SONYのフラッグシップスマホ「Xperia XZ Premium」がMWC2017にて発表されました。
XPERIAハイエンドとしては、XPERIA Z5 Premium以来の5.5インチ回帰で、4K解像度ディスプレイを搭載。HDR10もサポートし、より鮮明度が高い画質を楽しめる。SoC(CPU)はSnapdragon835と最新且つ最高スペック。RAMは4GBで多すぎずといった感じで抑えめ。カメラは1,900万画素に若干ダウン(XZは2,300万画素)。それでも実用性をみればあまり変わらないでしょう。
ここからは私の感想。
相変わらず、デザインは代わり映えせず、良い意味でマイナーチェンジモデルと言った感じです。IP68防水などは継続している点は嬉しいですが、驚きが少なく、サイズ以外の外観上何が前モデルと違うのかはっきりしないところは、もうちょっと他メーカーに刺激を受けて欲しいし、もう少し尖ったデザイン/性能/提案をしていかないと生き残れない気がしてます。カメラや画質が売りならデュアルレンズカメラにも積極的になるべきだと思いますし。Appleや中国の新興メーカーですらデュアルレンズカメラに積極的にトライしているというのに。これでSamsungがデュアルレンズカメラを搭載したら、SONYは2周遅れぐらいになってしまう気がする。
SONY好きとしては新機種を見る度に不安になります。4KやHDR10など普通のユーザーは多分使いこなせない気がしますし、多くのユーザーが求めているものかと言うと違う気がする。「4KとHDR10で何が劇的に変わるの?」という提案もあまりないし「凄いスペックのもの載せてます。あとは好きに使ってみて」と突き放されている感が強い。
こんな状況でも日本人はなんとなくかっこいいという事でもXPERIAを買ってくれますが、合理的な海外のユーザーには具体的に「XPERIAはなにが良いか」を提案していかないと販売は厳しいのかなと。その「提案」を新機種が発表される度に期待しているのですが、なかなか期待通りにはならないですね。
と、新機種なのに結構厳しい意見を書いてしまいましたが、なによりやっとSONYが5.5インチのサイズに戻ってきただけでも嬉しい私。重量が195gと5.5インチとしては重量級なのがやや気になります。これはちょっと重すぎる気がします。
主要スペック
- CPU :Snapdragon 835 オクタコア up to 2.45GHz
- RAM+ROM: 4GB+64GB UFSメモリ
- ディスプレイ : 5.5インチ 4K解像度(3840×2160) Corning Gorilla Glass 5
- OS: Android 7.1
- バッテリー : 3230mAh
- カメラ: リア 1900万画素 x2 / フロント 1300万画素
- SIMサイズ: nano SIM (Single/Dual)
- microSD: 256GB
- USB : USB Type-C interface
- WiFi /Bluetooth :802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth 4.x
- サイズ/重量: 156 x 77 x 7.9 mm / 195g
- ネットワーク: 未発表
- その他 : IP68防水防塵 / 指紋認証センサー
Photo Shot
関連リンク
・SONY UK公式ページ : XPERIA XZ Premium