画質になっているのが分かります。
急速充電は有り難いぞ
Xiaomi Pad5は33Wの急速充電に対応しています。我が家では前述のように車で使うことが多いので、USB PD 45W充電器を車に付けて、それで充電しています。
タブレットは基本的にバッテリー容量がデカく、Xiaomi Pad5も8720mAhもの大容量バッテリーとなっています。
過去の中華タブでは大抵が5V-2Aの10W充電だったため、満充電まではのろのろでしたが、Xiaomi Pad5は15%ぐらいから概ね1時間強で満充電できました。
まとめ
Xiaomi Pad5はXiaomiが満を持して発売してきただけに、ほぼ不満がないタブレットに仕上がっています。
個人的には3.5mmイヤホンジャックさえあれば完璧ですね。
11インチWQHD+ 2560×1600解像度ディスプレイは抜群に美しいし、Widevine L1対応で高画質動画は見れるし、4スピーカーで迫力のある映像を楽しめる。フラットxメタルな外観は精悍で、バックパネルは美しく仕上がっていて物欲も満たす。
性能はSnapdragon860で充分高速、33Wの急速充電にも対応しているので、すぐに充電容量を復活させたい場合でもイライラしない。
中華タブは2万円前後のUNISOC T618搭載の製品が人気で、それでも充分ですが、数年先まで快適で物欲を満たし続けてくるタブレットとしてはXiaomi Pad5は数段上の存在です。
ただ、LenovoのXiaoxin Pad Pro 2021の存在はやや気になります。
Xiaoxin Pad Pro 2021はSnapdragon870でワンランク上、11.5インチ 2560×1600 AMOLEDディスプレイです。
指紋認証も搭載され、購入価格差はセールやクーポンなどであれば10-20ドル差です。2000円ほどでSnapdragon870機が手に入るならアリと思う方もいるはずで、ここは悩みどころだと思います。
このXiaomi Pad5はストレージ128GB版と256GB版がありますが、microSD非対応の為、容量に余裕が欲しい方は256GB版がオススメです。
価格は国内版は6GB+128GB版が43,780円、6GB+256GB版は54,780円となっています。
ただBanggoodではセールやクーポンを利用すれば、約4.5万円ほどで256GB版が手に入りますので、1万円近く安く買えるのでオススメです。
6GB+256GB
379.99ドルクーポンコード : BGJP2021T2
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