プロジェクターやノートPCを発売しているXIDUの「XIDU Philbeam S1 プロジェクター」を使ってみたのでレビューしていきます。
XIDU Philbeam S1プロジェクター
XIDU Philbeam S1プロジェクターは550ANSIルーメンと明るく、40インチから最大300インチまで対応するホームシアタープロジェクターです。550ANSIルーメンは抜群に明るく、昼でもカーテン閉めずにプロジェクターを楽しめるレベルです。
解像度は1080P画質=フルHD(1920×1080)まで対応。HDR10にも対応しています。
価格がクーポンなどを使えば2万円前半で、この価格帯で550ANSIルーメンというのはかなりスペック上位。
AndroidOSは搭載していませんが、スマホのミラーリング、WiFi5(5GHz帯)もサポートしているので遅延無く動画再生が可能です。
入力端子はUSBx2,HDMI x1,AVポート。
Bluetoothにも対応しているので、外部スピーカーを繋ぐことができます。
*XIDU様からお借りしてのレビューです。
開梱と外観
同梱物は電源ケーブル、リモコン、マニュアル、HDMI及びAVケーブルとなっています。
電源ケーブルは3つ又タイプなので、コンセントが2つタイプのものには変換コネクタが必要。ケーブル自体は一般的な電源ケーブルなので、長い目で見たら変換コネクタよりケーブルを別途買っても良いかも。ただXIDUさんが最初から2つタイプの電源ケーブルを用意してくれるのが一番良いのですけどね。
マニュアルも図解かつカラーで丁寧に説明がされているので、ホームシアターやプロジェクターを初めて使うという方にも親切。
前面にはXIDUのロゴ。
本体上部には、電源/設定等のコンソールがあります。しかし直感的に操作が厳しい配置なので、基本的にはリモコン操作となるでしょう。
側面にフォーカス調整ダイアル。
背面に入力端子があり、USB x2,AV、HDMI x1となっています。一般的なプロジェクターとしては、USB2個よりHDMI2個のほうが有り難いと思います。ただHDMIにはFireTV StickやPC、スマホはWiFi接続によるミラーリングと考えれば、それほど困らない。
背面。角度調整の足はなく三脚穴だけです。室内で移動させつつ使うなら三脚が必要ですね。
さすがに550ANSIルーメンは抜群
550ANSIルーメンを信じて周りが明るいところで試してみました。
普通に昼間でこの明るさでも、XIDU S1プロジェクターの視認性は抜群です。
PCと接続してみましたが、カーテンを開けて明るくてもパワーポイントの画像はしっかりくっきり見えますし、環境が整うならビジネスユースでも使えると思います。
Webサイトの内容も明るく鮮明な為、文字も読みやすい。
WiFi接続でミラーリングが楽
WiFi接続はとても楽で、ホームから「ミラキャスト」を選んでミラーリング(WiFi Direct)させると簡単に繋がる。 プロジェクターとスマホが同一WiFi環境にあれぱOK。
ミラリング後はアプリを起動すればスマホ側と同じ画面を映し出すので、スマホゲームなんかも簡単に大画面でプレイできます。
ウマ娘で遊んでいる限り、遅延がある感じは無かったですね。
ただ可能であれば、AndroidOSが搭載されていれば、いちいちミラーリングせずとも、ネットフリックスとかアマゾンプライムビデオとかは簡単に見れますしね。ただ同等の使いかたをするには、HDMI端子にAmazon FireTV Stickを繋げる手もあります。
手持ちのFireTV Stick 4Kを繋いでみましたが、挿すだけで簡単。
FireTV Stickに別途USB電源が必要となりますが、据え置きならそれほど問題にならないし、プロジェクター側のUSB端子に挿してもOKです。
FireTV Stick化してしまえば、YouTubeもNetflixもアマプラもFireTV Stick側のリモコン一つで操れるので、動画を見るソースがかなり増えるので便利です。
スピーカーがあるので音もしっかりと出ます。ただあまり迫力あるものとは言えず、映画等で迫力ある音楽/音を堪能したければ、Bluetoothの接続スピーカーを使うのをオススメします。
その他、ソースの切り替え、カラー調整、キーストーン(台形補正)の調整等はOSDメニューから実施します。
とても簡単。
ファン音
プロジェクターの評価の一つとして静穏さがあり、家庭内で使うとなると気になる所です。
XIDU S1プロジェクターはというと、そこそこ音はします。
プロジェクターの後ろにいるとぶぉーーっという感じで音はしていて気になりますが、動画を見ていたり、音が出ている分には気になりづらい。それでもファン音がしているという認識はあるので、もう少し静かだと良かったと思う。
総括
XIDU Philbeam S1プロジェクターはAmazonでは25,999円という価格で更にクーポンを使うと2万円前半です。
この価格で、550ANSIルーメンと抜群に映像が明るいというのが最大のウリであり、この明るさを最優先で求めるならXIDU S1プロジェクターはかなり有力な選択肢になるはずです。
この昼間でも明るく見えるというのは、プロジェクターとしてとても重要で、例えばビジネスの場ならプレゼンがうまくいくとか、子供がプロジェクターで動画を見るなら昼間だろうし、そうしたシーンを選ばない良さは確実にあります。
マイナス面では、AndroidOS搭載プロジェクターが多々ある中、非搭載はややマイナス。ただこれもFireTV Stick等を使えば解決はします。またスマホのミラーリングをする方法もありますし。
スピーカーは映画/動画視聴用としてはやや物足りない。但しこれもBluetoothスピーカーを繋ぐ事で解決します。
XIDU S1プロジェクター単体でソリューションにはならないものの、解決策があるので、FireTV Stickもセールで買えば2000円台ですし、それほど大きな追加要素にはならないはずです。
そう考えると、XIDU Philbeam S1プロジェクターは550ANSIルーメンの明るさを最大の武器として、あとは自分でスピーカーとかなんとかすれば結構盤石なのでは無いかと思います。
価格
XIDU Philbeam S1プロジェクターははAmazonの公式ストアにて定価25,999円、更に2000円 OFFで23,999円で発売中です。
関連リンク
メーカー公式サイト : XIDU PhilBeam S1